国際バカロレア認定校として先進的なグローバル教育を展開する名古屋国際中学校。
今回は、名古屋国際中学校の校風、偏差値レベル、入学後にかかる費用、口コミなどを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
名古屋国際中学校の特徴

名称 | 名古屋国際中学校 |
所在地 | 〒466-0841愛知県名古屋市昭和区広路本町1-16 |
最寄り駅 | 地下鉄鶴舞線及び地下鉄桜通線「御器所」駅下車、2番出口より徒歩7分 名古屋市営バス「塩付通4丁目」下車 |
設立 | 1935年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
名古屋国際中学校は、「フロンティア・スピリット」を建学の精神とし、「世界と日本の未来を担う国際人」の育成を目指す私立中高一貫校です。国際バカロレア認定校として、先進的なグローバル教育を提供しています。
特徴的な教育プログラムとして、中学校ではミドルイヤーズプログラム(MYP)、高校ではディプロマ・プログラム(DP)を実施し、海外大学への進学も視野に入れた教育を行っています。英語教育に力を入れており、インターナショナルクラスでは全ての英語授業を洋書教材で行い、一般クラスでも充実した英語学習環境を整えています。
多国籍の生徒が在籍する国際的な環境下で、文化的背景や価値観の違いを超えた交流が行われています。また、系列大学の留学生との交流イベントや活発な部活動など、多様な経験を通じて生徒の成長を促しています。
名古屋国際中学校は、グローバルな視点と国際的な対応力を持つ人材の育成に注力しており、多様性を尊重しながら、生徒一人ひとりの国際的な素養を伸ばす教育環境が整っているといえるでしょう。
名古屋国際中学校の偏差値レベル

名古屋国際中学校の偏差値 | |
名古屋国際中学校 | 35 |
偏差値が近い学校 | |
清林館中学校 | 35 |
名古屋経済大学高蔵中学校 | 38 |
名古屋経済大学市邨中学校 | 38 |
名古屋国際中学校は、偏差値が比較的低めの学校に位置づけられますが、国際バカロレア認定校として特色ある教育を提供しています。一般的な学力テストでは測れない、グローバルな視点や英語力を重視する傾向があります。そのため従来の学力偏差値だけでなく、国際的な素養や英語力、主体性なども含めて総合的に評価されます。入学を希望する生徒は、基礎学力に加えて、国際的な視野や英語でのコミュニケーション能力の向上に努めることが求められるでしょう。
名古屋国際中学校の入試対策

