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サピックス4年生の対策方法

サピックス 学年別対策 小学4年生

サピックスでは、4年生に上がると授業内容が難しくなるだけでなく宿題の量も増えるため、3年生の時に比べついていくのが大変になってきます。
また、4年生になってから新たにサピックスに通い始め、どのように学習を進めていけばよいか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらのページでは、サピックスの4年生ではどのようなことを行うのか、どのように対策すべきなのかを徹底解説します。

サピックス4年生の特徴

サピックスの4年生は「思考する力」「記述する力」を身につける時期と定められています。受験に向け学習内容が本格化し、家庭学習が重視される時期でもあります。
まずは、4年生の授業内容とテストの種類をご紹介します。

各教科の授業内容

算数4年生では「計算力」を第一に向上させます。分数や小数の掛け算・割り算など、計算分野は全て4年生の間に習得します。その上で、「つるかめ算」「植木算」など、思考力や直観力を要する問題へと進んでいきます。

国語4年生の国語では、「新たな言葉と出会う」「主体的に読む姿勢を育む」「長文を読解し、自分なりの答案を記述する」という国語力の基盤となる3点を重視します。講師のヒントやフォローを受けながら、自分なりの読み方、答案の作り方を身につけていきます。

理科:4年生の理科では、身のまわりの現象を観察し、その原理やしくみを考える力を養います。近年の入試問題は、単純暗記だけでなく観察力や分析力を問う問題が増えているため、観察や実験を通して、さまざまなものの変化の原因を自分で考えられるようになることを目指します。

社会:4年生の社会では、地理分野の学習が中心です。6年生になってからの入試対策に備え、正確な地図感覚を養うことがポイントになります。地図帳を使いこなし、都道府県や川・平野・半島などの重要地名、行政区分、気候、産業の特色などをしっかりと身につけます。

サピックスのテストの種類

続いて、サピックスで行われるテストの種類を紹介します。

「組分けテスト」

組分けテストとは、年に3回(1月、3月、7月)実施される、試験範囲が決まっていないテストです。このテストの結果によってクラスの変動が起こるのですが、変動の幅に制限がないため、結果によってはクラスが大きく上がったり下がったりする可能性があります。

組分けテスト対策については、こちらの記事で扱っています。

「マンスリーテスト」

マンスリーテストとは、月に1回行われる授業の理解度を確認するためのテストで、テスト前1か月間の授業内容が出題範囲となります。このテストもクラスの変動が起こりますが、変動の幅には制限があり、校舎によって異なります(上下2コースまで昇降など)。

マンスリーテスト対策については、こちらの記事で扱っています。

「復習テスト」

サピックスでは基本的に毎月マンスリーテストがありますが、稀に実施のない月があります。復習テストはマンスリーテストのない月に行われる確認用のテストで、テスト前1か月間の授業内容が出題範囲となります。クラス変動はありません。

「実力診断サピックスオープン」

4年生向けに毎年10月に行われる出題範囲の決まっていない公開模試で、サピックス生以外でも受験することができます。総合的な学力を試すことが目的として実施されるため、幅広く様々な範囲から出題されます。クラス変動はありません。

サピックスオープン対策については、こちらの記事で扱っています。

「授業前テスト(※自由参加)」

毎回、授業開始前の30分間に算数の基礎力定着テストが行われます。参加は任意ですが、重要ポイントの復習になるため難関校を目指す生徒さんの多くが受験します。

4年生のうちにやるべきこと

4年生は、受験勉強が本格化して難しくなっていく5・6年生に備えて、学び方の基盤を作る時期です。授業科目や宿題の量が増えたことで、どのように進めればよいかわからず戸惑っていらっしゃる方も少なくないと思います。
4年生のうちにやっておくべきことをまとめましたので、参考にしてみてください。

家庭学習の習慣を作る

サピックスは「復習を重視する塾」で、宿題も多く出されます。しかしながら、4年生に上がったばかりの段階ではまだ毎日の家庭学習のリズムができておらず、宿題についていけない方も多くいらっしゃいます。
そのような場合は、一週間の学習スケジュールを作ることから始めましょう。更に復習量が多くなる5・6年生に備えて、計画的に勉強する習慣をつけておくことが何よりも重要です。初めは継続することを最優先に無理のない程度から実行してみて、お子様の意見や学習の進み具合を考慮しながら調整していきましょう。

