「ena(エナ)ってよく聞くけど、どんな塾なの?」 「都立中学の受験に強いって本当?でも、悪い評判も聞くから不安…」
お子さまの塾選びで、学習塾「ena」が気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。enaは首都圏を中心に多くの校舎を展開する大手進学塾ですが、その特徴や料金、実際の評判については意外と知られていないかもしれません。
この記事では、塾選びで失敗しないために、enaの基本情報から他の塾との違い、気になる評判や口コミ、学年別の料金、そして中学・高校受験の合格実績まで、enaに関するあらゆる情報を徹底的に解説します。
この記事を読めば、enaがお子さまに合っている塾なのかが分かり、安心して次のステップ(資料請求や体験授業)に進めるようになります。
ena(エナ)とは?他の塾との違い

まず、enaがどのような学習塾なのか、基本的な特徴から見ていきましょう。
ena(エナ)とは、首都圏を中心に約300校舎を展開する、特に都立中高一貫校の受検(受験)に圧倒的な強みを持つ進学塾です。小学3年生から高校3年生までを対象に、集団指導をメインとした質の高い教育サービスを提供しています。
他の一般的な中学受験塾や高校受験塾と比べて、enaには以下のような際立った特徴があります。
都立中高一貫校受験への圧倒的な強み
enaの最大の強みは、なんといっても都立中高一貫校受検における豊富な情報量と徹底した対策にあります。
都立中高一貫校の入試は、一般的な私立中学の入試とは異なり、思考力や記述力を問う「適性検査」が中心です。enaでは、この適性検査を突破するために、長年のデータ分析に基づいた独自のカリキュラムと教材を開発しています。
- 【適性検査対策】
作文・記述問題の添削指導に力を入れており、論理的に考え、表現する力を徹底的に鍛えます。 - 【豊富な情報網】
各校の出題傾向や最新の入試情報をいち早くキャッチし、日々の指導に反映させています。 - 【ena独自の模試】
本番さながらの「都立中合判」などを通じて、正確な実力判定と的確な志望校対策が可能です。
対面と映像を組み合わせた授業スタイル
enaの授業は、校舎での対面授業を基本としながら、単方向映像授業を効果的に組み合わせているのが特徴です。
対面授業では、生徒一人ひとりの表情や反応を見ながら、きめ細やかな指導を行います。一方で、映像授業を活用することで、有名講師の質の高い授業をどの校舎でも受けることができ、欠席した際のフォローや復習にも役立ちます。このハイブリッドな指導体制が、効率的な学力向上を可能にしています。
ena独自の学習サポートシステム
家庭学習を力強く支える、ena生専用のオンライン学習システム「enaコックピットサポート」も大きな特徴です。
このシステムを通じて、生徒は授業の復習動画を視聴したり、宿題の提出状況を確認したりできます。また、保護者の方も、お子さまの学習進捗や塾からのお知らせをいつでもスマートフォンやPCで確認できるため、安心して学習を任せることができます。
enaの評判・口コミを徹底調査

