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コラム

共通テスト化学対策|9割取る勉強法とおすすめ参考書

「共通テストの化学、何から手をつければいいんだろう…」 「範囲が広すぎて、どこが重要なのか分からない…」

大学受験を控えたあなたも、こんな悩みを抱えていませんか?

共通テストの化学は、単なる暗記だけでは高得点が難しい、思考力や応用力が問われる試験です。しかし、正しい対策と戦略さえ知っていれば、9割以上の高得点を狙うことも十分に可能です。

この記事では、共通テスト化学で目標点を達成するために必要な情報をすべて詰め込みました。出題傾向の分析から、具体的な勉強法、おすすめの参考書、年間の学習計画まで、あなたの疑問や不安を解消します。

この記事を読んで、ライバルに差をつける一歩を踏み出しましょう。
共通テストがどんな形式で出題されるか理解しておくことも重要です👇

共通テスト化学とは?配点・時間・問題構成

まずは、敵を知ることから始めましょう。共通テスト化学がどのような試験なのか、基本的な情報を正確に把握することが対策の第一歩です。

試験時間と大問構成・配点

共通テスト化学の基本的な枠組みは以下の通りです。

  • 試験時間: 60分です。理科②(物理、化学、生物、地学)から2科目を選択する場合、合計120分の中で解答します。
  • 大問構成: 例年、大問5題で構成されています。各大問は特定の分野に偏らず、理論・無機・有機・高分子の各分野から複合的に出題される傾向があります。
  • 配点: 100点満点です。各大問の配点は20点前後で均等に割り振られています。

    また、理科科目の配点や組み合わせの考え方はこちら👇

センター試験からの変更点と最新の出題傾向

共通テストは、前身のセンター試験と比べて、問題の傾向が大きく変化しました。単に知識を問う問題は減少し、思考力や判断力を試す問題が増加しています。

  • 実験・考察問題の重視: 実験の手順や結果から、何が言えるのかを考察させる問題が頻出です。グラフや図、表を正確に読み取り、情報を整理する能力が求められます。
  • 日常生活との関連: 化学が私たちの身の回りでどのように役立っているか、といった視点からの出題が見られます。例えば、食品添加物や機能性材料などがテーマになることがあります。
  • 思考力を要する計算問題: 公式に当てはめるだけの単純な計算問題は少なく、複数の知識を組み合わせて立式する必要があるなど、一段階深い思考が求められます。

これらの傾向から、「なぜそうなるのか?」という原理・原則の理解がこれまで以上に重要になっていると言えます。

分野別の出題範囲と頻出テーマ

共通テスト化学は、高校化学の全範囲から満遍なく出題されます。主な分野と頻出テーマは以下の通りです。

  • 理論化学: 化学の土台となる最も重要な分野です。計算問題が多く、理解の深さが点数に直結します。
    • 化学量計算、酸と塩基、酸化還元
    • 熱化学、化学平衡、反応速度
    • 電池、電気分解
  • 無機化学: 暗記が中心となる分野ですが、周期表と関連付けて体系的に覚えることが効率化の鍵です。
    • 典型元素(1, 2, 13〜18族)の性質と化合物
    • 遷移元素(特にAg, Cu, Zn, Fe, Cr, Mn)の性質と化合物
    • 気体の製法と性質、イオンの系統分離
  • 有機化学: 構造決定問題が頻出で、パズルのような思考力が求められます。
    • 脂肪族・芳香族化合物の性質と反応
    • 元素分析と構造決定
    • 異性体
  • 高分子化学: 成繊維や天然高分子化合物など、覚えるべき知識は限定的ですが、計算問題が出題されることもあります。
    • 合成高分子(付加重合、縮合重合)
    • 天然高分子(糖類、アミノ酸、タンパク質)

共通テストの化学は、出題傾向を理解するだけでなく、自分の学力に合わせて「どの分野から、どの順で取り組むか」が得点を大きく左右します。

学研の家庭教師では、学習段階や理解度に応じた学習サポートを行っています。
学習の進め方に迷いがある場合は、まずはご相談ください。

【共通テスト化学】9割を目指す分野別対策

共通テスト化学で9割を目指すには、各分野の特徴を捉えた効率的な学習が不可欠です。ここでは、分野別の攻略法と時間配分戦略を解説します。

理論化学の分野別攻略法

理論化学は、公式の丸暗記ではなく、その背景にある原理・原則を深く理解することが最も重要です。なぜその公式が成り立つのかを説明できるようになるまで、教科書や参考書をじっくり読み込みましょう。

