「英語の勉強を頑張っているのに、なかなか成績が上がらない…」 「模試の復習って、具体的に何をすればいいの?」 「英語長文の復習は時間がかかりすぎて、いつも途中で挫折してしまう…」
大学受験やTOEICなどの資格試験に向けて英語を学習していると、このような悩みにぶつかることはありませんか?実は、英語の成績を効率的に伸ばす鍵は「復習の質」にあります。
この記事では、英語学習における正しい復習のやり方を、大学受験の模試や英語長文を中心に、誰でも実践できるよう具体的に解説します。自己流の非効率な復習から卒業し、やった分だけ成果が出る学習法を身につけましょう。
この記事を読めば、あなたの英語学習は劇的に変わり、次のテストで目標点を達成するための道筋が見えてくるはずです。
英語に限らず、日々の学習でなかなか成績が伸び悩んでしまうとお悩みの場合は、その根本的な原因と具体的な解決策を解説したこちらの記事もおすすめです。
英語の模試復習、正しいやり方

模試は、現在の実力を測るだけでなく、弱点を洗い出して成績を伸ばすための最高の教材です。「受けっぱなし」にしてしまうのが最ももったいないこと。ここでは、受けた模試の効果を最大限に引き出すための、正しい復習のやり方を4つのステップで解説します。
試験直後にやるべき自己採点と分析
模試が終わったら、まず自己採点をしましょう。しかし、ただ丸付けをして点数を確認するだけでは不十分です。最も重要なのは、なぜ間違えたのか、その原因を分析することです。
間違えた問題一つひとつについて、以下のどのパターンに当てはまるか考えてみましょう。
このように原因を分類することで、自分が今、何に重点を置いて復習すべきかが明確になります。
模試やテストでケアレスミスを減らし、得点に直結する効果的な見直し方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
問題の優先順位付けと復習計画
模試の全ての問題を完璧に復習しようとすると、時間がかかりすぎてしまいます。効率的に成績を上げるためには、復習すべき問題に優先順位をつけることが不可欠です。
以下の基準で、問題の優先順位を「高・中・低」の3段階に分けてみましょう。
優先順位をつけたら、「いつまでに、どの問題を復習するか」という具体的な計画を立てることが、挫折しないためのコツです。
成績向上に繋がる「解き直し」の手順
優先順位を決めたら、いよいよ「解き直し」です。「解き直し」とは、答えを覚えた状態で解くことではなく、自分の力で正解を導き出せるプロセスを再現することです。
以下の手順で、効果的な解き直しを行いましょう。
- 何も見ずに再度解く: まずは解説や答えを見ずに、もう一度自分の力で問題を解いてみます。ここで再び間違えても問題ありません。
- 間違えた原因を分析する: なぜ間違えたのか、先ほどの原因分析(知識不足、読解力不足など)を再度行い、自分の思考プロセスのどこに問題があったのかを突き止めます。
- 解説を熟読し、理解する: 解説をじっくり読み、「なぜその答えになるのか」を完全に理解します。正解の根拠だけでなく、なぜ他の選択肢が間違いなのかまで説明できるようになるのが理想です。
- 関連知識を確認・暗記する: 解説に出てきた知らない単語や文法事項は、その場で必ず覚えましょう。手持ちの単語帳や参考書で関連事項を調べることで、知識が体系的に整理され、定着しやすくなります。
このサイクルを繰り返すことで、問題の解き方が身につき、応用力が養われます。
弱点を可視化する復習ノートの作り方
復習した内容を忘れないようにするためには、復習ノートの作成が非常に効果的です。復習ノートは、自分の弱点だけが詰まった「自分だけの最強の参考書」になります。
以下の要素を盛り込んで、オリジナルの復習ノートを作ってみましょう。
このノートを定期的に見返すことで、自分の苦手パターンを客観的に把握でき、効率的に弱点を克服していくことができます。
時間がかかる英語長文の復習法

