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コラム

小4算数が難しい原因と克服法|つまずき単元別の教え方

「小学4年生になってから、子どもの算数の点数が急に落ちてきた…」 「『算数がわからない、難しい』と子どもが言うようになった」 「割り算の筆算や図形問題で、どう教えたらいいか分からない…」

小学4年生のお子さんを持つ保護者の方から、このような悩みをよく伺います。低学年の頃は順調だったのに、なぜか小4の算数でつまずいてしまう。これは「小4の壁」とも呼ばれ、多くの子どもが経験する現象です。

この記事では、長年多くのお子さんの学習指導に携わってきた専門家の視点から、小4の算数がなぜ難しくなるのか、その原因を徹底解説します。

さらに、割り算や図形など、子どもたちがつまずきやすい単元別の具体的な克服法や、算数嫌いにさせないための親の関わり方まで、今日から家庭で実践できるヒントを分かりやすくお伝えします。

この記事を読めば、お子さんが算数でつまずいている本当の理由が分かり、自信を取り戻すための最適なサポートができるようになります。

「小4の壁」とは?算数が急に難しくなる3つの理由

そもそも、なぜ小学4年生の算数は急に難しく感じるのでしょうか。それは、学習内容が「具体的」なものから「抽象的」なものへと大きく変化するからです。小4の算数は、抽象的な考え方、複雑な計算、発展的な図形問題が増えるため、多くの子どもがつまずきやすくなります。

ここでは、その大きな理由を3つに分けて解説します。

①抽象的な概念の登場(がい数・四捨五入)

小学3年生までは、「りんごが3個」のように目に見える具体的な数を扱ってきました。しかし、小4になると「がい数」や「四捨五入」といった、目に見えない「およその数」という抽象的な概念が登場します。

「約1000人」「百の位を四捨五入する」といった考え方は、具体的なイメージがしにくいため、子どもにとっては最初の大きな壁となります。なぜ「およその数」が必要なのか、その便利さを日常生活と結びつけてあげることが理解の第一歩です。

②計算の複雑化(割り算の筆算・複数桁のかけ算)

小4の算数では、扱う数字の桁数が一気に増え、計算プロセスが格段に複雑になります。特に「割り算の筆算」は、その代表例です。

「商を立てる → かける → ひく → おろす」という複数の手順を正確に繰り返す必要があり、一つでも間違えると答えがずれてしまいます。九九の習熟度はもちろん、手順を正確にこなす集中力や丁寧さが求められるため、ケアレスミスが頻発しやすい単元です。

③図形の発展(面積の公式・角度の計算)

図形問題も、単に「形を覚える」段階から大きく進化します。面積の公式角度の計算など、論理的な思考を使って答えを導き出す力が求められるようになります。

  • 長方形と正方形の面積の公式を使い分ける
  • 分度器で正確に角度を測る、計算で角度を求める
  • 複数の図形を組み合わせた複合図形の面積を考える
  • 箱の展開図を頭の中で組み立てる

このように、公式の暗記だけでなく、それをどう活用するかという応用力や、見えない形をイメージする空間認識能力が必要になるのが、小4図形の難しいところです。

小4算数でつまずきやすい単元ワースト5と原因

小4算数の中でも、特に多くの子どもが苦手意識を持つ単元があります。お子さんがどこでつまずいているのかを正確に把握するために、ワースト5を原因とともに見ていきましょう。特に「割り算の筆算」と「図形」は、計算の正確さと空間認識能力の両方が求められるため、多くの小学4年生が苦手と感じる単元です。

1位:割り算の筆算

  • つまずきの原因: 「たてる・かける・ひく・おろす」という手順の多さで混乱したり、商を立てる際の「見当づけ」(例:78÷19なら、およそ80÷20で4かな?と考えること)がうまくできなかったりします。また、ベースとなる九九の定着が不十分な場合も、ここで一気につまずいてしまいます。

2位:図形(角度・面積・展開図)

  • つまずきの原因: 面積の公式を丸暗記しているだけで、なぜその公式になるのかを理解していないため、少しひねった問題になると手も足も出なくなります。また、展開図を頭の中で組み立てるような、空間認識能力を必要とする問題に苦手意識を持つ子が多いです。

3位:小数と分数

  • つまずきの原因: 「0.1」や「1/3」といった「1より小さい数」の概念を直感的に理解するのが難しいのが原因です。特に、大きさの比較(例:0.7と3/5はどちらが大きいか)や、小数と分数が混ざった計算で混乱しがちです。