計算問題では、単位換算や有効数字の扱いに注意が必要です。日頃から途中式を丁寧に書く癖をつけ、計算ミスを減らす工夫をしましょう。特に「化学平衡」や「電池・電気分解」は頻出かつ差がつきやすいテーマなので、重点的に演習を重ねてください。

無機化学の分野別攻略法

無機化学は暗記が中心ですが、やみくもに覚えてもすぐに忘れてしまいます。周期表を常に横に置き、元素の位置と性質を関連付けながら覚えるのが最も効率的です。

  • 縦(族)で覚える: アルカリ金属やハロゲンなど、同じ族の元素は似た性質を持つため、セットで覚えましょう。
  • 横(周期)で覚える: 第3周期の元素など、周期ごとの性質の変化を追うことも有効です。
  • 色や沈殿、気体発生を覚える: 「銅イオン(Cu²⁺)水溶液は青色」「塩化銀(AgCl)は白色沈殿」など、五感でイメージできる特徴的な事象は得点源になります。語呂合わせなどを活用するのも良いでしょう。

有機化学の分野別攻略法

有機化学の最重要テーマは「構造決定問題」です。これを攻略するためには、官能基の種類と性質、そして代表的な化学反応を完璧にマスターする必要があります。

構造決定問題は、与えられた情報(分子式、実験結果など)をヒントに、未知の化合物の構造を特定するパズルのような問題です。多くの問題を解く中で、「この反応が起きたから、この官能基があるはずだ」という思考パターンを身につけることが大切です。また、異性体の数を数え上げる問題も頻出なので、漏れなくダブりなく数え上げる練習をしておきましょう。

知識問題と計算問題の時間配分戦略

試験時間60分は決して長くありません。高得点を取るためには、時間配分の戦略が鍵を握ります。

おすすめは、知識問題(無機化学、有機化学の一部、高分子化学)を素早く解き、思考力が必要な計算問題(理論化学)や構造決定問題に時間を確保する方法です。

  • 知識問題: 15分〜20分を目安に、テンポよく解き進めましょう。迷ったら一旦飛ばして次に進む勇気も必要です。
  • 計算・思考問題: 残りの35分〜40分を使い、じっくりと取り組みます。焦らず、問題文を正確に読み解き、丁寧に立式・計算しましょう。
  • 見直し: 最後に5分程度の時間を確保し、計算ミスやマークミスがないかを確認できると理想的です。

【共通テスト化学】レベル別おすすめ参考書・問題集

自分に合った参考書・問題集を選ぶことは、学習効率を大きく左右します。ここでは、多くの受験生から支持されている定番の教材をレベル別に紹介します。

基礎固めにおすすめの講義系参考書

化学が苦手な人や、学校の授業だけでは理解が追いつかない人におすすめです。イラストや図が豊富で、語りかけるような口調で解説してくれるものが良いでしょう。

  • 『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズ(学研プラス): キャラクターの対話形式で進むため、化学に苦手意識がある人でも楽しく読み進められます。原理・原則を根本から理解するのに最適です。
  • 『鎌田の理論化学の講義』『福間の無機化学の講義』『鎌田の有機化学の講義』(旺文社): 大学受験化学の定番中の定番。情報量が豊富で、入試で問われる知識を網羅的に学ぶことができます。

演習量確保のための網羅系問題集

講義系参考書でインプットした知識を、実際に使える力に変えるための問題集です。学校で配布されることも多いですが、持っていない場合は1冊用意しましょう。

  • 『化学重要問題集―化学基礎・化学』(数研出版): A問題(必修)とB問題(応用)に分かれており、段階的にレベルアップできます。最低でもA問題を3周は繰り返し、完璧に解けるようにすることが目標です。
  • 『セミナー化学基礎+化学』(第一学習社): 教科書レベルの基本問題から入試レベルの応用問題まで幅広く収録されています。解説が丁寧なので、自学自習にも向いています。