「英語長文の復習は、時間がかかりすぎてやる気が出ない…」と感じる人は多いでしょう。しかし、正しいやり方を知れば、英語長文の復習はリーディング力だけでなく、総合的な英語力を飛躍させる絶好の機会となります。ここでは、効率的かつ効果的な復習法を具体的に解説します。
文構造を理解する精読のやり方
長文が読めない最大の原因は、一文一文の構造を正確に理解できていないことにあります。そこで重要になるのが「精読」です。「精読」とは、文の構造(SVOC)や単語の意味を丁寧に分析し、一文を完璧に理解するトレーニングです。
以下の手順で精読を進めてみましょう。
- 知らない単語・熟語を調べる: まずは、本文中のわからない単語や熟語をすべて調べ、意味を明確にします。
- SVOCを振り分ける: 各文の主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)を特定し、ペンで書き込んでいきます。
- 修飾関係を明らかにする: 形容詞句や副詞節などが、文中のどの語を修飾しているのかを矢印などで示し、文の構造を視覚的に理解します。
- 和訳と照らし合わせる: 自分の解釈と模範的な和訳を比べ、どこで解釈がズレていたのかを確認します。
この作業は最初は時間がかかりますが、続けるうちに英文の構造を素早く正確に見抜く力がつき、結果的に速読力の向上に繋がります。
速読力を高める音読とスラッシュリーディング
精読で内容を完全に理解した英文は、あなたの血肉にするための絶好の素材です。次は、その英文をスムーズに、速く読めるようにするためのトレーニングに移ります。
スラッシュリーディング
スラッシュリーディングとは、英文を意味のかたまり(チャンク)ごとにスラッシュ(/)で区切りながら読んでいく方法です。英語を日本語の語順に直さず、頭から理解する「英語脳」を育てるのに非常に効果的です。
(例)I went to the library / to borrow a book / about the history of Japan. (私は図書館へ行った / 本を借りるために / 日本の歴史についての)
音読
精読とスラッシュリーディングで内容を理解した英文を、声に出して読み上げます。黙読よりも脳が活性化し、内容の定着率が高まるだけでなく、返り読み(一度読んだ箇所に戻ってしまう癖)を防ぐ効果もあります。最低でも10回は繰り返して、スラスラ読める状態を目指しましょう。
リスニング力も向上するシャドーイング
長文読解の復習で、実はリスニング力まで鍛えられる方法があります。それが「シャドーイング」です。
「シャドーイング」とは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて影(シャドー)のように真似して発音するトレーニングです。長文の音声教材がある場合は、ぜひ取り入れてみてください。
シャドーイングには、以下のようなメリットがあります。
最初はスクリプト(英文)を見ながら行い、慣れてきたらスクリプトなしで挑戦してみましょう。
復習時間を短縮する効率化のコツ
そうは言っても、やはり時間は限られています。ここでは、長文読解の復習時間を短縮するためのコツをいくつか紹介します。
分野別!文法・単語・リスニングの復習

模試の復習は、長文だけでなく文法や単語、リスニングといった分野ごとに行うことで、より効果が高まります。それぞれの分野に特化した復習のやり方を見ていきましょう。
英文法の間違い分析と参考書の活用法
文法問題で間違えた場合、なぜその選択肢を選んだのか、そしてなぜ他の選択肢が不正解なのかを自分の言葉で説明できるようになることがゴールです。
- 間違いの根拠を明確にする: 解説を読み、正解の根拠を理解します。時制の一致、仮定法、関係詞など、どの文法項目がポイントだったのかを把握しましょう。
- 参考書で周辺知識を固める: 間違えた問題の単元を、必ず手持ちの文法書で確認してください。その項目のページを読み込み、周辺の知識や関連する例文も一緒に復習することで、知識が点から線へと繋がります。
- 類題を解く: 参考書に載っている類題を解いて、理解が定着したかを確認しましょう。
このプロセスを繰り返すことで、文法知識が体系的に身につき、応用問題にも対応できるようになります。
英文法の基礎をしっかりと固めてさらに成績を伸ばしたい方は、中学生の英文法一覧や無料練習問題集をまとめたこちらの記事も大変役立ちます。
英単語を定着させる復習の頻度と方法
模試や問題集で出会った知らない単語は、あなたの語彙力を強化するための「宝物」です。見過ごさずに、確実に自分のものにしましょう。
リスニングのスクリプト活用復習法
リスニングの復習では、なぜ聞き取れなかったのか、その原因を特定することが第一歩です。原因は主に以下の3つに分けられます。
これらの原因を特定するために、スクリプト(台本)を徹底的に活用します。
- スクリプトを見ながら再度聞く: まずはスクリプトを目で追いながら音声を聞き、どの部分が聞き取れなかったかを確認します。
- 原因を分析する: 聞き取れなかった箇所について、単語を知らなかったのか、音声変化が原因だったのかを分析します。
- 音読とシャドーイングを繰り返す: 原因がわかったら、その部分を何度も音読したり、シャドーイングしたりして、自分でも正しく発音できるレベルを目指します。自分で発音できる音は、聞き取れるようになります。
英語が苦手な人のための復習のコツ