4位:がい数と四捨五入

  • つまずきの原因: 「〇〇の位を四捨五入しなさい」と言われても、どの数字を見て判断すればいいのかが分からなくなります。「以上・以下・未満」といった言葉の定義が曖昧なまま進んでしまうと、問題文の意味を正確に読み取れません。

5位:文章問題

  • つまずきの原因: 問題文が長くなると、書かれている状況を正しくイメージできなくなります。何が問われていて、どの情報を使って、どの計算(足し算、引き算、かけ算、割り算)をすればよいのかを判断する力が追いつかず、「式が立てられない」という壁にぶつかります。

【単元別】算数の苦手克服!家庭での教え方のコツ

子どものつまずきポイントが分かったら、次は具体的な対策です。ここでは、特に苦手な子が多い単元について、家庭でできる効果的な教え方のコツを紹介します。算数の苦手克服には、抽象的な概念を具体物でイメージさせたり、手順を分解してスモールステップで教えたりすることが効果的です。

図形が苦手な子への教え方

図形が苦手な子には、頭の中だけで考えさせるのではなく、実際に手と目を動かして「体感」させることが何より重要です。

  • 具体物を使う: ティッシュの箱を実際に開いて展開図を作ってみたり、折り紙を折って角度を作ったりしてみましょう。「この角とこの角を合わせると90度だね」と、実物と算数の知識を結びつけることで、理解が深まります。
  • 身の回りの図形を探す: 家の中や公園で、「あの窓は長方形だね」「ピザを8等分したら、中心の角度は何度かな?」など、クイズ形式で話しかけてみましょう。算数が勉強だけの世界ではないと気づかせることができます。
  • 補助線の練習をする: いきなり「補助線を引いてごらん」と言っても難しいものです。まずは解答を見て、「なぜここに線を引くと解けるんだろう?」と一緒に考える練習から始めましょう。隠れた三角形や四角形を見つける宝探しのような感覚で取り組むのがおすすめです。

割り算の筆算でミスをなくす勉強法

手順が複雑な割り算の筆算は、一つ一つのステップを丁寧に確認する習慣をつけることが大切です。

  • 手順を「見える化」する: 「①たてる」「②かける」「③ひく」「④おろす」と書いた付箋をノートの横に貼り、終わった手順にチェックを入れながら計算を進めてみましょう。自分が今どの段階にいるのかを意識することで、ミスが格段に減ります。
  • 九九を総復習する: 割り算のスピードと正確さは、九九の習熟度にかかっています。もし怪しい段があれば、ゲーム感覚で復習しましょう。「逆から九九(9×9=81, 9×8=72…)」や「ランダム九九」などが効果的です。
  • 「見当づけ」のコツを教える: 「78÷19」のような計算では、「だいたい80÷20くらいかな?」と、キリの良い数字に置き換えて考える練習をします。この「ざっくり見積もる力」が、商を立てるスピードを上げてくれます。

小数・分数のつまずき解消法

1より小さい数の概念は、生活の中にある「量」と結びつけるとイメージしやすくなります。

  • 量でイメージさせる: 1Lのジュースを10個のコップに同じ量ずつ分けると、1つのコップが「0.1L」であり「1/10L」であることを視覚的に見せます。ピザやケーキを切り分けるのも、分数を理解する絶好の機会です。
  • 数直線を使う: 数直線を一本描き、「0.5」と「1/2」が同じ場所にあることや、「0.7」が「0.6」より右側にあることを目で見て確認させましょう。数の大小関係が視覚的に整理され、頭の中がスッキリします。

文章問題の読解力を上げる方法

文章問題が苦手なのは、算数の力だけでなく、国語の力(読解力)も関係しています。問題文の状況を正しく把握する練習をしましょう。

  • 図や絵を描かせる: 問題文を読んだら、その内容を簡単な絵や図に描かせる習慣をつけましょう。「登場人物は誰?」「何がどうなった?」と問いかけながら、状況を整理する手助けをしてあげてください。
  • キーワードに印をつける: 「合わせて」「全部で」なら足し算、「残りは」「違いは」なら引き算、「〇個ずつ分けると」なら割り算、といったように、計算方法の手がかりとなる言葉に印をつける練習をします。
  • 問題作りゲームをする: 逆転の発想で、子どもに問題を作ってもらいましょう。「150 × 3 = 450」という式を見せて、「この式になるお話を作って!」とお願いしてみてください。問題を作る側になることで、式の意味を深く理解できます。