直前期の最終確認に使う実践問題集

共通テスト本番と同じ形式の問題で、時間配分や実戦感覚を養うための問題集です。秋以降、過去問と並行して取り組みましょう。

  • 『大学入学共通テスト総合問題集 化学』(河合塾): 通称「黒本」。過去の共通テスト本番の問題に加え、質の高いオリジナル予想問題が収録されています。
  • 『大学入学共通テスト実践問題集 化学』(駿台文庫): 通称「青本」。こちらも過去問とオリジナル予想問題で構成されています。解説が非常に詳しいのが特徴です。

【共通テスト化学】年間学習計画モデル

やみくもに勉強するのではなく、長期的な視点で計画を立てることが合格への近道です。ここでは、理想的な学習スケジュールの一例を紹介します。

〜夏休みまで(基礎完成期)の学習計画

この時期の目標は、教科書レベルの知識を全範囲にわたって完璧にすることです。

  • やること
    • 講義系参考書を読み込み、各分野の基本事項を徹底的に理解する。
    • 網羅系問題集の基本問題(『重要問題集』ならA問題)を解き、知識を定着させる。
  • ポイント 苦手分野を作らないことが何よりも重要です。特に理論化学は、後のすべての分野の基礎となるため、時間をかけてじっくり取り組みましょう。

9月〜12月(実践力養成期)の学習計画

夏までに固めた基礎力を、得点力へと変えていく時期です。

  • やること
    • 網羅系問題集の応用問題(『重要問題集』ならB問題)に着手する。
    • 共通テストの過去問や、センター試験の過去問を少しずつ解き始め、出題形式に慣れる。
  • ポイント 間違えた問題は必ず復習し、「なぜ間違えたのか(知識不足?計算ミス?時間不足?)」を分析しましょう。自分の弱点を明確にし、参考書に戻って潰していく作業が重要です。

直前期(1月〜本番)の学習計画

新しいことに手を出すのではなく、これまでやってきたことの総復習と最終調整を行う時期です。

  • やること
    • 共通テストの過去問や実践問題集を、本番と同じ60分で解く練習を繰り返す。
    • 知識の漏れがないか、無機化学の暗記事項や有機化学の反応系統図などを総チェックする。
  • ポイント 体調管理も重要な対策の一つです。本番で最高のパフォーマンスが発揮できるよう、生活リズムを整えましょう。自信を持って試験に臨めるよう、使い込んだ参考書や問題集を見返すのも効果的です。

    また、化学だけでなく、全体の大学受験スケジュールの立て方や学習計画の立て方はこちらで紹介しています👇

【共通テスト化学】過去問・問題演習の効果的な進め方

過去問は、最高の教材です。しかし、ただ解くだけでは効果は半減してしまいます。ここでは、過去問演習の効果を最大化するための方法を解説します。

共通テスト過去問の活用法と復習サイクル

共通テストの過去問は、出題傾向や難易度、時間配分を体感するために不可欠です。

  1. 時間を計って解く: 必ず本番と同じ60分で解きましょう。
  2. 丸付けと得点計算: 現実を直視し、現在の実力を把握します。
  3. 徹底的な復習: ここが最も重要です。正解した問題も含め、すべての問題の解説を読み込みます。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析し、関連する分野を参考書で復習しましょう。
  4. 解き直し: 数日後、間違えた問題だけでも良いので、もう一度解き直します。自力で完答できれば、その問題はマスターできたと言えるでしょう。

センター試験過去問を解くべき理由と注意点

「共通テスト対策なのに、センター試験の過去問もやるべき?」と疑問に思うかもしれません。答えは「YES」です。

  • 解くべき理由: センター試験の化学は、良質な基本問題の宝庫です。化学の基礎力を網羅的に確認し、知識の穴を見つけるのに最適です。共通テストでも問われる基本的な知識や計算は、センター試験の過去問で十分に鍛えることができます。
  • 注意点: センター試験には、共通テスト特有の実験考察問題や思考力を深く問う問題は少ないです。あくまで基礎力養成の一環と位置づけ、共通テストの過去問や実践問題集と併用することが大切です。

