「子どもの大学受験、どうせなら日本一の塾で挑戦させたい」 「鉄緑会が良いと聞くけど、うちの子でも入れるの?」 「大阪や関西にも校舎はある?月謝や年間費用は一体いくらかかるんだろう…」
最難関大学、特に東京大学や京都大学、国公立大学医学部を目指すなら、一度は耳にするのが「鉄緑会(てつりょくかい)」ではないでしょうか。圧倒的な合格実績を誇る一方で、その詳細はベールに包まれている部分も多く、料金体系や入塾の条件、校舎の場所など、知りたい情報がなかなか見つからないと感じている方も多いはずです。
この記事では、そんな鉄緑会への入塾を検討している生徒さんや保護者の方の疑問にすべてお答えします。この記事を読めば、以下のことが分かります。
- ①鉄緑会の特徴と圧倒的な合格実績
- ②大阪校・京都校など関西の校舎情報
- ③月謝や年間でかかる総額費用
- ④入塾テストの難易度や指定校制度の詳細
この記事が、あなたの塾選びの確かな一歩となるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
鉄緑会とは?東大合格実績No.1塾

鉄緑会とは、東京大学受験指導を専門とする中高6年一貫の塾です。 1983年に東大の学生や卒業生によって設立されて以来、他の追随を許さない圧倒的な東大合格実績を叩き出し続けています。
その本質は、単なる進学塾ではありません。選び抜かれた優秀な生徒たちが集まり、質の高い教材と講師陣のもとで切磋琢磨する「教育機関」と呼ぶのがふさわしいでしょう。
他塾との決定的な違いと強み
鉄緑会が「最強」と呼ばれる理由は、他の塾にはない独自の強みにあります。
圧倒的な合格実績
毎年、東大合格者のうち約6人に1人が鉄緑会の出身者と言われるほど、その実績は群を抜いています。この実績が、さらに優秀な生徒と講師を引き寄せる好循環を生んでいます。
中高6年一貫の超高速カリキュラム
大学受験に必要な全範囲を高校2年生までに修了させ、残りの1年間は徹底的な演習とテストに費やします。この独自のカリキュラムが、現役合格を盤石なものにしています。
優秀な講師陣
講師のほとんどは、鉄緑会OB・OGを含む現役の東大生や東大大学院生、卒業生です。自らが厳しい受験を勝ち抜いた経験に基づいた、実践的で質の高い指導が受けられます。
質の高いオリジナル教材
長年の指導ノウハウが凝縮されたオリジナル教材は、市販の参考書を遥かに凌ぐクオリティを誇ります。入試の本質を突いた教材で、効率的に学力を伸ばすことができます。
最新の東大・京大・医学部合格実績
鉄緑会の実力を最も分かりやすく示しているのが、その合格実績です。直近の入試でも、驚異的な結果を残しています。
(参考:鉄緑会公式サイト)
特に東大理科三類(医学部)の合格者数は圧巻で、定員の約6割を鉄緑会生が占める年もあるほどです。
「鉄緑会」の名称の由来と教育理念
「鉄緑会」という少し変わった名前の由来をご存知でしょうか?
- ・「鉄」:東京大学医学部卒業生の同窓会組織「鉄門倶楽部(てつもんくらぶ)」
- ・「緑」:東京大学法学部生の自治会「緑会(みどりかい)」
この2つが名称の由来となっており、創設当初から東大と深い繋がりがあることを示しています。その教育理念は、単に受験テクニックを教えるのではなく、「本質的な学問の面白さを伝え、自ら考える力を養うこと」にあります。
鉄緑会の校舎一覧【大阪・関西・東京】

「鉄緑会に通いたいけど、どこにあるの?」という疑問は非常に多いです。特に大阪をはじめとする関西圏にお住まいの方にとって、校舎の場所は重要な問題です。 鉄緑会は、東京と関西に校舎を展開しています。
大阪校の場所とアクセス
関西の中心となるのが大阪校です。多くの生徒が大阪府内だけでなく、兵庫や奈良、和歌山からも通っています。
- 【住所】
大阪府大阪市北区芝田1-10-8 山中ビル4F~9F - 【最寄り駅】
- 阪急「大阪梅田駅」茶屋町口より徒歩約3分
- JR「大阪駅」御堂筋北口より徒歩約5分
- Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」より徒歩約5分
京都校の場所とアクセス
京都や滋賀にお住まいの方にとって通いやすいのが京都校です。
- 【住所】
京都府京都市下京区醍醐町282番地 烏丸オーミッドビル - 【最寄り駅】
- 地下鉄烏丸線「四条駅」6番出口より徒歩約1分
- 阪急京都線「烏丸駅」23番出口より徒歩約1分
西宮北口教室の場所とアクセス
兵庫県内の生徒からの要望に応える形で開設されたのが西宮北口教室です。
- 【住所】
兵庫県西宮市甲風園1-5-14 扇ビル - 【最寄り駅】
阪急「西宮北口駅」北改札口より徒歩約1分
東京本部校舎の場所とアクセス
関東の拠点となるのが、代々木にある本部校舎です。
- 【住所】
東京都渋谷区代々木1-60-11 - 【最寄り駅】
- JR・都営大江戸線「代々木駅」北口より徒歩約1分
- 小田急線「南新宿駅」より徒歩約3分
鉄緑会の料金体系【月謝・年間費用】

