学研式勉強法 | 中学受験 算数 対策

中学受験 算数 勉強方法

算数の力は、「作業力」「発見力」にあります。テストの点を上げることにとらわれた先取り勉強で覚えてはこれらは育ちません。「試しに書き出す」作業力と「規則や法則に気がつく」発見力を育てる学習をしましょう。
問題に出会った時に「まず大人の顔を見る子供」ではなく「まず手を動かす子供」に育てることが大切です。

*3年生* 正しい勉強法の土台を固める時期
(1) 考えることは楽しいと感じさせる。
(2) せっかくやるなら、筆算は大きく書いて消さない。
(3) 試しに図を書いてみる。

算数は「積み上げていく」ことが大切な科目です。だからといってこの時期から、勉強を強要すると、子供は勉強嫌いになってしまいます。3年生のうちは、理解度に合った楽しい授業を進めることが大事です。算数を実際の生活と関連付けるために、例えばお買い物やパズルなどを利用して、子供が興味を持つ授業が必要です。
☆メモ☆
親や講師は強要をせずに、子供と一緒に遊び、できたことをほめて育てる。

*4年生* 計算力をつけ、単位や数の大きさに対する感覚を磨く時期
(1) 短時間でも机に向う習慣をつける。
(2) 計算は特に逆算と小数を重点的に。
(3) 試しに式をつくってみる。

算数の基礎固めでは、まず計算力をつけることが最も大切です。この学年では1日10分から15分くらい(連続でなくても構わない)毎日継続して計算練習をして、計算を正確にすることが目標です。さらに間違えたときに、どこをどのように間違えたのかを子供が自分で発見できるように誘導することも大切です。

多くの子供は、単位や数の大きさに無頓着です。だから日常生活の中で単位や数の大きさに対する感覚を教えていかなければなりません。例えば速さなら、歩くときと自動車を比べたり、牛乳1本の量や卵1個の重さなども、実際に手に持たせて感じさるのもいいでしょう。

また文章題などで解けない問題でも、やはり解答ではなく解法の手がかりを与え、子供自ら解法を発見できるように誘導することが、潜在能力を引き出すことになります。その際に図を書く、式を作ってみるということが有効です。
☆メモ☆
1日10分でも机に向かい、計算練習を習慣にしよう。

*5年生* 式のみでは分かりにくい数値を図にする能力を身につける
(1) 整数・小数・分数を使いこなす。
(2) 線分図・面積図・表は自力で書けるように。
(3) 量の比べ方の基本を理解する。

この学年では整数・小数・分数を含めた四則混合の安定した計算力が求められるようになります。4年生以上に計算練習が必要になりますので、1日30分程度の計算練習の習慣をつけましょう。

さらに「速さ」と「割合」という最重要分野を学習します。ここではいかに問題文を図や式に変換することができるかという点が非常に大切です。これまでの学年で図を書く習慣ができていれば飲み込みやすいでしょう。しかし割合の中でも「食塩水の濃度」は応用で分かりにくい部分ですので、子供が納得するまでじっくりと見てあげることも必要です。小学校の算数は基本的に方程式がありません。そのかわりとなる特殊算(つるかめ算・流水算・植木算・通過算etc)は確実に身につけましょう。
☆メモ☆
まずは分数を使いこなし、図をつくれるように。

*6年生* 解法をマスターし、夏休み前に苦手分野の克服を。
(1) テスト・模試の結果を参考にして弱点の克服
(2) 分野・項目の関連性を理解して解法の幅を広げる。
(3) 正解でも解説を読み、別の解法を学ぶ

6年生になると「ニュートン算」「立体図形の切断」など、難度の高い問題を次々と学習します。また5年生で勉強した割合や速さも、様々な分野と融合して解くためのプロセスが複雑になります。

このように問題の難易度が上がったときに大きな役割を果たすのが、「比」です。これを利用することで、計算が大幅に減ったり、逆比の関係に注目することでスッキリと解決できるものです。そのために「比例式・比例配分・連比」等から復習していきましょう。

秋以降は、志望校の過去問題にチャレンジし、出題傾向をつかみます。実際の入試では時間配分が合否を分けるポイントになります。時間を決めて数年分を繰り返し、問題に慣れて時間配分のペースをつかみましょう。
☆メモ☆
「今一番必要なものは何か」を適確にとらえることが合格への第一歩です。

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