早稲田大学をはじめとする私立大学の一般入試では、他大学や他学部と併願することが一般的です。併願校は、万が一のことがあった際の安心材料になります。しかし「自分の興味やレベルに合った併願校がなかなか見つからない」と言う人もいるのではないでしょうか。
そこで「早稲田大学の併願校を決めたいけれど、どの大学・学部を併願すればいいか迷う」という方のために、偏差値40から早稲田大学法学部やその他難関私立大学6校に逆転合格した現役早大生(法学部・2年)がおすすめの併願先を学部別に解説します。
筆者の実際の併願校
自分は元々法学部で法律を学ぶか、文学部で考古学を専攻して日本の古代史の研究をしようと思っていたので、以下のような併願校になりました。
第一志望 | 早稲田大学法学部 |
第二志望 | 慶應義塾大学法学部法律学科 |
第三志望 | 早稲田大学文学部 |
第四志望 | 中央大学法学部法律学科 |
第五志望 | 同志社大学法学部法律学科 |
第六志望 | 同志社大学文学部文化史学科 |
第七志望 | 立命館大学法学部法学科 |
第八志望 | 近畿大学法学部法律学科 |
第一〜第三志望までは難易度順というよりも志望度順に近いですが、第四志望以降は難易度順で志望していました。具体的には、早慶を第一志望にして、MARCHと関関同立をすべり止めにする形です。また、11月に実施される近畿大学の公募推薦入試(英国二教科入試・他大学との併願が可能)も受験することで、万が一2月の一般入試で他の大学に全て不合格となった場合でも浪人を回避できるよう備えました。
次章ではこの「公募推薦入試」について解説します。
「公募推薦入試」を受験しよう
「公募制推薦選抜」(公募推薦入試)とは推薦入試の一種で、大学の定める募集条件を満たして、校長からの推薦をもらうことで受験できる入試のことです。選考方法は学力試験や面接、書類審査など多様です。
ここでは、公募推薦入試のメリットや、受験校を選ぶ際の注意点について解説します。
公募推薦入試のメリット
公募推薦入試の特徴は一般入試より早い時期に実施されることです。そのため、模試のような感覚で受ける受験生も多いと言われています。
普通の一般入試より合否が早く決まる
私立大学の一般入試は多くが2月中に行われます。しかし公募推薦入試は10月〜11月に行われて、12月中には合否が決定することが多いです。もし公募推薦を受験して合格したら、一般入試を受験する際に合格した大学を1つ保持したまま受験することになります。結果的に「もし不合格になったら進学できる大学がない」という心配をする必要がなくなります。
一般入試時の雰囲気を体験できる
模試とは異なり、実際に受験した大学の合否が決まるので、本番の一般入試はどのような雰囲気なのか、早い段階で体験できます。それをあらかじめ経験しておくと、2月の本番時に、初めて大学を受験する時によくあると言われている、「大学入試独特の緊張感や雰囲気等に惑わされて、過去問通りの結果が出せなかった」ということを防げます。
まとめると、公募推薦入試は一般入試より早く受験することになるので、1つ進学先を確保できたまま一般入試を受験できたり、一般入試時の雰囲気を先に体験できたりする点で、メリットがあります。また、大学や学部によっては現地のキャンパスだけでなく、他の県にも試験会場(「地方試験会場」)を設けている場合があるので、遠方に出向く負担が軽減される点もメリットといえます。
受験校を選ぶ際の注意点
前述の通り、公募推薦入試には様々なメリットがあります。しかし受験校選びについて、様々な落とし穴もあります。以下では、受験校選びの際の注意点を解説します。
他大学と併願できる大学を選ぼう
公募推薦入試は、大学や入試方式によって他の大学と併願可能かどうかが異なります。
もし併願不可の大学を受験すると、合格した場合必ずその大学に進学しなければなりません。こうした制約を避けるため、私立大学で併願が可能な大学を選ぶようにしましょう。
学力試験のみ行われる大学学部を選ぼう
公募推薦入試には、近畿大学のように学力試験のみ行われる大学と、学力試験以外に面接や小論文等が課せられる大学もあります。
もし学力試験以外が課せられる大学を受けると、第一志望の対策と同時に、面接や小論文も対策する必要があるので、かなり負担が大きくなる可能性があります。
