お子様の組分けテスト、本当にお疲れ様でした。テストの結果がどうだったか、どのクラスに入れるのか、気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。
組分けテストは、お子様の現在の学力を測り、最適な学習環境(クラス)を決定するための重要なテストです。しかし、成績表には偏差値や順位など様々な項目があり、どう見れば良いのか分かりにくい部分もありますよね。
この記事では、早稲田アカデミーの組分けテストについて、保護者の皆様が知りたい情報を徹底的に解説します。
この記事を読めば、組分けテストの結果を正しく理解し、お子様の次の一歩を力強くサポートできるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
早稲田アカデミーの特徴や指導方針について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【早稲アカ】組分けテストの発表日時と確認方法

まずは、テスト結果がいつ、どこで確認できるのかを見ていきましょう。結果はWebサイトで確認するのが基本です。
結果発表はテスト翌日の正午12時
組分けテストの結果は、原則としてテストを受験した翌日の正午12時に発表されます。 例えば、日曜日にテストがあった場合、月曜日の正午には結果速報が確認できるスケジュールです。
ただし、システムメンテナンスなどの影響で多少前後することもありますので、焦らずに待ちましょう。正式な成績表(帳票)は、後日校舎で配布されます。
四谷大塚ドットコムでの結果確認手順
テスト結果は、早稲田アカデミーのサイトではなく、「四谷大塚ドットコム」で確認します。早稲田アカデミーは四谷大塚の教材とテストシステムを利用しているためです。
確認手順は以下の通りです。
- 1.「四谷大塚ドットコム」にアクセスする:(参考:https://www.yotsuyaotsuka.com/)
- 2.父母用ログインページからログインする: サイト上部にある「父母用ログイン」ボタンをクリックします。
- 3.「テスト結果・成績」メニューを選択する: ログイン後の画面で、成績関連のメニューを探してクリックすると、最新のテスト結果が表示されます。
ログインに必要なIDとパスワード
ログインには、生徒番号(ID)とパスワードが必要です。 これらは入塾時に配布された書類に記載されています。もしIDやパスワードが分からなくなってしまった場合は、通っている校舎に直接問い合わせて確認してください。
【早稲アカ】学年別クラス分けの基準点一覧

保護者の皆様が最も知りたいのが、「今回の点数でどのクラスに入れるのか?」というクラス分けの基準点ではないでしょうか。
クラス分けは主に4科目の合計点で決まるコース基準(Cコース、Bコースなど)と、偏差値で決まるクラス基準(SS、SBなど)の2段階で判定されます。
ただし、クラス分けの基準点は毎回テストの平均点などによって変動します。 ここでご紹介するのはあくまで一般的な目安として参考にし、正確な基準点は必ず四谷大塚ドットコムで発表される公式情報をご確認ください。
6年生のクラス分け基準点
最難関校受験を控える6年生は、より高いレベルでの競争となります。
5年生のクラス分け基準点
5年生は受験の天王山と言われる学年。ここでのクラス分けが志望校選びにも大きく影響します。
4年生のクラス分け基準点
本格的な中学受験勉強がスタートする4年生。まずは学習のペースを掴むことが大切です。
新4年生(3年生)のクラス分け基準点
3年生の冬に行われる新4年生の組分けテストは、初めての本格的なクラス分けとなります。
新4年生の段階では、まだ学習内容も基礎的なものが中心です。現時点でのクラスに一喜一憂せず、これからの学習習慣をしっかり身につけることが何より重要です。
【早稲アカ】成績表の見方と各項目の意味

結果速報や成績表には、様々な数値が並んでいます。ここでは、特に重要な項目の見方について解説します。
偏差値の目安と重要性
「偏差値」とは、テストを受けた全員の中での自分の位置を示す数値です。平均点を取った場合、偏差値は50になります。
早稲田アカデミーのクラス分けでは、素点(テストの点数)よりもこの偏差値が最も重要な指標となります。目標とするクラスの偏差値にどれだけ近づけているかを確認しましょう。
コース内順位と全体順位
成績表には複数の順位が記載されています。
まずは全体順位で、受験者全体の中での立ち位置を把握することが大切です。
素点と科目別平均点の比較
「素点」とは、単純なテストの点数のことです。 この素点と「科目別平均点」を比較することで、お子様の得意・不得意が見えてきます。
平均点との差を見ることで、どの科目を優先的に復習すべきかが明確になります。
【早稲アカ】クラス種類とレベル

