1926年の創立以来、独自のカリキュラムと充実した学習環境で知られる滝中学校。
今回は、滝中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
滝中学校の特徴

名称 | 滝中学校 |
所在地 | 〒483-8418 愛知県江南市東野町⽶野1 |
最寄り駅 | 江南駅(名鉄犬山線)よりスクールバス8分、徒歩20分名鉄⼀宮駅(名鉄本線)・尾張⼀宮駅(JR東海道本線)よりスクールバス40分 |
設立 | 1926年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 寺田ちひろ(アナウンサー)、勅使河原由佳子(アナウンサー)、吉田修司(元プロ野球選手)、遠藤結蔵(ゲオホールディングス 代表取締役社長)、小池利和(ブラザー工業 代表取締役社長) |
滝中学校は、「質実剛健」「勤勉力行」「報恩感謝」の建学の精神を基に、生徒の夢実現に貢献することを使命とする私立の中高一貫校です。独自のカリキュラムを通じて段階的な学力向上を図り、国語や英語教育に特色ある取り組みを行っています。
学校行事では文化発表会や文化祭が盛んで、国際交流プログラムも充実しています。カナダ、アメリカ、イギリスへの留学機会を提供し、グローバル人材の育成に力を入れています。
部活動も活発で、野球部、サッカー部、水泳部などが好成績を収めています。特に先進技術研究部は高い評価を受けています。
滝中学校は、伝統的な教育理念と現代的なアプローチを融合させ、生徒の学力向上と人格形成を重視しています。国際交流や特色ある教育プログラムを通じて、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指しているといえるでしょう。
滝中学校の偏差値レベル

滝中学校の偏差値 | |
---|---|
滝中学校 | 62 |
偏差値が近い学校 | |
南山中学校女子部 | 64 |
東海中学校 | 63 |
滝中学校は、愛知県内でも高い偏差値を誇る難関校の一つです。入試では基礎力に加えて応用力も問われるため、受験生は幅広い知識と問題解決能力を身につける必要があります。合格には過去の入試結果から300点満点中210点前後(約70%)が目安となっており、高度な学力と集中力が求められます。
滝中学校の入試対策

滝中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式の入試情報をご参照ください。
科目と配点
科目 | 配点 | 試験時間 |
国語 | 100点 | 50分 |
算数 | 100点 | 50分 |
理科 | 50点 | 30分 |
社会 | 50点 | 30分 |
合計 | 300点 | 160分 |
各科目の対策
算数の傾向と対策について
基本的な計算力を確実に身につけることが重要です。図形問題、特に円に関する問題の演習を重点的に行いましょう。また、速さと比、場合の数などの応用問題にも取り組み、考え方を解答用紙に明確に記載する練習をすると効果的です。過去問を中心に多様な問題パターンに慣れることも大切です。
国語の傾向と対策について
文章を読むスピードと正確性を向上させることがポイントです。物語文では登場人物の心情や情景の変化を捉える練習を、論説文では各段落の要点を整理して筆者の意図を理解する力を養いましょう。50字程度の記述問題対策として、要約力を磨くとともに、漢字の書き取り問題の対策にも重点を置きましょう。
理科の傾向と対策について
物理・化学・生物・地学の4分野における基礎知識を確実に習得することが大切です。基礎的な問題を素早く正確に解く練習をすると同時に、考察力や分析力を要する応用問題にも取り組みましょう。既存の知識を基に未知の問題に対応する考察力を養うことも効果的です。
社会の傾向と対策について
地理・歴史・公民の各分野をバランスよく学習し、重要語句を漢字で書けるように練習することが必要です。また、地図やデータを正確に読み取る能力を向上させましょう。
全科目共通の対策
全体的な対策として、過去問を最低5年分解き、出題傾向を把握することが重要です。さらに、旺文社の「最高水準特進問題集」などを活用し、難易度の高い問題にも挑戦することで、合格への準備を万全に整えましょう。
滝中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる見込み費用は以下の通りです(令和6年度実績)。詳細は公式募集要項をご参照ください。
入学時にかかる費用
項目 | 金額(円) |
入学金 | 200,000 |
合計 | 200,000 |
年間授業料等の費用
項目 | 金額(円) |
授業料 | 420,000 |
施設設備費 | 117,600 |
生徒会費 | 4,800 |
PTA会費 | 3,000 |
年間合計 | 545,400 |
※年額を3回に分けて、5月・8月・12月に納入します。
この他、学年費(教材日、行事費など)が必要になります。
また令和7年度学費は変更される場合があります。
滝中学校の良い口コミと悪い口コミ

滝中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
進学も成績が良いだけでなく、学校の伝統もあり、授業も生徒の興味をそそる面白い内容である。全体的な評価として優秀である。
うちの子供にはとても合っていて、毎日が楽しそうで、行かせて良かったと思える。宿題が多く、学校の課題を行う事で、一定レベルの学力が身につくように感じる。
宿題も多く、本人のやる気が有れば、どれだけでも勉強が出来るとても良いと感じている。
学習環境の充実度や進学実績の高さ、また生徒の興味を引き出す授業内容など、学業面での評価が非常に高い印象でした。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
校則は厳しく、ツーブロ、シュシュ禁止、スカートは膝下、靴下は500円玉程度のワンポイントのみ可などです。
長期連休中も講習が多く、進学校としての役割を果たしていると思う。ただしその講習は必修に近く、休みが潰れて遊びたい学生には不向き
厳しい校則や多忙なスケジュール、また授業の進度の速さなど、学業重視の環境に馴染めない生徒にとっては負担が大きいという声も見られました。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/11344/
まとめ
いかがでしたでしょうか。滝中学校は、段階的な学習アプローチと特色ある授業を通じて、生徒の学力向上と個性の伸長を図っています。文化発表会や国際交流プログラムなど、多彩な学校行事も魅力の一つです。学業と人間性の両面で成長できる環境と、グローバルな視野を養う機会が充実している点を踏まえ、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。