したがって、公募推薦を受験する場合は、学力試験のみ行われる大学・学部がおすすめです。学力試験のみ行われて、かつ他の大学と併願可能な試験を行う大学は、近畿大学のほかに龍谷大学、京都産業大学などが該当します。
(出典:https://dricomeye.net/35_suisen/list_suisen63.html?ver=231030、https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/pdf/guide/2025_guide_11.pdf、https://www.kyoto-su.ac.jp/admissions/exam/entrance/qa/index.html )
公募推薦入試は一般入試より難しい
公募推薦入試は、同じ大学の一般入試と比べて、特に他の大学と併願する受験生が多いと言われています。例えば近畿大学の公募推薦の受験者は、それより難易度が高いと言われている早慶や関関同立を第一志望としている受験生が多いということです。結果的に受験生全体のレベルが向上し、その分競争も激しくなり、試験自体の合格難易度が上昇します。
もし公募推薦を受験する際は、第一志望の大学よりも難易度の低いといわれている大学を受験することをおすすめします。
公募推薦入試を受験する際は、他大学と併願可能で学力試験のみ課されて、かつ第一志望よりも難易度が低いと言われている大学を選びましょう。
早稲田の受験生の人気の併願校
早稲田の受験生は、併願校を決める際「第一志望と近い都道府県にある」や「第一志望と偏差値が近い」という基準で選択することが一般的です。この章では、早稲田の受験生が学部問わずよく併願すると言われている大学を解説します。
慶應義塾大学
「慶應義塾大学」とは、東京都に拠点を置く私立大学のことです。日本の私立大学の中では就職活動の実績が一番良いとされており、毎年多くの卒業生が有名企業や官公庁に就職します。また、合格難易度は早稲田大学と肩を並べるほどで、偏差値は57.5〜72.5です。対する早稲田は62.5〜70.0であるため、早稲田の受験生はよく慶應も併願すると言われています。
(出典:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2370/difficulty/ )
余談ですが、両大学同士の交流はとても盛んです。例えば、毎年6月初頭および10月〜11月初の年に2つのシーズンに行われる「早慶戦」と呼ばれる大学野球の試合は、もはや伝統行事と化しているほか、大学スポーツの定期戦としては最も知名度が高く、プロ野球よりも遥かに長い歴史を誇っていることから、野球の試合として高い人気を誇っているため、観戦チケットがあっという間に完売してしまうほどです。
受験をする際の注意点としては、学部によって早稲田と慶應の試験日が被ってしまう場合があることです。併願校として出願する際は、受験する予定の学部同士で試験日が被らないようにしてください。
また入試に関して、慶應は文系の学部で国語の代わりに小論文が課せられるので、別途対策が必要なことにも注意してください。
上智大学
「上智大学」とは東京都に拠点を置く私立大学のことです。「早慶」に準ずる知名度を誇っており、特に人文系・国際系の学部に強みがあります。
偏差値は55.0〜72.5と早稲田と遜色ない数字なので、慶應と同様に早稲田の受験生がよく併願校とします。
(出典:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2470/difficulty/ )
キリスト教系大学であることが特徴で、「ミサ」という典礼や、「先哲祭」と呼ばれる宗教行事が盛んに行われています。
(出典:https://www.sophia.ac.jp/jpn/aboutsophia/sophia_spirit/catholic )
他にも、毎年女子の受験生から比較的人気があるため、男女比が男女共学の大学にしては女子にかなり偏っていることも特徴です。
(出典:https://www.sophia.ac.jp/assets/uploads/2023/09/gakusei_UG_2023.pdf )
入試に関する注意点としては、「TEAPスコア利用方式」か「共通テスト併用・利用方式」しか一般入試としての入試方式がないところです。つまり、通常の三教科型入試が実施されません。したがって上智大学を併願するには、「TEAP」と呼ばれる英語の資格試験で規定のスコアを取るか、共通テストを受験する必要があります。