基礎学力をしっかり身に着ける

前述の通り、4年生は学力の基盤を作る期間です。
特に国語の「漢字」、算数の「計算」は今後問題を解くうえでの土台になるので、集中的に強化する必要があります。
漢字はトメ、ハネなどを含め正しく書けるように練習し、計算は正確さとスピードが両立できるようにトレーニングしましょう。毎日時間を決めて行い、習慣化できると良いです。
漢字・計算ともに、4年生の間に頑張って力をつけておけば、5、6年生の学習に大きく役立ちます。逆に言えば、しっかり取り組んでおかないと後々苦労することになります。

主体的な学びで「思考力」の土台を作る

近年の中学受験では、昔と比べ「思考力」が必要とされるようになりました。知識やテクニックだけではなく、自らの力で考えないと解けない問題が出題されます。

思考力を高める第一歩は、読解力を養うことです。
特に国語の長文を読むときには、何となく読むのではなく、「なぜ筆者はこう考えるのだろうか」「なぜ登場人物はこう言ったのだろうか」と、常に「なぜ?」の視点を持ちながら読み、自分なりの考えを組み立てることが大切です。サピックス4年生の国語教材はこのような訓練に最適であり、このような力を養うことができれば、国語以外の教科の得点力にも繋がります。
また、学習内容を身近に感じることも重要です。例えば、家事や旅行を通して理科の現象や社会の地理分野に触れることで、学んでいることが日常生活と密接に関わっている事に気づきます。
このような感覚が、主体的に学ぶ姿勢へと繋がります。

4年生の学習で注意すべきこと

4年生は、学習習慣を定着させるべき時期であることはおわかりいただけたかと思います。だからこそ、4年生のうちに間違った勉強方法を取ってしまうと、後から軌道修正が難しくなってしまいます。
4年生の学習で注意すべきことをまとめましたので、参考にしてみてください。

解き方の「丸暗記」になってしまう

サピックスは宿題が多いこともあり、とにかく問題をこなすことに必死になってしまい、解法やパターンの「丸暗記」になってしまう危険性があります。
このような場合、特に算数の特殊算や図形問題など、複数の解法やパターンを組み合わせないと解けないような問題にあたったとき、「覚えた解き方が通用しない」と諦めてしまうことが少なくありません
一方で、慣れている子なら焦らずに自分の知っている解き方からどれを組み合わせて活用すべきか柔軟に考えることができます。家庭学習でもこのような訓練をしておけると良いでしょう。

親が学習を管理しすぎてしまう

中学受験対策を進めるうえで、保護者様の協力はもちろん必要不可欠です。課題整理やスケジューリングの全てをお子様が自分で管理することはできません。
しかしながら、1から10まで全てを親が決めないと勉強できないようになってしまうことも危険です
取り組むべき課題を自分で考えたうえで勉強すれば、それだけ吸収力も高まりますし、中学進学後の自己学習力にも繋がります。ある程度は本人に考えさせ、親が軌道修正できる体制を作りましょう。

また、問題を教える際にも親が先回りしてすぐに解説してしまわないように気を付けましょう。お子様が自分で考える時間をしっかり取り、解き方に気づくまで待つことも重要です。

学研の家庭教師が行う
サピックス4年生の対策方法

サピックス4年生の特徴と、4年生のうちにやるべきこと・注意すべきことをまとめてきました。
このコラムを読んでいただいている保護者様のご家庭では、
きちんと今回の内容を実行したり、注意することができていますか?
学研の家庭教師なら、そのためのサポートができます。

