関西大学第一中学校は、大阪府吹田市に位置する私立の中高一貫校で、関西大学の併設中学校です。
今回は、関西大学第一中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
関西大学第一中学校の特徴

名称 | 関西大学第一中学校 |
旧名称 | 関西甲種商業学校 |
所在地 | 〒564-0073 大阪府吹田市山手町3-3-24 |
最寄り駅 | 阪急千里線関大前駅から徒歩3分 |
設立 | 1947年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 無し |
出身有名人 | 髙野芹奈/セーリング選手 |
関西大学第一中学校は「正義を重んじ誠実をつらぬく」という教育方針のもと、100年以上の歴史を重ね、これまで多くの優れた人材を世に送り出してきました。
基礎学力を着実に習得できる、ゆとりのあるカリキュラムと、多くの生徒が所属している充実した部活動から、社会生活で備えておくべき大切な事柄を学ぶことができます。
大学併設校ならではのメリットを最大限に生かし、勉強のみならず、何事にも積極的に取り組める環境で有意義な3年間を過ごすことができます。
関西大学第一中学校の特徴について
関西大学第一中学校では、中高6年間の成長段階に合わせた教育プログラムを実施しています。
1年生は「探究入門」。中学生として身につけてほしい知識や技能を習得します。
2年生は「基礎探究」。1年次に学んだことを生かしつつ、より深く探究を進めます。
3年生は、その集大成としての「卒業探究」。1・2年次で学んだことを生かしつつ、今度は各自でテーマを選択・探究し、その成果をまとめます。関大一中の学習は、「覚える」だけでなく、「考え、まとめる」力を養います。
学校行事や課外活動、中大・高大連携講座などを通して、視野を拡げ、進取の気性に富んだ人間を育成するカリキュラムも特徴の1つです。
関西大学第一中学校の偏差値レベル

関西大学第一中学校の偏差値 | |
関西大学第一中学校 | 55 |
偏差値が近い学校 | |
関西大学北陽中学校 | 53 |
金蘭千里中学校 | 58 |
関西大学第一中学校は、中学入試の難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準問題を徹底することが大変重要です。
関西大学第一中学校の入試対策

国語の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
大問3題構成となっており、問題は論理的文章、文学的文章、漢字の書き取り問題が出題傾向にあります。文章題は、記号問題が頻出されていますが、字数指定のない記述問題も特徴的です。
また、漢字の書き取り問題は難易度の高いものもあるため、熟語去の意味を考えながら学習しましょう。
対策として、過問や問題集など、時間を計りながら制限時間内に解答できるスピード感を身につけましょう。
算数の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
難易度は標準レベルですが、ケアレスミスに注意して確実に得点に繋げる必要があります。
図形問題数の出題割合が高く、水槽に関する問題が頻出です。計算問題や典型的な文章題に素早く確実に正解するためには、日頃から過問や問題集など、時間を計りながら確実に解答できるように対策しましょう。
理科の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
地学・生物・化学・物理の分野から2題ずつ出題される傾向にあります。
化学・物理の計算問題は標準レベルの出題が多いです。グラフを読み取る溶解度の問題や、浮力の問題が出題されたこともあります。知識問題は細かな内容まで出題されるのも特徴的です。
特に、計算問題では高得点を取る必要があります。また、時事ニュースからの出題もあるため、天気予報や科学の時事ニュースを日頃から確認し、知識を蓄えておくことが重要です。
社会の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
地理分野は「日本地図や自然災害」、「歴史分野は日本の通貨の歴史や日本銀行券」、公民分野は「日本国憲法」について出題される傾向にあります。
特に、日本の6つの気候区分の習得は関西大学第一中学校を受験する上で欠かせないと言えるでしょう。
また、近年は時事から派生した出題がよく見られ、現在やかつての日本銀行券に関連する出題などもありました。問題数は比較的多いですが、基本知識を問う問題が中心であるため、高得点を目指す必要があります。日頃から過去問を解いて問題に慣れ、時間配分に気をつけながら対策しましょう。
関西大学第一中学校の入学後にかかる費用について

学費の詳細について(あくまで目安としてお考えください。)
入学金 200,000円
授業料 640,000円
施設費 200,000円
諸経費 45,000円
学年諸費 90,000円
※教材費・制服代などが別途必要です。
公式ページもご参照ください。
関西大学第一中学校の良い口コミと悪い口コミ

良い口コミ
まずは良い口コミを紹介いたします。生徒はもちろんですが、特に保護者から「満足」という声が多く出ているような印象です。
非常に満足です。この学校に入学してよかったと親子で思っています。クラブも楽しいし友達もいい子ばかり…もちろん保護者も素敵な人ばかりです。
補習もありますし、授業も楽しく、宿題はやや少ないように思います。長期休暇の宿題が沢山出ます。
クラブ活動を推進しているだけあって大半の生徒が何かしらの部活に入っているようです。中には強豪クラブもありますが、人間関係を養っていくにはいい校風かと思います。
適度に厳しさがあり安心してお任せ出来ると思います。携帯の持ち込みが可能となりましたが、あくまでも災害等の緊急時のみ使用が出来そうです。よって通学時に使用が見つかると指導があります。
悪い口コミ
口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
正直な所授業だけでは点数は伸びません。
いかに自分がそれにプラスで勉強するかで変わります。努力次第です。
部活の種類は豊富な方かと思います。ですが、あくまでも文武両道の学校なので、勉強が疎かになると、補習等で参加出来なくなります。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/12387/
まとめ
いかがだったでしょうか。関西大学第一中学校は文武両道で、学習面へのサポートも手厚く、良質な授業を受けることができる学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。