東京理科大学
「東京理科大学」とは東京都に拠点を置く私立の理系単科大学のことです。「早慶」に準ずる難易度を誇っています。
偏差値は40.0〜62.5と早稲田の理系学部の偏差値より一つ下のランクと言われているので、慶應と同様に早稲田の受験生がよく併願校とします。
(出典:https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2470/difficulty/ )
余談ですが、東京理科大学は進級条件がかなり厳しく、留年しやすいことで有名です。あまりにも厳しいことから「日本で唯一の5年制大学」というジョークが生まれるほどです。しかし進級条件が厳しい分、より勉強に集中することができる可能性があるため、必ずしもネガティブに捉える必要はありません。
GMARCH(MARCH)
「GMARCH(MARCH)」とは、東京都に本部を置く大学から構成される難関私立大学群のことです。GMARCHの由来は、構成する大学である「学習院大学」「明治大学」「青山学院大学」「立教大学」「中央大学」「法政大学」それぞれの大学のイニシャルにあります。それぞれ早慶に次ぐ就職実績、知名度とされており、全国の受験生から人気があります。
偏差値は52.5〜65であるため、早稲田の受験生からも併願校として人気があります。
(出典:https://xn--8pr038b9h2am7a.com/ranking/march/ )
GMARCHの入試には、前述の早慶や上智とは異なって「地方試験会場」が設けられています。しかしほとんどの大学がいわゆる「全学部入試」という、別の日程の「学部別入試」より難易度の高い入試しか実施していません。
関関同立
「関関同立」とは、主に関西地方に本部を置く大学から構成される難関私立大学群のことです。名前の由来は「関西大学」(大阪府) 「関西学院大学」(兵庫県) 「同志社大学」 (京都府) 「立命館大学」(京都府) のそれぞれの頭文字にあります。それぞれ前述の「GMARCH」と肩を並べる就職実績、知名度とされており、特に西日本の受験生から人気があります。
偏差値は50〜70であるため、西日本に在住する早稲田の受験生は、よく併願校として受験します。
(https://xn--8pr038b9h2am7a.com/ranking/kankandoritsu/ )
また、ほぼ全ての日程の入試で地方に試験会場を設けているところが特徴であるため、GMARCHと比べて地方からの受験がしやすいことが強みです。
四工大
「四工大」とは東京に本部を置く理系の単科大学から構成される大学群のことです。「芝浦工業大学」「東京電機大学」「東京都市大学」「工学院大学」の4つの大学から構成されています。
(出典:https://passing-notes.com/column/221243/ )偏差値は42.5〜60.0(と大学・学部によっては東京理科大学と同程度の偏差値を誇ることもあります。研究や就職の評判がかなり良いと言われており、実際に毎年多数の有名企業に卒業生を輩出しています。
出典:https://axivacademy.com/group/4kou/200098 )
政治経済学部
政治経済学部の併願校は、経済や政治学系の学部・学科を受験することをおすすめします。特に「国際政治経済学科」を受験する方は国際系の学部・学科もおすすめです。
早稲田の中で併願するなら、商学部や国際教養学部がおすすめです。商学部は統計学や数学も扱うため、経済学部と相性の良い学部と言われています。国際教養学部は文字通り国際系の学部で、海外留学が必須なことが特徴です。
慶應義塾大学を併願する場合は「経済学部」か「法学部政治学科」がおすすめです。特に法学部政治学科は、国際関係学の講義が慶應の他の学部と比べて圧倒的に多いといわれているので、国際系の学部に興味のある方にもおすすめです。
上智大学の場合、前章で解説した通り国際系の学部に強みがあるため、国際政治経済学科を第一志望にしている方には特におすすめです。
GMARCHや関関同立も同様に経済系、政治系、国際系の学部を多数設置しているので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