算数嫌いにさせない!親ができる3つの関わり方

どんなに良い教え方をしても、親の関わり方一つで子どものやる気は大きく変わってしまいます。テクニック以上に大切な、算数嫌いにさせないための心構えを紹介します。子どものやる気を引き出すには、結果だけでなくプロセスを褒め、算数が「楽しい」と思えるような成功体験を積ませることが大切です。

間違いを責めずに「なぜ?」を一緒に考える

子どもが問題を間違えたとき、つい「なんでこんな簡単な問題ができないの!」と感情的に叱ってしまうことはありませんか?これは逆効果です。

大切なのは、「おしい!すごく良いところまでいってたね。どこで考えが変わっちゃったか、一緒に探検してみようか?」と、前向きな言葉で寄り添う姿勢です。間違いは、お子さんの思考のクセを知る絶好のチャンス。「なぜそう考えたのか」を優しく聞き出し、考え方のプロセスを認めてあげましょう。

「できた!」という成功体験を積み重ねる

算数への苦手意識は、「どうせやってもできない」という諦めの気持ちから生まれます。この負のループを断ち切るには、「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることが不可欠です。

  • 少し簡単な問題から始める: あえて学年を下げたドリルや、基本問題からスタートし、まずは100点を取る経験をさせましょう。「自分もやればできるんだ」という自信が、難しい問題に挑戦する意欲につながります。
  • 結果だけでなく過程を褒める: 答えが合っているかだけでなく、「前より字が丁寧になったね」「図が上手に描けてる!」「難しい問題なのに、諦めずに考えたのが偉い!」など、努力の過程を具体的に褒めることが、子どもの自己肯定感を育みます。

日常生活で算数的思考を育む

算数は、机の上だけで学ぶものではありません。日常生活のあらゆる場面に、算数的思考を育むチャンスが隠されています。

  • 買い物で: 「お菓子を3つ買うと合計いくら?」「1000円出したらおつりはいくらかな?」
  • 料理で: 「パスタを150g計ってくれる?」「レシピの材料を半分にしてみようか」
  • お出かけで: 「目的地まであと何分で着くかな?」「車のナンバープレートの数字を全部足すといくつになる?」

このように、生活の中で自然に数字や量、時間に触れる機会を増やすことで、算数がより身近で面白いものだと感じるようになります。

思考力を伸ばす!算数が面白くなる図形問題例

計算ドリルばかりでは、算数が「作業」になってしまいがちです。時には、頭をひねって「ひらめき」を楽しむような問題に挑戦してみませんか?公式を覚えるだけでなく、ひらめきや論理的思考を必要とする面白い図形問題に挑戦することで、算数の本当の楽しさに気づくきっかけになります。

ここでは、思考力を刺激する面白い図形問題を3つ紹介します。ぜひ親子で一緒に考えてみてください。

おもしろい角度問題

  • 問題: 下の図のような星形(五芒星)があります。★マークをつけた5つの角の大きさの合計は何度になるでしょうか?

    (ここに星形の図をイメージ)

  • 考え方のヒント: 星形の外側にできている5つの三角形に注目してみましょう。そして、「三角形の2つの内角の和は、その隣にない1つの外角の大きさに等しい」という性質を使えないか考えてみてください。

  • 答えと解説: 答えは 180度 です。 星形の先端にある5つの三角形のうち、2つの角を足すと、中央にできた五角形の「外角」になります。この作業を繰り返すと、5つの★マークの角が、ある1つの三角形の内角にすべて集まります。そのため、合計は三角形の内角の和である180度になります。

補助線がカギになる面積問題

  • 問題: 1辺が10cmの正方形の中に、下の図のように線が描かれています。色がついた部分の面積は何㎠でしょうか?

    (ここに正方形の中に半円や四分円が組み合わさった図をイメージ)

  • 考え方のヒント: このままでは公式を使って計算できません。図形の一部を移動させたり、補助線を引いていくつかの図形に分割したりできないか考えてみましょう。

  • 答えと解説: 答えは 50㎠ です。 例えば、左上の色がついた部分を、右下の白い部分に移動させると、ぴったりとハマり、長方形(正方形の半分)が出来上がります。したがって、面積は 10 × 10 ÷ 2 = 50㎠ となります。このように、図形を動かして考えるのがポイントです。

解けそうで解けない良問

  • 問題: 下の図のような、縦6cm、横10cmの長方形があります。この長方形の周りの長さは何cmでしょうか?また、この長方形から一部を切り取ってL字型にしました。このL字型の図形の周りの長さは何cmでしょうか?

