仏教教育に力を入れ、文武両道で有名な神奈川の私立中高一貫の男子校である藤嶺学園藤沢中学校。神奈川の男の子のお子様で中学受験をされる場合は受験を検討されるケースが多い人気校です。今日はそんな藤嶺学園藤沢中学の概要についてまとめていきます。
藤嶺学園藤沢中学校の特徴

名称 | 藤嶺学園藤沢中学校 |
旧名称 | 藤沢中学校 |
所在地 | 神奈川県藤沢市西富一丁目7番1号 |
最寄り駅 | 藤沢駅より徒歩15分 藤沢本町駅より徒歩15分 |
設立 | 1915年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り |
出身有名人 | 阿部良則(元サッカー選手) 西田亘輝(お笑い芸人(ラランド)) |
藤嶺学園藤沢は、伝統と革新を融合させた魅力的な男子校です。仏教の教えを根底に置きながら、茶道や剣道といった伝統文化を重視し、心身ともに健やかな生徒を育成しています。一方で、大学受験に向けた学習指導も充実しており、高い進学実績を誇ります。小規模な学校ならではのきめ細かい指導と、生徒同士の温かい関係性も大きな魅力の一つです。また、美しい自然に囲まれた環境で、のびのびと学校生活を送ることができます。
藤嶺学園藤沢中学校の偏差値レベル

藤嶺学園藤沢中学校の偏差値 | |
藤嶺学園藤沢中学校 | 43 |
偏差値が近い学校 | |
横須賀学院 | 45 |
横浜中学校 | 39 |
神奈川県の私立中学では中堅にあたります。
男子校という事もあり、サレジオ学院、逗子開成や鎌倉学園といった学校の併願先となることが多く、しっかりとした対策が必要となります。
藤嶺学園藤沢中学校の入試対策

次に藤嶺学園藤沢中学校の入試対策についてまとめます。
算数の傾向と対策について
試験時間50分 配点100点
本的な計算力と問題を解くプロセスを正確に記述する力が求められます。特に割合と速さの問題が頻出であり、これらの分野を重点的に学習することが重要です。
問題構成としては、大問が7~8問、設問が約15問とやや多めです。そのうち、式の記述を伴う問題が全体の半分を占めているため、計算過程を丁寧に書く練習が不可欠です。
出題傾向としては、塾のテキストによく載っているような基本問題が中心です。場合の数やグラフの問題はあまり出題されない傾向にありますが、割合や速さの問題は非常に多く、図形問題も頻出です。
対策としては、まず塾のテキストにある例題や類題を繰り返し解くことがおすすめです。特に、割合と速さの問題は重点的に練習しましょう。図形問題は、図を描きながら丁寧に解く練習を心がけましょう。
途中式の書き方も重要です。解答欄はそれほど大きくないため、簡潔にかつ正確に書く練習をしておきましょう。合格点の目安は50~65%とされています。基本問題を確実に解くことが合格への第一歩となります。
国語の傾向と対策について
時間:50分、満点:100点
国語試験対策について
この学校の国語試験は、漢字、語句・文法、読解の3つの分野から出題されます。特に記述問題の割合が多く、自分の考えを文章で表現する力が求められます。
問題構成としては、大問が4問、設問が40~45問と、多くの問題数があります。記述問題が約5問含まれており、読解問題では選択式よりも抜書きや記述の問題が多いのが特徴です。
出題傾向としては、漢字の読み書きや語句・文法に関する知識問題が中心です。語句・文法の問題では、熟語、反対語、ことわざ、慣用句、敬語など、幅広い範囲から出題されます。読解問題では、小説や随筆、説明文など、様々な種類の文章が出題されます。
対策としては、まず漢字の読み書きを徹底的に練習しましょう。塾の小テストなどを活用して、間違えた漢字は繰り返し練習することが大切です。語句・文法については、反対語、類語、ことわざ、慣用句、四字熟語などをまとめた教材を使って体系的に学習しましょう。読解については、塾のテキストを中心に様々な種類の文章に触れるようにしましょう。試験では、空欄にせずに自分の考えを積極的に書くことが重要です。
合格点の目安は45~55%とされています。知識問題を確実に得点し、記述問題でも自分の考えをしっかりと表現することが合格への鍵となります。
注意点として、出題傾向は年によって変化する可能性があるため、過去問も解いて傾向を把握しておくことが大切です。
理科の傾向と対策について
時間:40分、満点:70点
物理、化学、生物、地学の4分野から出題されます。過去2年間で出題傾向が大きく変化しており、現在は基本的な知識の理解度を問う問題が中心となっています。
問題構成としては、大問が5題、設問が40~50問と、多くの問題数があります。計算問題が5問程度、記述問題が2問程度含まれており、実験・観察に関する問題が増加傾向にあります。
出題傾向としては、基本的な知識の定着度を測る問題が中心です。実験器具や実験手順、実験結果と原因の関係など、教科書に載っているような基本的な内容をしっかりと理解しておくことが大切です。物理と化学では計算問題も出題されるため、基本的な計算方法をマスターしておく必要があります。
対策としては、まず教科書をしっかりと読み込み、基本的な知識を定着させましょう。実験に関する問題は、教科書や参考書、塾のテキストなどを参考に、装置や手順、結果を正しく覚えるようにしましょう。問題練習は、基本から標準レベルの問題を繰り返し解くことで、解法を定着させましょう。
合格点の目安は50~60%とされています。基本的な知識を確実に得点し、実験に関する問題にもしっかりと対応することが合格への鍵となります。
社会の傾向と対策について
大問4題、40~50問。記述はなく、漢字指定が1~3問含まれています。
大問は地理・歴史・公民の分野別の問題と、時事や現代社会の総合的な問題です。時事問題や総合問題は変わった形式のものですが、他の設問は基礎知識を問うもので、特に難しい内容はありません。今後も同様な内容での出題が予想されます。
基礎知識を正確に覚えましょう。地理は各地域の位置と特色、歴史は時代の特色と人物、公民は憲法と政治の仕組みを中心に勉強しましょう。白地図や年表などのまとめ作業を通じて覚えていくと良いでしょう。問題練習は小6夏休み以降に、基本から標準レベルの問題を何度も繰り返しましょう。
合格点の目安は50~60%です。
藤嶺学園藤沢中学校の入学後にかかる費用について