特に政治経済学部は一般入試で数学が必須であることから、他の学部と比べて国公立大学も受験する方が多いといわれています。おすすめの大学は北海道大学や九州大学などの地方の旧帝国大学や、筑波大学・千葉大学等の有名国立大学です。
法学部
法学部は前章で紹介した慶應義塾大学、上智大学、GMARCHや関関同立いずれの大学でも設置されています。
将来法曹三者(弁護士・検察官・裁判官)を志望している場合は、上記の大学の中でも慶應や中央大学を併願することがおすすめです。
慶應の法学部は、特に法科大学院(司法試験の受験資格を得るために卒業する必要がある)の司法試験合格率が高いことで有名です。私立の法科大学院では日本一の合格率を誇っています。
(出典:https://www.agaroot.jp/shiho/column/law_school_ranking/ )
中央大学の法学部法律学科は、昔から政治や法曹界に多数の卒業生を輩出していることで有名です。かつては早慶よりも人気、実績があったといわれています。現在でも充実した設備や制度によって、司法試験合格者の実績は高く、将来法曹三者を志望する受験生からは人気があります。
他にもおすすめの併願校として「東京都立大学」の法学部があります。公立大学ですが、「英語・国語・数学 or 地歴」の三教科で受験できる上に、授業料減免制度が充実しているので、とてもおすすめの大学です。
(出典:https://www.houjin-tmu.ac.jp/topics/topics13247/ )
教育学部
まず出願に際して、早稲田の教育学部は学科・専攻・専修間、方式間での併願はできないので、注意してください。つまり教育学部は、一つの入試方式で、一つの学科・専攻・専修しか受験できません。
(出典:https://www.waseda.jp/top/news/73664 )
私立大学だと直接的に「教育学部」と称する学部のほかに、他の学部の一部として「教育学科」が設置されていることがあります。早稲田と偏差値の近い関東の大学だと、「上智大学総合人間科学部 教育学科」や「青山学院大学教育人間科学部 教育学科」などがおすすめです。西日本の大学だと、「同志社大学社会学部 教育文化学科」などがおすすめです。
(出典:https://axivacademy.com/info/column/daigakubunseki/177810 )
教育学ではなく、特に専攻や専修の方に興味があるなら、他の社会系の学部(社会学部など)や人文系の学部(文学部など)を併願することがおすすめです。
理系の学科を志望している方は、早稲田の理工学部や前章で紹介した「東京理科大学」や「四工大」を併願することがおすすめです。しかしそれぞれの大学で設置されている学科や研究分野が、自分の興味のある分野と異なっていることがあるので、出願する際は十分注意してから出願してください。
商学部
商学部はよく「経営学部(学科)」と称されることもあります。したがって、商学部を第一志望にしている方は、経営学部(学科)も併願することがおすすめです。
他にも商学部は統計や数学を扱うことがあるため、経済学部と似ていると言われることがあります。特に統計学に興味のある方は、経済学部もおすすめです。
商学部(経営学部)、経済学部は前章で紹介した慶應義塾大学、上智大学、GMARCH、関関同立いずれの大学でも設置されています。
国際教養学部
国際教養学部は英語を身につけたり、海外を中心に研究したりする学部なので、国際系の学部や外国語学部、人文系学部を併願することをおすすめします。
慶應義塾大学は直接国際系学部を称する学部はありませんが、「法学部政治学科」は国際系学部に匹敵するほど国際関係学に関する講義が多く設置されているので、おすすめの学部です。他にも「上智大学」は前章で解説した通り、国際系の学部や外国語学部、人文系学部に特に力を入れている大学なので、おすすめの大学です。
GMARCHや関関同立もそれぞれ特徴的な国際系の学部を数多く設置しているので、併願におすすめの大学群だと言えます。
(出典:https://march-daigakujuken.com/blog/march-global/、https://kyosyo.hyogo.jp/column/kkdr03.html)
社会科学部
