「共通テストの数学、どう対策すればいいんだろう…」 「模試で時間が足りなくて、いつも点数が伸び悩んでいる」 「数学で9割以上取って、志望校合格を確実にしたい!」
大学入学共通テストを控えた受験生の多くが、数学の対策に頭を悩ませています。範囲が広く、独特な出題形式に戸惑い、思うように点数が取れないと感じている方も少なくないでしょう。
しかし、正しい勉強法と戦略さえ知っていれば、共通テストの数学で9割以上の高得点を狙うことは十分に可能です。
この記事では、共通テスト数学で伸び悩むあなたが9割、そして満点を目指すための具体的な対策を、徹底的に解説します。時期別の勉強法から、レベルに合わせたおすすめ参考書ルート、さらには本番で役立つ実践テクニックまで、網羅的にご紹介します。
この記事を読んで、非効率な勉強法から脱却し、自信を持って本番に臨みましょう。
共通テスト数学の特徴と目標点

まず、敵を知ることから始めましょう。共通テスト数学は、かつてのセンター試験と比べてどのような特徴があり、どれくらいの点数を目指すべきなのでしょうか。
センター試験との違いと出題傾向
共通テスト数学の最大の特徴は、単なる計算力や知識だけでなく、思考力・判断力・表現力が重視される点にあります。
センター試験からの主な変更点は以下の通りです。
これらの傾向から、公式を丸暗記するだけでは通用せず、なぜその公式が成り立つのかという本質的な理解が不可欠になっていると言えます。
共通テスト数学の対策を進める前に、まずは試験全体の仕組みやセンター試験との違いを押さえておくと、出題意図を理解しやすくなります。共通テスト全体の概要を確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
科目別の配点・試験時間・平均点
共通テスト数学の基本的な情報を確認しておきましょう。
| 科目 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 数学I・A | 100点 | 70分 |
| 数学II・B・C | 100点 | 70分 |
平均点は年によって変動しますが、おおむね50点~60点台で推移しています。これは、多くの受験生が時間内に全ての問題を解ききれなかったり、思考力を問う問題に苦戦したりしていることを示しています。 (参考:独立行政法人大学入試センター「令和6年度共通テスト試験問題評価委員会報告書」)
9割・満点を取るための目標点設定
平均点が50点台であることを考えると、9割(90点)以上を取ることは、他の受験生に大きく差をつけることにつながります。
9割・満点を達成するためには、以下の3つの力が必要です。
- 基礎知識の盤石化: 教科書レベルの定義・公式・定理を完璧に使いこなせる。
- 処理能力の高さ: 標準的な問題を素早く、かつ正確に解ききる計算力とスピード。
- 応用・読解力: 初見の問題や長い問題文でも、意図を読み取り、自分の知識を応用して解法を導き出せる。
目標点を設定したら、その点数を取るために「各大問で何分使い、何点取るのか」という具体的な計画を立てることが、効率的な数学 勉強法の第一歩です。
「9割を目指す」といっても、その得点率が全体の中でどの位置にあたるのかを把握しておくことも大切です。共通テストの得点率やボーダーとの関係を整理したい方は、以下の記事をご覧ください。
9割達成の時期別数学勉強法

やみくもに問題集を解くだけでは、成績は伸びません。ここでは、9割達成から逆算した、時期ごとの具体的な学習計画を紹介します。
数学だけでなく、大学受験全体の学習計画の中でいつ何をやるかを整理しておくと、対策の優先順位が見えやすくなります。受験全体のスケジュールを立てたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【〜夏休み】基礎固めの徹底
この時期の最重要課題は、教科書レベルの知識を完璧に定着させることです。応用問題や過去問に手を出すのは、まだ早い段階です。
【9月〜12月】実践演習と弱点克服
基礎が固まったら、いよいよ共通テスト形式の演習に入ります。インプットからアウトプット中心の学習へと切り替えていきましょう。
【直前期】過去問・予想問題で最終調整
試験直前期は、本番さながらの環境で最終調整を行います。新しいことに手を出すのではなく、これまで培ってきた力を最大限に発揮するための練習に集中します。
学研の家庭教師では、共通テスト数学で何から対策すべきか迷っている方に向けて、現在の学力や志望校に合わせた学習計画をご提案しています。効率よく得点力を伸ばしたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
おすすめ参考書・問題集ルート

ここでは、あなたのレベルと目標に合わせて、共通テスト数学対策に効果的な参考書・問題集の組み合わせ(ルート)を紹介します。
基礎理解を深める参考書
数学に苦手意識がある、学校の授業についていくのがやっと…という人向けの講義系参考書です。
8割を目指すための標準問題集
基礎を固め、着実に得点力を伸ばしたい人向けの網羅系参考書・問題集です。
9割以上を狙うハイレベル問題集
標準レベルをマスターし、さらに高得点・満点を目指すための実践的な問題集です。
文系・理系別のおすすめ参考書ルート
文系向け参考書ルート
- 基礎固め :『初めから始める数学I・A』『II・B』
- 網羅系 :『チャート式 基礎からの数学(黄チャート)I+A』『II+B』の例題を完璧にする
- 実践演習 :『きめる!共通テスト数学I・A』『II・B』→『共通テスト過去問』『各社予想問題集』
理系向け参考書ルート
- 基礎固め :『Focus Gold Plus I+A』『II+B』の例題・Step Up問題を完璧にする
- 実践演習 :『Z会共通テスト実践模試』→『共通テスト過去問』『各社予想問題集』
- (余裕があれば): 数学IIIの学習と並行し、計算力を維持するためにII・Bの演習を継続する
数学I・Aの分野別対策と攻略法