入塾を検討する上で最も気になるのが、月謝(授業料)や年間でかかる費用です。鉄緑会の料金は、他の一般的な塾と比較すると高めの設定ですが、その指導内容を考えれば納得できるという声も多く聞かれます。
学年別の月謝(授業料)一覧
月謝は学年や受講科目数によって異なります。以下は1科目あたりの月謝の目安です。
- 【中1・中2】
月額 約32,120円(週1回3時間) - 【中3】
月額 約32,120円(週1回3時間) - 【高1・高2】
月額 約32,120円(週1回3時間) - 【高3】
月額 約40,150円(週1回4時間)
※上記は1科目あたりの料金です。例えば、中学生が英語と数学の2科目を受講する場合、月謝は約2倍になります。 ※正確な料金は年度によって改定される可能性があるため、必ず公式サイトや入塾説明会でご確認ください。
入塾金や教材費について
月謝以外にも、以下の費用が必要になります。
- 【入塾金】
約44,000円(税込)です。入塾時に一度だけ支払います。 - 【教材費】
前期・後期に分かれており、1科目あたり年間で約20,000円~40,000円程度が目安です。質の高いオリジナル教材のため、やや高額になる傾向があります。 - 【季節講習費】
春期・夏期・冬期に行われる講習は別途費用がかかります。受講は任意ですが、多くの生徒が参加します。
年間でかかる総額費用のモデルケース
では、実際に年間でどれくらいの費用がかかるのでしょうか。モデルケースを見てみましょう。
ケース1:中学1年生が英語・数学の2科目を受講した場合
- 【月謝】
約32,120円 × 2科目 × 12ヶ月 = 約770,880円 - 【入塾金】
約44,000円 - 【教材費】
約30,000円 × 2科目 = 約60,000円 - 【合計(初年度)】
約874,880円
ケース2:高校3年生が理系3科目(英・数・理科2科目)を受講した場合
- 【月謝】
約40,150円 × 3科目 × 12ヶ月 = 約1,445,400円 - 【教材費】
約30,000円 × 3科目 = 約90,000円 - 【合計(年間)】
約1,535,400円
これに季節講習費が加わるため、年間費用は100万円を超えることも珍しくありません。家計への負担は決して小さくないため、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。
鉄緑会の入塾方法と条件

「鉄緑会には誰でも入れるの?」という疑問を持つ方も多いですが、入塾には厳しい選抜があります。主な入塾方法は「入塾テスト」と「指定校推薦」の2つです。
入塾テストの難易度・合格率・対策
鉄緑会の入塾テストは、非常に難易度が高いことで知られています。 学校の定期テストとは比較にならないレベルで、思考力や応用力が問われる問題が出題されます。
- 【対象】
主に新中学1年生、新高校1年生を対象に、年に数回実施されます。 - 【科目】
英語と数学の2科目が基本です。 - 【難易度・合格率】
合格率は公式には発表されていませんが、非常に低いと言われています。特に、学年が上がるほど合格のハードルは高くなります。 - 【対策入塾テストに特化した対策が不可欠】
- ①市販のハイレベルな問題集(「最高水準問題集」など)を完璧に解けるようにする。
- ②思考力を問う問題に慣れるため、パズル的な要素のある問題にも取り組む。
- ③計算ミスをなくし、時間内に解ききるスピードを養う。
指定校制度と対象校一覧(関西・関東)
指定校制度とは、鉄緑会が定めた特定の学校の生徒が、入塾テストを免除(または簡易なテストで)入塾できる制度です。 これは、各学校の進学実績や教育レベルを鉄緑会が評価している証でもあります。
以下は、主な指定校の一覧です。
関西の指定校
- 【大阪】
大阪星光学院、四天王寺 - 【兵庫】
甲陽学院、神戸女学院、灘 - 【奈良】
東大寺学園、西大和学園 - 【京都】
洛星、洛南
関東の指定校
- 麻布、桜蔭、開成、海城、駒場東邦、女子学院、筑波大学附属、筑波大学附属駒場、豊島岡女子学園、雙葉
※指定校は変更される可能性があります。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
指定校以外・高校からの入塾について
「指定校じゃないと入れないの?」「高校からでは遅い?」という心配もあるかと思います。
結論から言うと、指定校以外の生徒や高校からでも入塾は可能です。しかし、そのためには非常に競争率の高い入塾テストに合格しなければなりません。特に高校からの入塾は、中学から在籍している生徒たちの進度に追いつく必要があるため、かなりの学力と覚悟が求められます。
もし高校からの入塾を目指すのであれば、高1の最初のタイミングが最もチャンスが大きいと言えるでしょう。
鉄緑会のカリキュラムと講師