社会科学部はよく「社会学部」と称したり、別の学部に所属する学科として設置されていたりすることがあります。早稲田と偏差値が近い東京の大学は、慶應(文学部人文社会学科)、上智(総合人間科学部社会学科)、立教、法政大学などがあります。西日本だと同志社、立命館大学(産業社会学部)などがおすすめです。
文学部
文学部を設置している大学は、国立・私立問わず数多くあります。前章で紹介した慶應、上智、GMARCH、関関同立いずれの大学も文学部を設置しています。しかしそれぞれの大学ごとに学べる分野が違うこともあるので、併願する際はよく調べてから出願してください。
文学部の中でも特に英語などの「言語学」に興味のある方は、「外国語学部」を併願するのもおすすめです。上記の大学の中だと、上智、青山学院、関西大学は外国語学部を設置しています。
文化構想学部
文化構想学部は人文系の学部に含まれているため、前章の文学部と同様に、他の大学の文学部を併願することがおすすめです。
文化構想学部は人文学部の中でもメディア学に特化している学部として有名です。そこで、特にメディアについて興味のある方は、情報系の学部・学科もおすすめです。情報系の学部・学科を設置している主な大学は、慶應だと環境情報学部や法学部政治学科があります。上智大学だと「文学部新聞学科」があります。GMARCHには立教大学の「社会学部メディア社会学科」や中央大学の「文学部社会情報学専攻」などがあります。立命館、関西学院、関西大学にもメディア学について学べる学部を多く設置しています。
人間科学部
直接的に「人間科学部」と称する学部を持つ大学は、上智大学だと「総合人間科学部」があります。他にもGMARCHだと「青山学院大学教育人間科学部」や、「法政大学人間環境学部」があります。西日本だと「立命館大学文学部 人間研究学域」「関西学院大学人間福祉学部 人間科学学科」などがあります。
特に「健康福祉学科」のような福祉系の学部に興味のある方は、社会福祉学が学べる大学を併願することをおすすめします。上記の大学・学部の他に「立教大学コミュニティ福祉学部」などがおすすめです。
スポーツ科学部
直接的に「スポーツ」と言う名前がついている学部を設置しているのは、立教、法政、同志社、立命館大学などがあります。他にも「慶應義塾大学環境情報学部」や他の大学の人間科学系の学部もおすすめです。
先進理工学部・基幹理工学部・創造理工学部
理工学部は前章で紹介した慶應や上智、東京理科、四工大、GMARCH、関関同立いずれの大学でも設置されています(立教大学のみ「理学部」)。しかし大学ごとに設置している学科や専攻、研究分野などは異なるので、自身の興味に応じて併願先を選びましょう。
特に創造理工学部の「建築学科」を第一志望にしている方は、美術大学も併願するのがおすすめです。私立の美術大学で有名な大学は、「武蔵野美術大学」や「多摩美術大学」などがあります。これらの大学は私立の美術大学の中でも名門とされており、卒業生に対する評価が高いことが特徴です。
(出典:https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/episode/te/NGRQMG7ZPZ/ )
まとめ
今回は早稲田の受験生におすすめの併願校を学部別に解説しました。
筆者の個人的な意見ですが、併願校を選ぶ際、ただ「第一志望と偏差値が近い」だけでなく、「自分の興味に合っている」ことを意識することがおすすめです。なぜなら、「どこに進学しても自分の好きなことができる」と思えることは、受験勉強に取り組む際の重要な要素の一つだと考えているからです。言い換えると、自分の興味のない学部を無理やり受験しても、モチベーションが湧かず、合格しづらくなる可能性があると考えています。
最後に、「第一志望に合格することは簡単なことではない」とよく言われています。筆者も法学部を第一志望に受験勉強をしていた時は、中々上がらない偏差値や過去問の正答率によく頭を悩ませていました。しかし最後まで地道に過去問演習を積み重ねた結果、本番では今までで一番高い正答率で合格することができました。どうか「地道に頑張る」ことを意識しながら、第一志望への合格をつかみ取ってください。筆者は早稲田で待っています。
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