聖心女子学院中等科は、東京都港区に位置する私立の小中高一貫女子校です。部活動では、テニス部やダンス部が大会出場経験もあり人気の部活です。
今回は、聖心女子学院中等科の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
聖心女子学院中等科の特徴

名称 | 聖心女子学院中等科 |
所在地 | 〒108-0072 東京都港区白金4-11-1 |
最寄り駅 | 東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」2番出口徒歩10分 |
設立 | 1908年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 郡司恭子/アナウンサー |
聖心女子学院中等科は、キリスト教の教えに基づいて、「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」の3つを教育方針とし、創造性に富む堅実な思考力と、正しく判断する力を育てます。また、責任感と謙虚な心を備えたリーダーシップを養い自ら行動する主体性を育てることを目標としています。
聖心女子学院中等科のその他の特徴について
聖心女子学院は4-4-4制の教育カリキュラムが特徴的です。
初等科から高等科までの12年間を4年ずつ3つに分けて考えます。
1st Stageでは、「基礎・基本の徹底」(初等科1~4年)
少人数で基礎学力を徹底し学びの土台を築きます。
2nd Stageでは、「定着・習熟・伸長」(初等科5年~中等科2年)
教科担任制により自主的に学ぶ姿勢を定着させます。
3rd Stageでは、「応用・発展・深化」(中等科3年~高等科3年)
一人ひとりの進路に対応できる、真の力を育成します。
英語教育にも力を入れています。
週に2回希望者を募って行われる模擬国連活動では、国際関係の正確な理解を促進し、豊かな国際感覚と社会性を身に着けた国際社会におけるリーダー的人材の育成を目指しています。
また、堅苦しくない英語の実践的な活動としてESSサークルもあります。
聖心女子学院中等科の偏差値レベル

聖心女子学院中等科の偏差値 | |
聖心女子学院中等科 | 52 |
偏差値が近い学校 | |
三輪田学園中学校 | 54 |
江戸川女子中学校 | 49 |
聖心女子学院中等科は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
聖心女子学院中等科と同レベル程度の偏差値の学校には、三輪田学園中学校や江戸川女子中学校などがあります。
聖心女子学院中等科の入試対策

入学試験では傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
聖心女子学院中等科は、初等科からの内部進学のみで、外部から入学する場合は帰国制入試や転入・編入試験を受ける必要があります。
ここでは、初等科5年の転入試験対策についてご紹介します。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
国語の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。
漢字は第1~4学年の配漢字から出題されると募集要項に記載があります。
聞き取りや語彙問題に加え、文字数の多い文章読解といった、やや難易度の高い問題が出題されます。
日頃から過去問や問題集を使って対策しておきましょう。
算数の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。
算数の出題範囲は第1~4学年の内容、但し、第4学年の「直方体立方体」「小数のかけ算とわり算」「分数」「変わり方調べ」を除くと募集要項に記載があります。
計算問題、表やグラフの読み取り、文章題等算数的な思考力が試される問題が多いです。
日頃から過去問や問題集などを使って確実に定着するまで繰り返し学習をすることが大切です。
作文の傾向と対策について
試験時間は45分、5段階評価です。
作文で意見を書く時、日本語・英語のどちらかを選択できます。
資料を正しく読み取る力や要約する力、論理的文章構成のカが求められます。
日頃から文章を読み自分の言葉でまとめられるように対策しておきましょう。
聖心女子学院中等科の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は聖心女子学院中等科の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
聖心女子学院中等科の入学後にかかる費用について

聖心女子学院中等科の費用についてご紹介します。
※2024年度募集要項参照
入学時納入金 460,000円
(内訳:入学金300,000円、学校設備費160,000円)
授業料 528,000円
維持費 82,000円
教材費(預り金) 50,000円
保護者後援会費(年間) 50,000円
※上記の他、ICT機器費(管理費を含む)として、学年に応じた費用(15万弱)を納入していただきます。
※詳しくは公式サイトをご確認ください。
聖心女子学院中等科の良い口コミと悪い口コミ

聖心女子学院中等科の口コミをご紹介します。
良い口コミ
「進学実績が高く、環境も良いので安心して子供を預けられます。授業料は安くはないですが、それ以上の経験ができます。」
「校則は厳しく運営されていて、守らない生徒はほとんどいないと思います。
勉強も部活もがんばる生徒が多いです。お嬢さん学校といわれますが、確かに凄いお嬢さんもいますが、普通の女の子も多いです。」
「公立にはない設備で生徒たちも満足しているようです。給食がないのでそれに変わる食堂や大きな売店があるといいと思います。」
よく小テストがあり、学習環境としては良いと思います。英語は特に良くできる生徒が揃っているので刺激を受けているようです。」
悪い口コミ
「頭の良い優しいお姉さまも1/5ほどいますが、ほとんどヤンキーです。よくご近所のかたからご注意を受けます。勉強はあまりしていません。休みが多いです。のんびりお友達と仲良くしたい人にはおすすめです。勉強したい人がいくのはお勧めできません。」
「良い大学に行っている子のほとんどが推薦入試で受かっています。推薦は多くあります。詳しくはホームページをご確認下さい。皆、高校に入った頃から推薦をもらえるかどうかをとても気にし始め、頭の良い子をいじめます。特に、医学部推薦は少ないのに行きたい人が多いため、ドロドロな関係になります。本当に頭の良い子は推薦を断り、自分で受けます。(東大理?に合格した人もそうです。)学力レベルは高いとは言えません。頭の良い子たちは校則違反ですが初等科のときから塾に通っています。学校の力で頭が良いわけではありません。」
「校則や指導方針からして少し遅れているような気もします。宿泊行事が少ないですが、体育大会や学園祭は楽しいです。理不尽な事で注意されたりしますが、慣れれば楽しいと思います。」
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7511/
まとめ
いかがだったでしょうか。聖心女子学院中等科は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の共学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。