問題演習で時間内に解ききるためのコツ

時間不足は多くの受験生が抱える悩みです。以下のコツを意識して演習に取り組みましょう。

  • 大問ごとの時間配分を決めておく: 例えば、「大問1は10分、大問2は12分…」のように、自分なりの時間配分をあらかじめ決めておくと、焦りを防げます。
  • 分からない問題は勇気を持って飛ばす: 1つの問題に固執して時間を浪費するのが最も危険です。「3分考えて分からなければ飛ばす」といったルールを決め、解ける問題から確実に得点していきましょう。
  • 選択肢を有効活用する: マーク式の利点を活かし、明らかに違う選択肢を消去法で削っていくのも有効なテクニックです。計算問題でも、選択肢の数値から答えの見当をつけることができる場合があります。

共通テスト化学・理科に関するQ&A

最後に、受験生からよく寄せられる質問にお答えします。

理科の科目選択はどうすればいい?

まずは、志望大学の入試要項を必ず確認してください。大学・学部によっては、選択できる科目が指定されている場合があります。その上で、以下の点を考慮して選びましょう。

  • 得意・不得意: 模試の成績などを参考に、安定して高得点が狙える科目を選ぶのが基本です。
  • 暗記量と計算量のバランス: 「化学(暗記+計算)」と「物理(計算中心)」、「化学」と「生物(暗記中心)」など、性質の異なる科目を組み合わせる受験生が多いです。
  • 二次試験との関連: 二次試験でも同じ科目が必要な場合は、共通テストから対策しておくことで学習効率が上がります。
    また、共通テストの理科全体の科目選択について、より詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください👇

第一解答科目・第二解答科目のルールとは?

理科②から2科目を受験する場合、試験時間120分の中で「第一解答科目」と「第二解答科目」を解答します。注意すべきは、大学によって利用する成績が異なる点です。

  • 2科目の合計点を利用する大学: 多くの国公立大学がこのパターンです。
  • 高得点の1科目を利用する大学: 一部の私立大学で見られます。
  • 第一解答科目の成績のみを利用する大学: 国公立大学の一部(特に前期日程)や、一部の私立大学でこのルールが採用されています。

第一解答科目に指定した科目の成績しか評価されない大学を志望する場合、最も得意な科目を第一解答科目に設定する必要があります。自分の志望校のルールは、必ず大学のウェブサイトや募集要項で確認してください。

化学の勉強はいつから始めるべき?

理想を言えば、高校2年生の終わりから受験を意識した勉強を始めるのがベストです。遅くとも、高校3年生の夏休みが始まるまでには、全範囲の基礎的な学習を一度終えておくことを目標にしましょう。そこから秋、冬にかけて演習を積み、実践力を高めていくのが王道のスケジュールです。

目標点は何点に設定すべき?

目標点は、あなたの志望校のレベルによって大きく変わります。

  • 国公立大学医学部・歯学部・薬学部: 9割(90点)以上が目標になります。ミスが許されない高いレベルの戦いです。
  • 難関国公立大学(旧帝大など)の理系学部: 8割〜8割5分(80〜85点)は確保したいところです。
  • その他国公立大学・中堅私立大学の理系学部: 7割(70点)を安定して超えることが一つの目安になります。

まずは志望校の昨年度の共通テストボーダーラインを調べ、それを基準に自分自身の目標点を設定しましょう。

まとめ

共通テスト化学は、決して簡単な試験ではありません。しかし、出題傾向を正しく理解し、適切な戦略のもとで学習を積み重ねれば、必ず結果はついてきます。

この記事で紹介したポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 基本を徹底する: 思考力問題の土台となるのは、正確な知識と原理・原則の理解です。
  • 分野別の特性を掴む: 理論は「理解」、無機は「体系的暗記」、有機は「パズル的思考」を意識しましょう。
  • 演習を繰り返す: 過去問や問題集を解き、時間配分と実戦感覚を体に染み込ませることが重要です。
  • 計画的に学習を進める: 長期的な視点を持ち、時期ごとにやるべきことを明確にして取り組みましょう。

あなたのこれからの努力が、春の合格へと繋がることを心から応援しています。頑張ってください!

共通テスト化学は、出題傾向を知ることに加えて、
日々の学習をどのように積み重ねていくかが結果を左右します。

学研の家庭教師では、学習段階に応じたサポートを通して、効率的な学習の進め方を大切にしています。

今の勉強に不安を感じている方は、まずは学研の家庭教師のサポート内容をご確認ください。

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