早稲田アカデミーのクラスは、学力レベルに応じて細かく分かれています。ここでは主なクラスの特徴をご紹介します。 ※校舎の規模によって設置されているクラスは異なります。
最上位SSクラス
SSクラスは、早稲田アカデミーのトップクラスです。 御三家(開成、麻布、武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉)や早慶附属といった最難関中学を目指す生徒たちが集まります。授業の進度も速く、非常にレベルの高い演習が行われます。
SBクラス・SAクラス
SBクラスとSAクラスは、難関・上位中学を目指すための中心的なクラスです。 SSクラスに次ぐ学力層の生徒が在籍し、応用力を高めるための質の高い授業が展開されます。多くの校舎で設置されており、生徒数も多いクラス帯です。一般的に、SBクラスの方がSAクラスよりも上位に位置づけられます。
S1クラス以下のコース
S1、S2といったクラスは、中堅校合格や学力の基礎固めを目指すクラスです。 まずは授業内容をしっかり理解し、基本問題を確実に解けるようにすることに重点を置いています。ここでの頑張りが、将来のクラスアップに繋がります。
【早稲アカ】テスト結果を踏まえた今後の対策

テストは受けっぱなしにせず、結果を次への成長に繋げることが何より大切です。ここでは、結果を踏まえた具体的な対策をご紹介します。
組分けテストで思うような結果が出なかった場合は、勉強法の見直しも効果的です。
クラスアップを目指すための学習計画
目標のクラス基準にあと一歩届かなかった場合は、チャンスです。 まずは、目標偏差値と今回の偏差値の差を確認しましょう。その差を埋めるために、どの科目であと何点必要だったのかを分析します。
具体的な目標を立て、日々の学習計画に落とし込むことがクラスアップへの近道です。
より具体的なクラスアップ戦略については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
クラス維持・降格時の心構えと対策
思うような結果が出ず、クラスが下がってしまった場合でも、決して落ち込む必要はありません。 保護者の方は、結果だけを責めるのではなく、テストに向けて頑張ったお子様の努力をまず認めてあげてください。
クラスが下がることは、「自分のレベルに合った授業で、基礎をじっくり固め直す良い機会」と前向きに捉えることもできます。なぜ点数が取れなかったのか、原因を親子で冷静に分析し、次のテストに向けての課題を明確にしましょう。
苦手分野の分析と克服方法
成績表は、苦手分野を発見するための宝の山です。 特に「設問別正答率一覧」に注目してください。これは、各問題の正答率(受験者全体で何%の人が正解したか)が記載されている表です。
苦手な単元や問題の傾向を把握し、集中的に復習することで、効率的に学力を伸ばすことができます。
組分けテストの結果を踏まえて次の模試で成果を出したい方は、公開模試(オープン模試)の対策も早めに始めましょう。
【早稲アカ】組分けテストに関するQ&A

最後に、組分けテストに関してよくある質問にお答えします。
基準点に数点足りない場合はどうなる?
原則として、クラス分けは発表された基準点に基づいて機械的に行われます。 そのため、1点でも足りなければクラスアップは難しいのが実情です。 ただし、校舎によっては、普段の授業態度や小テストの成績などを考慮し、校舎長の裁量でクラスアップが認められるケースも稀にあります。過度な期待は禁物ですが、気になる場合は校舎の先生に相談してみるのも良いでしょう。
四谷大塚の公開組分けテストとの違い
早稲田アカデミーで実施される「組分けテスト」は、四谷大塚の「公開組分けテスト」そのものです。 早稲アカ生だけでなく、四谷大塚NETに加盟している他の塾の生徒も同じ日に同じテストを受験しています。そのため、成績表に記載される「全体順位」や「偏差値」は、非常に大規模な母集団の中での客観的な学力を示す指標となります。
結果はいつまで閲覧できる?
四谷大塚ドットコムのテスト結果は、長期間閲覧が可能です。一般的には、少なくとも1年間は過去の結果を遡って確認できます。 しかし、万が一に備え、成績表はPDF形式でダウンロードし、パソコンやスマートフォンに保存しておくことを強くおすすめします。 過去の成績と比較することで、お子様の学力の推移を客観的に把握することができます。
まとめ
今回は、早稲田アカデミーの組分けテストの結果の見方やクラス分け基準について詳しく解説しました。
組分けテストは、お子様が志望校合格というゴールに向かうための現在地を確認する道標のようなものです。今回の結果がどうであれ、それはあくまで通過点に過ぎません。
大切なのは、テストの結果を親子で冷静に受け止め、次への課題を見つけ、前向きに取り組んでいくことです。この記事が、お子様の学習をサポートする一助となれば幸いです。
組分けテスト後の学習計画やクラスアップを効率的に進めたい方は、プロの家庭教師による個別対策も検討してみてください。
組分けテスト後の学習計画やクラスアップを効率的に進めたい方は、学研の家庭教師による個別対策も検討してみてください。






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