家庭学習の習慣を作る

学習計画を一緒に考えることで「家庭学習の習慣」を作り、サピックスの宿題や復習にしっかりと取り組む生活リズムを確立できます。

家のアイコン
基礎学力を身につける

4年生のうちに漢字の読み書きや計算などの基礎学力をしっかり身につけられる、サピックスに適したカリキュラムで進められます。

本と鉛筆のアイコン
どの教科にも通じる
文章読解力を身につける

「思考力」の土台形成のため、「なぜ?」の着眼点を持って読む訓練を一緒に行い、サピックス教材を用いてどの教科にも通じる文章読解力を養うことができます。

本を読んでいる人のアイコン
丸暗記を避け、「理解」を促進し「定着」させる

解き方を丸暗記するのではなく柔軟に活用できるよう学習し、解法やパターンを組み合わせなければならない難しい問題にも対応できるようになります。

脳のアイコン
主体的な学習姿勢を身につける

塾や家庭教師の指導があるとしても、実際に問題を解き、勉強を進めるのはお子様自身です。生徒自身が考え、解き方に気づく過程を大切にし、「自主学習力」を育みます。

元気な人のアイコン

もちろん4年生特有の対策に限らず、
学研の家庭教師では
サピックスの普段の授業やテスト全般の
フォローも可能です!

学研の家庭教師の
サピックス対策

学研の家庭教師のサピックス対策が、
全体的にどのようなことを実施していくのかをお伝えいたします。

まず何を行うか?

学習状況を把握し、学習計画を立てます。

生徒の生活や学習のサイクル、次回テストの出題範囲を踏まえ本人の理解度や得意・苦手意識、これまでの偏差値の推移などをチェックします。
その上で、学習計画を立ててどの日・どの時間に何をやるべきかが見えるようにします。宿題に追われるあまり、わからないところを復習する時間がなくならないように注意します。

普段の学習では何を行うか?

その分野の「理解」を目指します。

テストで結果を出すには、その分野をきちんと理解する必要があります。理解とは、各問題の数字や問い方が変わっても解答できたり、第三者にその問題の解説ができたりするレベルです。このレベルに達するため、たくさん類題を解く訓練をしたり、生徒に説明させる対話形式の指導を行ったりします。

「解答・解説を見てもわからない問題」の解消をします。

普段解いている問題は3種類に分かれます。
①普通に解ける問題
②解答・解説を見たらわかる(=次からは解けるようになる)問題
③解答・解説を見てもわからない問題
勉強しているとこの③の問題に時間が取られ、苛立ちが生まれ、苦手意識や抵抗感が生まれてしまいます。これを家庭教師が一つ一つ解消していきます。

テスト前は何を行うか?

基礎内容を総復習します。

テスト1~2週間前を目安に、日々の学習時間の中に「出題範囲の基礎内容の復習を徹底する時間」を設けます。
例えば、範囲分野の例題と基礎問題をパラパラと見直していき、わからないところや不安なところは解説を一緒に確認して解消していくことで、抜け落ちがないようにします。

テスト後は何を行うか?

不足事項を点検し、学習計画に組み込みます。

まずは各教科の点数や偏差値など、数値の変化をチェックします。その上で、問題の正答率と生徒の出来不出来を見比べて、習得しきれていない分野やその原因を考えます。正答率が高いのに間違えていたところは理解度が不足しているので、なぜ解けなかったのか(どのような学習が不足していたのか)よく考え、普段の学習計画に組み込み解消していきます。

学研の家庭教師では、
サピックス生への指導経験豊富な
選りすぐりの講師陣が
お子様の状況に合わせて
最適な指導を行い、
合格へと導きます。

詳しくはぜひお問い合わせ・
ご相談ください。

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サピックス生の実際の声

  • 夏の組分けテストで偏差値が60に到達し、算数の点数も向上。無事、第1志望の桜蔭中学校から合格をいただきました

    前島 瞳 さん

    【合格校】
    桜蔭中学校、学習院女子中等科
  • 塾の模試では合格率20%でしたが、プロの先生の志望校対策のおかげで無事合格を掴み取りました

    三浦 佐紀 さん

    【合格校】
    豊島岡女子学園中学校、女子学院中学校
  • 塾のフォローから志望校対策まで幅広く対応いただき、家庭内の喧嘩も減っていきました

    佐々木 隆慎 さん

    【合格校】
    成蹊中学校

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