塾選びで最も気になるのが、実際に通っている生徒や保護者からの評判ではないでしょうか。ここでは、インターネット上の口コミサイトなどを参考に、enaの良い評判と、「悪い」と言われることがある理由の両方を掘り下げていきます。
enaの良い評判・口コミ
enaには、特に都立受検(受験)を目指す家庭から高い評価が寄せられています。
都立対策が手厚い 「都立中の適性検査対策は、他の塾の追随を許さないレベル。作文指導が丁寧で、子どもの記述力が格段に上がった」という声が多数見られました。都立中高一貫校を第一志望に考えているご家庭にとっては、非常に心強い存在です。
熱心な先生が多い 「進路相談に親身に乗ってくれた」「授業外でも質問に丁寧に答えてくれる」など、講師の熱意を評価する口コミが多くあります。生徒一人ひとりと向き合う姿勢が、モチベーション維持につながっているようです。
合格実績が信頼できる 「enaの公開している合格者数は信頼できる」「実績を見て入塾を決めたが、期待通りの指導だった」など、長年にわたる高い合格実績が、入塾の決め手になっているケースも少なくありません。
「評判が悪い」と言われる理由と実態
一方で、「ena 評判 悪い」という検索キーワードがあるように、ネガティブな意見も存在します。その理由と実態を見ていきましょう。
宿題の量が多い
「宿題が多くて、こなすのが大変だった」という口コミは確かによく見られます。しかしこれは、志望校合格に必要な学力を定着させるためのカリキュラムの一環です。計画的に学習を進める習慣が身につくという側面もあります。
先生によって指導力に差がある?
「校舎や担当の先生によって、指導の質にばらつきがある」という指摘もあります。これはどの塾にも言えることですが、enaでは定期的な研修で講師のレベル維持に努めています。入塾前に体験授業を受け、校舎の雰囲気や先生との相性を確認することが大切です。
私立中学受験には不向き?
「都立に特化しすぎていて、難関私立中学の対策は手薄なのでは?」という懸念の声です。確かにenaは都立対策が強みですが、近年は私立中高一貫校の受験にも力を入れており、「私立コース」も設置されています。志望校に合わせたコース選択が可能です。
口コミから分かるenaが合う生徒の特徴
これまでの評判・口コミを総合すると、enaは以下のような生徒に特に合っていると言えるでしょう。
enaの学年別コースと料金体系

enaの授業料は、学年やコース、通塾日数によって異なります。ここでは、おおよその料金目安をご紹介します。
※料金は校舎や年度によって変動する可能性があるため、あくまで目安として参考にしてください。正確な料金は、必ずお近くの校舎にお問い合わせください。
小学部のコースと授業料の目安
小学部では、低学年から学ぶ楽しさを育み、高学年では本格的な中学受験対策を行います。
- 【小3・小4本科】
月謝の目安は約13,200円~(週1回)です。基礎学力の定着を目指します。 - 【小5本科】
月謝の目安は約24,200円~(週2回)です。適性検査対策が本格化します。 - 【小6本科】
月謝の目安は約31,900円~(週2回)です。志望校合格に向けた総仕上げを行います。
中学部のコースと授業料の目安
中学部では、高校受験対策を中心に、定期テスト対策から難関校受験まで幅広く対応します。
- 【中1・中2本科】
月謝の目安は約25,300円~(週2回・5科)です。内申点対策と基礎力・応用力の養成を両立します。 - 【中3本科】
月謝の目安は約36,300円~(週2回・5科)です。志望校別の対策で、第一志望合格を目指します。
夏期講習・冬期講習など季節講習の費用
enaでは、春期・夏期・冬期に集中講座である「季節講習」が開講されます。これらは通常授業とは別料金で、参加は必須ではありませんが、多くの生徒が受講します。
費用は学年や受講する講座数によって大きく異なりますが、目安として受験学年である小6や中3の夏期講習では、15万円~20万円程度かかる場合が多いようです。
授業料以外に必要な費用(教材費・模試代)
月々の授業料の他に、以下の費用が別途必要になります。
- 【教材費】
enaオリジナルのテキストや問題集の費用です。年間で数万円程度が目安です。 - 【模試代】
「都立中合判」や「合格力診断テスト」など、各種模試の受験料です。1回あたり数千円程度かかります。 - 【その他】
ena-base(ena生専用の復習ツール)の利用料などがかかる場合があります。
トータルの費用を把握するためにも、入塾前に必ず詳細な見積もりを確認しましょう。
enaの中学・高校受験の合格実績

enaの指導力の高さを最も分かりやすく示しているのが、その合格実績です。ここでは、公式サイトで公表されている最新のデータを元にご紹介します。(出典:ena公式サイト 合格実績 https://www.ena.co.jp/results/)
都立中学校の合格実績
最新の入試データでは、ena全体の都立中合格者数は1,261名にのぼり、都立中開校以来15年連続でNo.1の実績を誇ります。
※上記は一例です。多くの都立中で高い占有率を達成しています。
私立中学校の合格実績
enaは都立だけでなく、私立中学受験にも対応しています。
- ・開成、麻布、武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉などの難関私立中学
- ・早大学院、慶應中等部などの大学附属中学
- ・栄東、開智、淑徳与野などの埼玉・千葉の難関私立中学
上記をはじめ、多くの私立中学に合格者を輩出しています。
都立・私立高校の合格実績
高校受験でも高い実績を上げています。
- 【都立高校】
日比谷、西、国立、戸山、青山といった進学指導重点校に多数の合格者を出しています。 - 【私立高校】
開成、筑波大附属、学芸大附属、早慶附属高校などの最難関校にも多くの合格実績があります。
enaの入塾テストと入塾までの流れ