「そもそも英語が苦手で、復習どころではない…」という方もいるかもしれません。そんな方こそ、復習のやり方を工夫することで、着実にステップアップできます。ここでは、英語が苦手な人がまず取り組むべき復習のコツを紹介します。
優先して復習すべき問題の見極め方
英語が苦手な場合、難しい問題に手を出して挫折してしまうケースがよくあります。まずは、正答率が高いにもかかわらず自分が間違えてしまった問題から手をつけるのが最も効率的です。
多くの人ができている問題は、基本的な知識で解ける場合がほとんどです。そこを確実に押さえるだけで、点数は大きく改善します。配点の高い長文問題の中でも、内容一致問題よりは、語彙や文法知識で解ける設問などを優先すると良いでしょう。
予習と復習の最適なバランス
英語学習において、特に初級〜中級レベルでは、予習よりも復習の比重を重くすることを意識してください。理想的な時間のバランスは「予習:復習=3:7」と言われています。
新しいことを学ぶよりも、一度学んだことを完璧にすることの方が、成績向上への近道です。
モチベーションを維持する学習計画
英語が苦手な人にとって、学習を継続するモチベーションの維持は大きな課題です。大切なのは、完璧を目指さず、小さな成功体験を積み重ねることです。
英語に苦手意識があり、さらに効果的な克服法やおすすめの教材について知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
英語の復習に関するよくある質問

最後に、英語の復習に関して多くの学習者が抱く疑問にお答えします。
模試の復習はいつまでに終えるべき?
A. 記憶が新しいうちに、できれば試験後1週間以内に終えるのが理想です。
時間が経つほど、試験中に自分がどう考えたかを忘れてしまい、復習の効果が薄れてしまいます。遅くとも、次の模試が来るまでには必ず終わらせるように計画を立てましょう。
全ての問題を復習する必要はある?
A. いいえ、その必要はありません。むしろ、非効率です。
この記事で解説したように、復習には優先順位をつけることが非常に重要です。自分の実力で解けるべきだった問題や、復習すれば次に繋がりやすい問題を優先しましょう。難しすぎる問題やケアレスミスに時間をかけすぎないことが、効率化の鍵です。
解き直しは何回やるのが効果的?
A. 最低1回は必須です。理想は、完全に理解し、スラスラ解けるようになるまで複数回行うことです。
回数よりも目的を意識することが大切です。例えば、以下のように目的を分けて取り組むと効果的です。
同じ問題でも、目的を変えて取り組むことで、学習効果は何倍にもなります。
英語の正しい復習法や長文の読み方を知っても、「いざ自分一人で実践しようとしても、英語の弱点分析や復習スケジュールをうまく継続できるか不安」「今の英語の成績から目標達成に向けて、どのように学習を立て直すべきか家庭だけでサポートしきれるか心配」とお悩みではありませんか?すべてをご家庭だけで抱え込んでしまう前に、学習のプロに頼ってみることも大切な選択肢です。
学研の家庭教師では お子様の現在の英語力や志望校・目標に合わせた、完全マンツーマンの個別指導を行っています。英語長文の精読指導からリスニング・文法対策、一人ひとりに最適な学習計画の立案まで丁寧に伴走いたしますので、一人で抱え込まずにまずはお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、英語の成績を伸ばすための正しい復習のやり方について、模試や長文、分野別に詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
復習は、過去の間違いと向き合う地道な作業です。しかし、正しいやり方で行う復習は、未来の自分への最高の投資に他なりません。
今日から、この記事で紹介した復習法を一つでもあなたの学習に取り入れてみませんか?その小さな一歩が、あなたの英語力を大きく飛躍させるきっかけになるはずです。







-23.jpg)
-25-1.jpg)