名古屋国際中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式の入試情報をご参照ください。
試験科目
試験区分 | 試験科目 |
A入試(4科) | 一般クラス国語・算数・社会・理科インターナショナルクラス国語・算数・英語必須で社会・理科から1教科選択 |
B入試(4科) | 一般クラス国語・算数・社会・理科インターナショナルクラス国語・算数・英語必須で社会・理科から1教科選択 |
グローバル入試 | 国語・算数面接(グループ面接) |
A・B入試時間割(2025年)
時間帯 | 試験時間 | 一般クラス | インターナショナルクラス |
8:40〜9:25 | 45分 | 国語 | 国語 |
休憩(15分) | |||
9:40〜10:25 | 45分 | 算数 | 算数 |
休憩(15分) | |||
10:40〜11:25 | 45分 | 社会 | 英語 |
休憩(15分) | |||
11:40〜12:25 | 45分 | 理科 | 社会または理科 |
グローバル入試の特徴(2025年)
・専願制の入試です。
・事前面談や提出された出願書類の評価に時間をかけて選考を行います。
・出願書類や当日の学力試験(国語・算数)、面接をもとに総合的・多面的に判断します。
・面接は3名〜5名のグループ面接です。
・グローバル入試と他の試験区分(A入試・B入試)で複数合格した場合は、グローバル入試で合格したクラスへの入学となります。
各科目の対策
国語の傾向と対策について
文章読解力と記述力の向上を目指すことが大切です。また語彙力を増やし、文学的な表現に慣れることで、より深い理解力を身につけるよう努めましょう。
算数の傾向と対策について
基礎的な計算力を確実に習得することが重要です。加えて文章題の読解力を高め、論理的思考力を養うことにも注力してください。
理科の傾向と対策について
基本的な科学的知識を幅広く学ぶことが必要です。また、実験や観察の結果を考察する力を養うことで、応用問題にも対応できるようになります。
社会の傾向と対策について
地理、歴史、公民の基礎知識を身につけると同時に、時事問題への関心を持ち、社会の動きを理解するようにしましょう。
英語の傾向と対策について(3教科型の場合)
英語の試験がある場合は、基本的な文法や語彙を習得し、リスニング力の向上にも努めることが重要です。
総合的な対策について
名古屋国際中学校は国際バカロレア認定校であり、グローバルな視点や英語力が重視されます。そのため、通常の学習に加えて、英語でのコミュニケーション能力を高めることや、国際的な時事問題に関心を持つことが求められます。また主体的に学ぶ姿勢を身につけることで、より高い学力と適応力を養いましょう。
名古屋国際中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページをご参照ください。
2025年度 一般クラス
区分 | 入学時のみ | 前期 | 後期 | 備考 |
入学金 | 220,000円 | — | — | 入学手続時に納入 |
授業料 | 287,400円 | 287,400円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
空調費 | 3,750円 | 3,750円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
生徒会入会費 | 1,000円 | — | 入学手続時に納入 | |
生徒会費 | 3,000円 | 3,000円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
保護者会 (SHIP)会費 | 9,600円 | — | 前期に納入 | |
合計 | 220,000円 | 304,750円 | 294,150円 | — |
2025年度 インターナショナルクラス
区分 | 入学時のみ | 前期 | 後期 | 備考 |
入学金 | 220,000円 | — | — | 入学手続時に納入 |
授業料 | 287,400円 | 287,400円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
IB教育費 | 137,500円 | 137,500円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
空調費 | 3,750円 | 3,750円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
生徒会入会費 | 1,000円 | — | 入学手続時に納入 | |
生徒会費 | 3,000円 | 3,000円 | 前期・後期の2期に分割して納入 | |
保護者会 (SHIP)会費 | 9,600円 | — | 前期に納入 | |
合計 | 220,000円 | 442,250円 | 431,650円 | — |
名古屋国際中学校の良い口コミと悪い口コミ

名古屋国際中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
英語がとても強く、帰国子女や外人も多い。グローバルな視点が養える。
副担任がネイティブだったり、英語があふれているところ。自由な校風で、のびのびと暮らすことができる良い学校。
海外の有名大学への進学もよくききます。特にグローバルクラスは国籍の異なる子も多く休憩時間も英語で会話をしている為、英語力は付きます。
どの設備も申し分ないです。グランドだけでなく、体育館、全面マットの体育館、理科室等々まるで海外です。毎放課にお掃除さんもみえ、ピカピカにしています。
グローバルな環境と充実した施設を活かし、英語力を伸ばしたい生徒や自主性のある生徒にとっては、非常に魅力的な学校であるという評価が目立ちました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
環境もカリキュラムも整っていますが、先生の質が悪い方も時々みえる為、そこが改善して生徒ともっと向き合えば、もっと良い学校になると思います。
自分でプランニングを立てて勉強を邁進できる子には向いていますが、出来ない子は放置されますので、本当に酷い子のままです。
自由な校風や多様性を重視する学校であるからこそ、生徒間の学力差や教員の対応に関する懸念の声も見られました。自主性を重んじる分、サポートを必要とする生徒への対応に課題があるという印象でした。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/11083/
まとめ
いかがでしたでしょうか。名古屋国際中学校は、多様性を尊重する国際的な環境と先進的なグローバル教育プログラムを提供し、世界で活躍できる人材の育成を目指しています。国際的な視野を広げたい、または海外大学への進学を視野に入れている方は、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。