    (ここに長方形と、そこから角を切り取ったL字型の図をイメージ)

  • 考え方のヒント: L字型の図形の「へこんだ部分」の辺の長さに注目してみましょう。切り取る前の辺の長さと比べてどうなっていますか?

  • 答えと解説: 元の長方形の周りの長さは (6 + 10) × 2 = 32cm です。 そして、驚くことにL字型の図形の周りの長さも 32cm で変わりません。 なぜなら、切り取られてへこんだ部分の「縦の長さ」と「横の長さ」は、切り取る前の角にあった「縦の長さ」と「横の長さ」と全く同じだからです。辺が内側に移動しただけで、合計の長さは変わらないのです。このことに気づけるかが思考力の見せ所です。

家庭学習をサポートするおすすめ教材・ツール

家庭での学習をより効果的に進めるために、便利な教材やツールを活用するのも一つの手です。子どものレベルや性格に合った教材を選ぶことが、家庭学習を成功させるカギです。無料のアプリから本格的な通信教育まで、選択肢は豊富にあります。

苦手克服におすすめの問題集・ドリル

  • くもんの小学ドリル 4年生のわり算: スモールステップで構成されており、無理なく計算力を定着させたいお子さんに最適です。反復練習で自信をつけさせたい場合におすすめです。
    (参考:https://shop.kumonshuppan.com/view/item/000000002777 )
  • Z会グレードアップ問題集 小学4年 算数 計算・図形: 基礎から応用までバランス良く学べ、思考力を問う良問が多いのが特徴です。標準的な学力があり、さらに力を伸ばしたいお子さんに向いています。
    (参考: https://www.zkai.co.jp/books/guide/id-5199/ )
  • 陰山メソッド 徹底反復「計算プリント」: 「百ます計算」で有名な陰山英男先生のメソッド。短時間で集中して計算のスピードと正確さを鍛えることができます。ゲーム感覚で取り組めるのが魅力です。
    (参考:https://www.shogakukan.co.jp/books/09105394 )

ゲーム感覚で学べる学習アプリ

  • Think!Think!(シンクシンク): パズルや図形問題が豊富で、遊びながら思考力や空間認識能力を鍛えられるアプリです。1日10分という時間制限があるため、やりすぎを防ぎ、集中して取り組めます。
    (参考: https://think.wonderfy.inc/ )
  • トドさんすう: ゲーム性が非常に高く、算数に強い苦手意識を持つお子さんでも夢中になりやすいのが特徴です。小4の復習として、低学年の内容から楽しく学び直すのに役立ちます。
    (参考: https://todoschool.com/jp/math )

つまずき対策に強い通信教育

  • 進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ): タブレットが自動で丸付けをしてくれ、間違えた問題はAIが原因を分析し、お子さんに合った復習問題を出題してくれます。つまずきを放置しない仕組みが整っています。
    (参考: https://sho.benesse.co.jp/ )
  • スマイルゼミ: 学年を超えて学べる「無学年式学習」が強み。小4の割り算でつまずいたら、原因となっている小3の九九までさかのぼって復習できます。
    (参考: https://smile-zemi.jp/shogaku/ )
  • RISU算数: 算数に特化したタブレット教材で、最初に実力テストを行い、一人ひとりのレベルに完璧に合ったところからスタートできます。つまずきを検知すると、東大生などの解説動画が届く手厚いサポートが魅力です。
    (参考: https://www.risu-japan.com/ )

まとめ

今回は、小学4年生の算数がなぜ難しくなるのか、その原因と家庭でできる具体的な対策について解説しました。

小4の算数でつまずくのは、お子さんの能力が低いからではありません。学習内容が大きく変化する、誰もがぶつかる可能性のある「壁」なのです。

大切なのは、保護者の方が焦らず、まずはお子さんがどこで、なぜつまずいているのかを冷静に分析することです。そして、この記事で紹介したような教え方のコツや関わり方を参考に、お子さんのペースに合わせてサポートしてあげてください。

間違いを責めるのではなく、考えるプロセスを褒め、小さな「できた!」を積み重ねていくこと。 日常生活の中で算数の面白さに触れさせてあげること。こうした地道な関わりが、お子さんの苦手意識を「やってみよう!」という意欲に変えていきます。

原因を理解し、つまずきポイントに合わせた対策を根気強く続けることで、お子さんの算数力は必ず伸びていきます。 まずは今日から、何か一つでも試してみてはいかがでしょうか。お子さんの笑顔と自信を取り戻すための第一歩を、ぜひ応援してあげてください。

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