「enaに興味が出てきたけど、どうすれば入れるの?」という方のために、入塾までの具体的な流れと、入塾テストについて解説します。
資料請求から入塾までの4ステップ
enaへの入塾は、主に以下の4つのステップで進みます。
- ①資料請求・お問い合わせ
まずは公式サイトやお電話で、お近くの校舎に資料請求をしましょう。入塾説明会の日程なども確認できます。 - ②学力診断テスト・体験授業
現在の学力や適性を測るための「学力診断テスト」(無料)を受けます。また、実際の授業を無料で体験することも可能です。 - ③個別面談
テスト結果をもとに、校長や担当者と面談を行います。学習状況や目標について相談し、最適なコースの提案を受けます。 - ④入塾手続き
内容に納得できたら、入塾申込書を提出し、手続き完了です。
入塾テストの内容と難易度
enaの入塾テストは、入塾の可否を決める「選抜試験」というよりも、現在の学力を正確に把握し、最適なクラスを判定するための「学力診断テスト」という位置づけです。
- 【テスト科目】
小学生は主に国語・算数、中学生は英語・数学・国語が中心です。 - 【難易度】
学校の授業で習う基本的な内容が身についていれば、合格基準に達することができるレベルです。特別な対策は不要なので、まずは気軽に受けてみることをおすすめします。
無料の学力診断テストと体験授業
enaでは、入塾を検討している方のために、無料の学力診断テストと体験授業を随時受け付けています。
塾の雰囲気、先生の教え方、授業の進め方など、パンフレットだけでは分からない部分をお子さま自身が肌で感じることができます。入塾してから「合わなかった」と後悔しないためにも、ぜひ一度参加してみてください。
enaに関するよくある質問

最後に、enaに関して保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。
enaの講師の質と指導力は?
enaの講師は、厳しい採用基準をクリアした正社員が中心です。定期的な研修や模擬授業を通じて、常に指導力の向上に努めています。ただし、口コミにもあるように、講師との相性も重要です。体験授業などを通じて、お子さまが「この先生の授業は分かりやすい」と感じられるかを確認するのが一番です。
enaコックピットサポートとは?
「enaコックピットサポート」とは、ena生と保護者のための専用オンライン学習支援システムです。主な機能は以下の通りです。
- 【授業動画の視聴】
欠席した授業の動画や、復習用の単方向映像授業をいつでも見ることができます。 - 【学力判定テスト】
毎週の小テストの結果を確認し、学習の定着度を把握できます。 - 【enaからのお知らせ】
塾からの連絡事項やスケジュールをオンラインで確認できます。
宿題の量とクラスの雰囲気は?
宿題の量は、学年やコースにもよりますが、「多い」と感じるご家庭が多いようです。これは、授業で学んだことを確実に定着させるために必要な学習量と捉えられています。
クラスの雰囲気は校舎によって異なりますが、都立中高一貫校や難関校という同じ目標を持つ仲間が集まるため、互いに刺激し合える、程よい緊張感のある環境であると言えます。
学研の家庭教師の中学受験コースでは、これまで約40年に渡る経験を基に、enaのカリキュラムを把握し、家庭学習やモチベーションの維持もサポートします。子どもの「宿題の量」や「学習方法」に不安を感じている方におすすめです。
まとめ
今回は、学習塾enaについて、その特徴から評判、料金、合格実績までを詳しく解説しました。
最後に、この記事の要点をまとめます。
enaは、特に首都圏で中学受験や高校受験を考えているお子さまにとって、非常に魅力的な選択肢の一つです。この記事が、お子さまに最適な塾選びの一助となれば幸いです。
以下では、受験に関して保護者様が気になっている情報などをひとまとめにした資料を無料配布させていただいております。

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