鉄緑会の強さの源泉は、その教育内容にあります。ここでは、カリキュラムや講師、学習環境について詳しく見ていきましょう。
学年別の学習カリキュラムと進度
鉄緑会の最大の特徴は、中高6年間を見通した超高速カリキュラムです。
- 【中学課程】
中学3年間で、高校範囲の数学(数Ⅲまで)と英語の主要な部分をほぼ修了します。 - 【高校課程】
高校2年生の終わりまでに、大学入試に必要な全範囲の学習を完了させます。 - 【高3課程】
1年間をかけて、徹底的なテスト演習と復習、志望校対策を行います。これにより、知識の定着と実践力を極限まで高めます。
この圧倒的な進度の速さが、他の受験生に対する大きなアドバンテージとなります。
講師陣の特徴と指導スタイル
鉄緑会の講師は、単に学力が高いだけではありません。
- ①現役東大生・卒業生が中心
講師の多くは、鉄緑会で学び東大に合格したOB・OGです。自らの成功体験に基づき、生徒の気持ちを理解した上で、つまずきやすいポイントを的確に指導します。 - ②厳しい採用基準と研修
講師になるためには、厳しい採用試験と模擬授業をクリアする必要があります。採用後も研修が続けられ、常に指導の質が担保されています。
クラス編成と時間割の例
生徒一人ひとりの学力に合わせて最適な指導を行うため、クラスは学力別に編成されます。
- 【クラス分け】
入塾テストや校内模試の結果によって、上位の「レギュラークラス」と「オープンクラス」に分かれます。クラス昇降があるため、常に緊張感を持って学習に取り組むことができます。 - 【時間割】
授業は週1回、1科目3時間(高3は4時間)が基本です。平日の夜や土日に開講されることが多く、学校や部活動との両立を図る生徒もいます。- 例) 平日 18:20~21:20 / 土曜 14:00~17:00 など
自習室の利用方法と学習環境
鉄緑会には、生徒専用の自習室が完備されています。
- 【静かで集中できる環境】
同じ目標を持つ仲間たちが真剣に勉強しているため、非常に集中しやすい環境です。 - 【質問対応】
講師が待機しており、分からない問題をすぐに質問できる体制が整っています。 - 【利用時間】
授業がない日でも利用でき、多くの生徒が学校帰りや休日に活用しています。
鉄緑会に関するQ&A

最後に、鉄緑会に関してよく寄せられる質問にお答えします。
公式サイト・マイページへのアクセス方法
鉄緑会の最新情報や各種手続きは、公式サイトから確認できます。
- ①公式サイト
「鉄緑会 公式サイト」で検索、または以下のURLからアクセスできます。 (https://www.tetsuryokukai.co.jp/) - ②在籍生用マイページ
在籍生や保護者の方は、「鉄緑会マイページ」からログインし、成績や連絡事項を確認できます。ログインページは公式サイト内にあります。
在籍生・卒業生からの評判と口コミ
実際に通っていた生徒からは、以下のような声が聞かれます。
良い評判
「周りの生徒のレベルが高く、常に刺激を受けられた」
「教材の質がとにかく高く、これを完璧にすれば他の参考書は不要だった」
「講師との距離が近く、受験の悩みも相談しやすかった」
注意すべき評判
「宿題の量が膨大で、こなすのが本当に大変だった」
「授業の進度が速すぎて、一度つまずくと追いつくのが難しい」
「自分から質問しないと、置いていかれてしまう」
高い効果が期待できる一方、生徒自身の強い意志と努力が不可欠な塾であるといえます。
鉄緑会の正しい読み方
鉄緑会は「てつりょくかい」と読みます。
部活動との両立は可能か?
部活動との両立は不可能ではありませんが、非常に困難であるというのが実情です。多くの生徒が、学年が上がるにつれて部活動の時間を減らしたり、辞めたりして勉強に専念しています。膨大な課題量をこなすためには、相当な自己管理能力と覚悟が必要です。
学研の家庭教師の中学受験コースでは、これまで約40年に渡る経験を基に、鉄緑会のカリキュラムを把握し、家庭学習やモチベーションの維持もサポートします。部活動との両立に不安を感じている方や、自己管理能力を向上させたい方にもおすすめです。
まとめ
今回は、東大合格実績No.1塾である鉄緑会について、その特徴から料金、入塾方法、校舎情報までを詳しく解説しました。
最後に、この記事の要点をまとめます。
鉄緑会は、間違いなく日本最高峰の学習環境です。しかし、その厳しい環境がお子様に合うかどうかは、慎重に見極める必要があります。
もし入塾を真剣に検討されるなら、まずは公式サイトで最新の入塾説明会の情報をチェックし、事前にお子様に合う中学受験塾かどうか確認することを強くおすすめします。
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