国際交流教育と充実した進学指導で注目を集める山手学院中学校。
今回は、山手学院中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
山手学院中学校の特徴

名称 | 山手学院中学校 |
所在地 | 〒247-0013 横浜市栄区上郷町460番地 |
最寄り駅 | JR京浜東北・根岸線「港南台」駅下車 徒歩12分「横浜」駅より24分「大船」駅より7分横浜市営バス45、111系統ほか「横浜女子短期大学前」下車神奈川中央交通バス大船~金沢八景線ほか「山手学院入口」下車 |
設立 | 1966年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 無し |
出身有名人 | 土居愛実(セーリング選手(ロンドン五輪代表))、鈴木雄一(元空手世界チャンピオン)、高原豪久(ユニ・チャーム代表取締役社長) |
山手学院中学校は、「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」の育成を目指す私立の中高一貫校です。1966年の創立以来、国際交流教育に力を入れており、40年以上の歴史を持つ海外研修・留学制度が特徴的です。
教育プログラムでは、中2からの先取り授業や高校での4コース制など、効果的な進学指導を行っています。また、北米研修やオーストラリア・ホームステイ、国連世界高校生会議への参加など、豊富な国際プログラムを提供しています。
学校行事も充実しており、スポーツ大会や文化祭、合唱コンクールなど、年間を通じて様々な活動が行われています。部活動も盛んで、硬式野球部やチアリーダー部などが活躍しています。
山手学院中学校は、国際性と学力の向上を重視し、広大な自然豊かなキャンパスで、生徒一人ひとりの個性と可能性を伸ばす教育環境を提供しています。グローバルな視野と確かな学力を身につけ、世界で活躍できる人材の育成を目指す学校といえるでしょう。
山手学院中学校の偏差値レベル

山手学院中学校の偏差値 | |
---|---|
山手学院中学校 | 63 |
偏差値が近い学校 | |
法政大学第二中学校 | 63 |
神奈川大学附属中学校 | 63 |
山手学院中学校は、神奈川県内で中堅から上位レベルの偏差値を持つ共学校で、基礎から応用まで幅広い学力が求められます。中学受験においては、安定した基礎力の構築と応用力のバランスが重要です。また、試験時間内に効率的に解答できるスキルが鍵となります。
山手学院中学校の入試対策

山手学院中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式の入試情報をご参照ください。
入試科目と配点
日程 | 試験科目 | 時間 | 配点(満点) | 備考 |
A日程 | 国語・算数 または 4科(国・算・社・理) | 国語・算数:各50分社会・理科:各40分 | 国語・算数:各100点社会・理科:各80点 | 2科または4科を選択 |
特待選抜Ⅰ | 国語・算数 | 各50分 | 各100点 | 特待生選抜(上位40名が特待生合格) |
特待選抜Ⅱ | 国語・算数 | 各50分 | 各100点 | 特待生選抜(上位20名が特待生合格) |
B日程 | 国語・算数 または 4科(国・算・社・理) | 国語・算数:各50分社会・理科:各40分 | 国語・算数:各100点社会・理科:各80点 | 2科または4科を選択 |
各科目の対策
算数の傾向と対策について
基礎から応用まで幅広く学習することが求められます。特に場合の数、平面の求積、割合、図形、速さといった頻出単元に注力し、旅人算などの特殊算にも注意を払いましょう。また、計算ミスを減らすため、日頃から計算練習を重ねることが重要です。
国語の傾向と対策について
語彙力を高める日常的な学習が効果的です。説明文、物語文、随筆文の読解力を養いながら、漢字の読み書きやことわざ、慣用句、四字熟語、文法の知識をしっかり身につける必要があります。また60字程度の短い記述問題にも備えて練習を重ねましょう。
理科の傾向と対策について
化学、物理、生物、地学の4分野をバランスよく学習することが大切です。特に水溶液の性質、力のつりあい、天体などの頻出単元に注意しましょう。実験や観察に基づく問題への対策として、基本的な実験手順や器具の名称を覚え、計算問題の練習も行うと効果的です。
社会の傾向と対策について
地理・歴史・公民の3分野をバランスよく学習することが重要です。時間配分を意識しながら演習を行い、効率的に学習を進めましょう。
全体的な対策について
過去問演習や、時間を意識したタイムトライアル形式での学習を取り入れることが効果的です。また、2教科受験と4教科受験の選択肢があるため、自身の得意分野を考慮して最適な受験方法を選ぶことが成功への鍵となります。
山手学院中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページ記載の資料をご参照ください。
月額費用
項目 | 金額(円) |
授業料 | 40,000 |
維持費 | 13,500 |
グローバル教育費 | 2,500 |
タブレット費用 | 2,800 |
父母の会費 | 1,000 |
月額費用合計 | 59,800 |
年一回の費用
項目 | 金額(円) |
保健衛生費 | 3,000 |
図書館運営費 | 6,800 |
生徒会費 | 9,600 |
教材費等預り金 | 100,000 |
父母の会入会金 | 2,000 |
年一回費用合計 | 121,400 |
その他の費用
項目 | 金額(円) |
施設設備費 | 240,000 |
教育振興費(一口) | 100,000 |
その他費用合計 | 340,000 |
年間総額
費用項目 | 金額(円) |
月額費用(年間分) | 717,600 |
年一回の費用 | 121,400 |
その他の費用 | 340,000 |
年間総額合計 | 1,179,000 |
山手学院中学校の良い口コミと悪い口コミ

山手学院中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
先生との距離感も近く、良い仲間に恵まれたと思う。勉強にも意欲的に取り組める環境だと思う。ホームステイもあり、良い経験ができると思う。
大学進学率は、だいぶ良いと思う。マーチクラスの進学率がとても多い。
遊ぶ時は遊ぶ、勉強する時は勉強すると言うオンオフのできる学校だと思います。また、中3ではオーストラリアへの海外へ行く機会があるのでいい経験になると思います。
自由な校風と充実した学習環境、そして進学実績の高さを評価する声が多く見られました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
体育館や図書館、食堂は新しく綺麗だがここは私立って考えるともっと綺麗なとこは沢山ある。なんならそこの3つの特別校舎以外の本校舎は本当に汚い。
セーター等が指定なのが辛い。しかも指定の物が高い割に絶妙にダサい。
普通教室がある本校舎は、とても古くて汚いです。タイルにひびが入っていたりしますが、生活する上では特に気になりません。
施設の老朽化や通学の不便さ、制服の指定に関する不満が見られましたが、学校生活に大きな支障をきたすほどではないようです。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8438/
まとめ
いかがでしたでしょうか。山手学院中学校は、国際交流教育と進学指導の両立を図り、グローバルな視野と確かな学力を持つ人材の育成に注力しています。充実した海外プログラムや効果的な進学指導体制、そして豊かな自然環境を活かした教育を提供している点が特徴的です。世界で活躍できる人材を目指す方は、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。