次に実際に入学後にかかる費用について確認していきましょう。
入学手続時納入金 | 400,000円(うち入学金:200,000円) |
授業料(年額) | 456,000円 |
施設設備費(年額) | 200,000円 |
上記以外の学則による納入金(年額) | 36,000円 |
初年度納入金合計(参考) | 892,000円 |
藤嶺学園藤沢中学校の良い口コミと悪い口コミ

次に本校の口コミについてまとめてみます。ぜひ参考にしてみてください。
良い口コミ
先生方の雰囲気がとても明るく元気な感じ。思春期を異性の目を気にすることなくのびのびと過ごせることは,とても良かったと思う。男子校の良さがある。
第一希望ではなかったんですが、この学校で良かったと心底感じています。有名校も良いところが一杯あるでしょうが、やっぱり子供の楽しい姿が一番です。今見てる方、家族の受験は大変ですが、何れ終わります。志望校でなくてもこの学校は最高です。是非検討に入れておくことをお勧めします。
悪い口コミ
次に悪い口コミを見ていきましょう。口コミを参照にすることは大切ですが、実際に子供との相性をみて入学を検討するために、学校見学や行事に足を運ぶことをお勧めいたします。
良い先生と、ひいきする先生とがいるので、ひいきする人に目をつけられたら、どうにもならないようです。教師が知り合いがいると、態度が豹変するのと、その生徒を庇うので、理不尽な指導になっています。そのレベルが教科主任です。
残念ながらおすすめしません。教育方針はよく、熱心な先生がいらっしゃるだけに非常に残念です。学校をきめるとき何度も足をはこびました。非常によい学校ですが、いかんせん来ているお子様(場合によってはその保護者)に問題が多いと感じます。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8589/
まとめ
今回の記事では藤嶺学園藤沢中学校の概要についてまとめました。
藤嶺学園藤沢は中高一貫の学校で、勉強だけではなく、学校行事や施設が豊富で、豊かな学生生活を送れることでしょう。神奈川県で中学受験をされる方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。