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【復習に使える】過去完了形の訳し方・否定文や疑問文を作る方法

英語

過去完了形で否定文や疑問文は作れますか? 英語の過去完了形は、現在完了形を作るルールとほとんど同じです。

今回は「過去完了形の否定文・疑問文の作り方」「過去完了形の訳し方」「大過去」について、訳し方のポイントや注意点などを詳しくご紹介します。

過去完了形は難しそうに見えるかもしれませんが、こちらの記事を読めば、過去完了形の否定文や疑問文が使えるようになり、他の過去形である大過去を使った文との区別も簡単にできるようになるでしょう。

過去完了形の否定文の作り方

過去完了形の否定文は「主語 + had not + 過去分詞 〜?」となります。否定文の省略形では「I’d not」というように「主語 ’d not」となりますが、「I hadn’t」の形のほうが多く使われています。「I’d not」も間違いではありませんが、ネイティブが使う機会の多い「I hadn’t」が使えるようにするとよいでしょう。両方知っておけば、どちらが出てきても安心です。
また、notの代わりに neverを使うと、「一度も~したことがない」「未だかつて~したことがない」といった強い否定を表す表現となります。

(a) I hadn’t been there.
「私はそこに(行って)いなかった。」

(b) I had never been there.
「私は一度もそこに行ったことがなかった。」

ポイントのおさらい

・過去完了形の否定文は「主語 + had not + 過去分詞 〜?」
・hadは主語の人称変化に関わらずいつもhad
・neverをつけることで、強い否定を表す

過去完了形の疑問文の作り方

英語の過去完了形の疑問文は、「Had+主語+過去分詞~?」です。
Had you ever been to New York before you started university?
「大学に入るまでに、ニューヨークに行ったことはありましたか。」

こちらでは、「ever」を使ってこれまでの経験を聞いています。

質問に答えるには、肯定は「had」、否定は「hadn’t」を使います。

Yes, I had.
「はい、行ったことがありました。」

No, I hadn’t.
「いいえ、行ったことはありませんでした。」

ポイントのおさらい

・過去完了形の疑問文は「Had+主語 + 過去分詞~?」
・経験を聞くなら「ever」を使う
・質問の答えは、肯定は「Yes, I had.」、否定は「No, I hadn’t.」

英語の過去完了形と現在完了形・過去形との違い

現在完了形と過去完了形、または過去形は、「過去に起こった出来事についての表現」という共通点があります。
過去形は、過去のある時点での経験や状態を表す表現で、動詞の「過去形」を用いた時制です。
一方、過去完了形は「have + 過去分詞」で表します。現在完了形と同じように「完了(結果)用法」「経験用法」「継続用法」の3つの用法があります。

続いて、過去完了形と現在完了形を比べてみましょう。過去完了と現在完了の大きな違いは、基点です。現在完了形は「現在を起点」として「過去から現在まで継続している状態や動作」を表す時制です。
それに対し、過去完了形は「過去のある時点における過去の状態・経験」を表したり、「過去のある基点においてその時点まで継続している動作」を表したりする時制です。

・過 去 形:動詞の過去形
・現在完了形:have + 過去分詞
・過去完了形:had + 過去分詞

このように、過去完了形は過去のある時点における動作を表すため、過去形や現在完了とは異なり、「視点が過去になっている」というところが大きな違いだと言えるでしょう。

過去完了形と現在完了形・過去形の訳し方のポイント

視点の違いを訳し分けるには、次のような表現を使うとわかりやすくなります。
次の3つの時制を使った例文を比べてみましょう。

(a) He finished his lunch(過去形)
「彼は昼食を終えた。」
過去のある時点で昼食を終えたとわかります。

(b) He has already finished his lunch(現在完了形)
「彼はすでに昼食を終えている。」
現在から見て過去のある時点で彼は昼食を終えていたのだとわかります。

(c) He had already finished his lunch. (過去完了形)
「彼はすでに昼食を終えてしまっていた。」
過去のある時点から見て、それ以前に昼食を終えてしまっていたことがわかります。

・過 去 形:~した
・現在完了形:すでに~している
・過去完了形:すでに~してしまっていた

このように、同じ過去を表す表現でも、時制によって訳はかなり違うことがわかります。それぞれの用法は、視点がいつなのかに注意して、意味の違いがわかるように訳し分けましょう。

ポイントのおさらい

・過去形は過去のある時点での状態や動作を説明する
・現在完了形は過去から現在まで続いた、時間に幅のある状態や動作を説明できる
・過去完了形は過去のある時点を起点としてそれ以前に起きた出来事や動作を説明する
・訳し分けは視点がいつかに注目

大過去とは?

英語の過去完了形には、「大過去」と呼ばれる用法があります。大過去というのは、過去のある時点から見てさら前に起きた事柄について表す表現です。過去完了形との違いは、過去のある時点まで継続していない状態や動作であるところです。

次の2つのhad + 過去分詞を使った例文を比べてみましょう。

(a)Yesterday I lost my watch which I had bought last week.  (大過去)
「昨日私は先週買った時計を失くした。」

「時計を買った」動作は継続しません。そのため、昨日と先週に起きた過去の2つの事象は点と点であると言えます。「先週買った」が動作1、「失くした」が動作2です。よって、こちらの文の「had + 過去分詞」は「大過去」だとわかります。
こちらの文であれば次のように過去形に置き換えても問題ありません。

Yesterday I lost my watch which I bought last week. (過去形)
「昨日私は先週買った時計を失くした。」

ではこちらの文はどうでしょうか。

(b)Yesterday I lost my watch which I have had for two years. (過去完了形)
「昨日私は2年前から持っていた時計を失くした。」

2年前からずっと継続して持っていた時計を失くしたのですから、先週から昨日失くすまでの時点において、時計を持っている状態は継続していました。つまり、こちらは過去完了形です。

見分け方のポイントは、過去完了形を過去形に置き換えた時に「意味が変わらなければ大過去」「意味が変わるならば過去完了」です。
また、過去完了形の大過去の特徴は、必ず過去形が2つ同じ文の中に出てくることです。そのため、まずどちらが先に起こった出来事かを見極めることが大切です。出来事順に時系列に並べることができれば、正しい順序で訳し分けられるでしょう。

ポイントのおさらい

・過去完了形は過去のある時点までの完了・経験・継続(過去形に置き換えられない)
・大過去は過去のある時点よりもさらに過去の出来事(過去形に置き換えられる)

まとめ

「今回は「過去完了形の否定文・疑問文の作り方」「過去完了形と現在完了形・過去形との違い」「大過去」についてご紹介しました。

わからないところをそのままにすると、次のステップへ進むハードルが高くなってしまいます。「苦手科目」を作らないためにも、わからないことはその都度理解していくことが大切です。家庭教師なら、自分のペースで学習でき、つまずいたところですぐに教えてもらうことができます。

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