ここからは、より具体的に分野ごとの対策を見ていきましょう。
「数と式」「2次関数」の基本事項
これらの分野は、すべての数学の土台です。計算の正確性とスピードが何よりも重要になります。
「図形と計量」「データの分析」の対策
公式の暗記と、それをどの場面で使うかの判断力が問われます。
「場合の数と確率」「図形の性質」の攻略
苦手とする受験生が多い分野ですが、思考のプロセスを身につければ安定した得点源になります。
数学II・Bの分野別対策と攻略法

数学II・Bは計算量が多く、より抽象的な概念の理解が求められます。
「式と証明」「図形と方程式」の対策
計算が複雑になりがちな分野です。
「三角関数」「指数・対数関数」の攻略
グラフのイメージと公式の使いこなしが鍵となります。
「微分法・積分法」「数列」「ベクトル」の対策
数学II・Bの最重要分野であり、配点も大きくなります。
高得点を取るための実践テクニック

知識を詰め込むだけでは、本番で高得点を取ることはできません。ここでは、試験本番で役立つ実践的なテクニックを紹介します。
時間配分の戦略と大問を解く順番
70分という短い時間で高得点を取るには、時間配分の戦略が不可欠です。
共通テスト数学では、実力だけでなく時間配分の良し悪しが得点を大きく左右します。1A・2BCそれぞれの時間の使い方を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
計算ミスを減らす方法と検算のコツ
「分かっていたのに計算ミスで失点した…」というのは、最も避けたい事態です。
問題文の誘導に乗り切る読解術
共通テストは問題文が長く、会話形式になっていることも多いため、読解力が試されます。
しかし、これは裏を返せば問題文の中に解法へのヒントが散りばめられているということです。「太郎さんの考え方によると…」といった記述は、その通りに進めれば解けるというサインです。出題者の意図を読み取り、素直に誘導に乗ることが高得点の秘訣です。
捨て問の見極め方と部分点の狙い方
試験中、どうしても解法が思い浮かばない問題に遭遇することもあります。
その問題に5分以上考えても進展がない場合は、一度飛ばして次の問題に進む勇気を持ちましょう。「捨て問」を早めに見極め、解ける問題に時間を割くことが、結果的に総得点を上げることにつながります。また、完全に分からなくても、途中まで記述すれば部分点がもらえる可能性があるので、諦めずに解答欄を埋める意識も大切です。
「数学が解けない」人のためのQ&A

最後に、多くの受験生が抱える悩みについてお答えします。
Q. 時間が足りない
A. 原因は「計算が遅い」か「解法が思い浮かばない」のどちらかです。
Q. ケアレスミスが多い
A. ミスを「しょうがない」で済ませず、原因を分析することが重要です。
ミスノートを作成し、自分がいつ、どのようなミスをしたのかを記録しましょう。「符号のつけ忘れ」「2乗の計算ミス」など、自分のミスの傾向が見えてきます。その傾向を意識するだけで、ミスは劇的に減ります。
Q. 応用問題で手が止まる
A. 応用問題とは、基礎的な知識の組み合わせに過ぎません。
手が止まるのは、土台となる基礎知識が盤石でない証拠です。一見複雑に見える問題でも、要素を分解すれば、必ず見覚えのある形に行き着きます。焦らずに教科書や網羅系参考書の基本に立ち返り、知識の穴を埋めましょう。
Q. モチベーションが続かない
A. 高すぎる目標ではなく、達成可能な小さな目標を立てましょう。
「今日はこの単元の例題を10個完璧にする」「今週中にこの問題集を1周する」など、短期的な目標を設定し、それをクリアしていくことで達成感が得られます。また、たまには気分転換をしたり、同じ目標を持つ友人と進捗を報告し合ったりするのも効果的です。
まとめ
今回は、共通テスト数学で9割以上の高得点を取るための勉強法、参考書ルート、そして実践的なテクニックまで、幅広く解説しました。
最後に、最も重要なポイントを振り返ります。
共通テストの数学は、決して才能だけで決まるものではありません。正しい戦略に基づいて、地道な努力を継続すれば、必ず結果はついてきます。
この記事が、あなたの志望校合格への一助となれば幸いです。今日から早速、一つでも実践してみてください。応援しています!
共通テストでは、数学だけでなく他科目とのバランスも合否を左右します。特に理系受験生で物理も得点源にしたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
学研の家庭教師では、共通テスト数学で9割以上を目指したい方に向けて、苦手分野の克服から本番を見据えた演習まで、一人ひとりに合った学習サポートを行っています。志望校合格に向けて数学を強化したい方は、ぜひ一度ご相談ください。




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