立川国際中等教育学校は、東京都立川市に位置する全国で初の公立小中高一貫校です。
今回は、立川国際中等教育学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
立川国際中等教育学校の特徴

名称 | 東京都立立川国際中等教育学校 |
所在地 | 〒190-0012 東京都立川市曙町3-29-37 |
最寄り駅 | JR立川駅北口・多摩都市モノレール立川北駅下車、12番乗り場より |
設立 | 2008年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 吉田都(バレリーナ) |
立川国際中等教育学校は、「国際社会で貢献できるリーダーとなるために必要な学業を修め、人格を陶冶する」ことを教育目標とし、多彩な国際教育のもと国際社会に貢献できるリーダーの育成を目指しています。
立川国際中等教育学校のその他の特徴について
立川国際中等教育学校の特色をご紹介します。
英語教育
東京都教育委員会の「GE-NET20」指定校で、国際色豊かな校風の中、先進的な英語教育に取り組んでいます。
幅広く学ぶカリキュラム編成
幅広く教養を身につけるため、5年生(高校2年生)まで理系・文系に分けず、全ての教科・科目を学びます。自習室の設置とチューター制度を取り入れています。
グローバルな日常
海外姉妹校や高校生・大学生の留学生と交流を行なったり、希望制でホストファミリーとして留学生の受け入れの機会が設けられています。英語力の向上と、異文化理解と尊重する心を育むことを目的としています。
立川国際中等教育学校の偏差値レベル

立川国際中等教育学校の偏差値 | |
立川国際中等教育学校 | 60 |
偏差値が近い学校 | |
三鷹中等教育学校 | 59 |
南多摩中等教育学校 | 60 |
立川国際中等教育学校は偏差値の高い学校ですが、基礎固めをベースに基本〜応用レベルの問題を徹底することが大変重要です。
立川国際中等教育学校と同レベル程度の偏差値の公立校には、三鷹中等教育学校や南多摩中等教育学校などがあります。
立川国際中等教育学校の入試対策

入試の傾向と対策について
入学試験では傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
適性検査1(立川国際中等教育学校独自問題)
試験時間は45分、100点満点を250点に換算します。
大問1・大問2は読解中心の問題、大問3は作文の問題構成となっています。
文章問題を正確に読解する力、要約する力、自分の考えを論理的に作文する力が求められます。文章のジャンルは多岐にわたるため、日頃から過去問や問題集を使って色んな問題に慣れておきましょう。
適性検査2(都立中高一貫校の共同作成問題)
試験時間は45分、100点満点を500点に換算します。
資料から情報を読み取る力、論理的思考力が求められます。
大問1は総合得点に占める割合が20%と非常に高いため標準的なレベルの問題が並ぶとはいえ、制限時間の中で、正確に長い問題文を読み取り、ミスなく解答できる力が求められます。
日頃から過去問や問題集を使って時間配分と問題形式に慣れておきましょう。
立川国際中等教育学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は立川国際中等教育学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
立川国際中等教育学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる費用の目安についてご紹介します。
入学するまで
・制服(Aタイプ)51,260円
ジャケット、冬夏スラックス、ネクタイ
・制服(Bタイプ) 53,350円
ジャケット、冬夏スカート、リボン
※上記は一例です。別途商品を購入する場合は追加で費用が発生します。
・体育着・上履き・体育館履き 20,550円
※入学当初に必要な経費として、下記の給食費や学年積立金のうち、50,000円を入学前に納入して頂きます。
※制服について、Aタイプは左前合わせ・男性を想定した仕様、Bタイプは右前合わせ・女性を想定した仕様です。
前期課程3年間
・水着・水泳帽子(1年)2,800円または4,600円
※水着のタイプにより金額が異なります。ゴーグル購入の場合は追加費用が発生します。
・柔道着(2年)4,800円 ※既に所持している場合は不要です。
・PTA会費(1~3年) 9,000円年額 3,000円✕3年間(加入自由)
・給食費(1~3年)182,400円 1食380円✕年間160回✕3年間
単価・回数は変更することがあります。
・学年積立金(1年)132,000円
・学年積立金(2年)156,010円
※英語合宿(55,000円)実施
・学年積立金(3年)170,610円
※国内研修旅行(63,000 円)実施
※前期課程では「義務教育」のため入学料及び授業料はかかりません。また、教科書も無償配布です。
※学年積立金とは、教材費、行事費、宿泊行事積立費、模試代等であり、行事の進行具合やその学年の意向等で変動する可能性があります。
※このほか、部活動経費や各種検定料等が発生することがあります。
※詳しくは公式サイトをご確認ください。
立川国際中等教育学校の良い口コミと悪い口コミ

立川国際中等教育学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
「校舎(ハード面)は古めですが学生や先生方(そふと面)はとても良い学校です。英語に毎日触れるため、気づかないうちに英語が上達しています。英語授業は帰国子女とは別クラスですが、総じて行うこともあり、帰国子女の子たちの英語発表やネイティブ先生の発音から耳慣れしているように感じます。他の口コミでは国際とはいえ普通の進学校などとありますが、普通の進学校とは違います。立国の中にいるとそれが普通になって気づかないのだと思います。現に娘は一般受験、、留学経験ナシ、英語塾にも通っていませんが英語外部試験(学年で一斉に受ける)で会話が満点でした。これには本人も驚いてました。」
「補習は行ったことがないのですが、講習は長期休みには必ずあり自由選択です。先生方は学習のみならず、他の面でもとても優しく親切で手厚いです。困ったことがあると嫌な顔ひとつせず面談の時間を取ってくださいます。受験対策としては、図書館に卒業生がチューターとしていてくれるらしいのですが、うちは未だ活用してません。」
「部活は昨年から任意になったので、入らない人もいるようです。そこまで熱心ではなく、学業中心です。」
悪い口コミ
「国際を掲げた教育はしているが、帰国子女には不十分。物足りない生徒もいて、後期に上がる時に、他校を受験して出てしまう。」
「スマホ持ち込みに関して厳しすぎる。前期は学校に着いたら先生に預ける。登下校中は一切使用禁止。使っているのがバレたら誰かにチクられて即公開処刑です。残酷ですね。それ以外は普通。」
「自習できる環境が整っている。ということだったが、自習室は後期生しか使用できない。前期生は図書室でぎゅうぎゅう詰めで勉強することを強いられる。思っていたのと違います。」
「部活数は少ない。特に、運動部は小学校ができてグラウンドが減ったので練習は交代のようです。」
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8063/
まとめ
いかがだったでしょうか。立川国際中等教育学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、公立小中高一貫校の共学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。