多くの女子体育選手を輩出してきた藤村女子中学校。
今回は、藤村女子中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
藤村女子中学校の特徴

名称 | 藤村女子中学校 |
旧名称 | 井之頭学園女学部 |
所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3 |
最寄り駅 | JR中央・総武線,京王井の頭線 吉祥寺駅 から徒歩5分 |
設立 | 1932年 |
課程 | 全日制 |
出身有名人 | 内田有紀(俳優)、優香(タレント)、高橋彩織(サッカー選手)、松本薫(柔道家(ロンドン五輪代表))、上村美揮(元体操選手(北京五輪代表))など多数 |
創立者である藤村トヨは日本における女子体育教育のパイオニアとして知られ、藍綬褒章を受賞した教育者である。彼女の教育観は現在の学校経営においても受け継がれ、知育偏重を避け、教育は他人の知識の注入ではなくその人の個性の発展である、という考えのもと、建学の精神を「心身ともに健全にして 知・徳・体を兼ね備えた 個性豊かな女子の育成にある」としています。建学以来女子体育教育に力を入れ、高等学校からは多数のスポーツ選手を輩出しています。また体育教育以外にも学ぶ楽しさを知る教育も展開しており、探究活動では学年を横断して、6つのゼミに分かれ吉祥寺の街でフィールドワークを行っています。テーマを設定し、仮説を立て、検証することで、自分なりの結論を導き、学びのサイクル(探究メソッド)に慣れていくことで自己表現の力を身に着けるとともに、自己研鑽にも励むことができます。検定資格取得も積極的に推進していて、英検3級、漢検2級合格を目標にしています。
藤村女子中学校の偏差値レベル

藤村女子中学校の偏差値 | |
藤村女子中学校 | 50 |
偏差値が近い学校 | |
女子美術大学付属中学校 | 51 |
大妻多摩中学校 | 50 |
藤村女子中学校と似た偏差値レベルの私立女子中学校には、女子美術大学付属中学校や大妻多摩中学校があります。決して高くはない偏差値ではありますが、相応の対策が必要となるでしょう。
藤村女子中学校の入試対策

藤村女子中学校では、4つの選抜方式を採用しており、一般選抜(2科:国語・算数/4科:国語・算数・理科・社会)、英語選抜(英語と国語または英語と算数)、総合型選抜(プレゼンテーションおよび質疑応答)、ダンス選抜(ダンス実演および個人面接)があります。総合型選抜やダンス選抜は藤村女子中学校に特有の入試方式となっており、多様な個性を受け入れるための入試方式が用意されています。受験者のお子様の個性に合わせて、受験方式を検討されるとよいでしょう。
一般選抜
一般選抜の2科のパターンでは「高かった科目の点数を2倍で換算」するため、国語か算数に大きくアドバンテージがある受験生の場合は、得意科目で勝負できるため非常に有利です。
英語選抜
英語選抜は、英語が得意な受験生にアドバンテージがあります。英検取得者は級に応じて得点を保証し、試験の点数と比較して高い方で判定します。
総合型選抜
総合型選抜では、ペーパーテストでは測れない個性を見るための方式で、小学校時代に情熱を持って取り組んだ活動について10分間で自己PRをします。その後プレゼンの内容について試験担当者による質疑応答があります。
ダンス選抜
ダンス選抜は、ダンスの技術力だけでなく表現力や熱量も加味されます。課題曲と自由曲に合わせて短いダンスの実演を行い、実演後には個人面接があります。
藤村女子中学校の入学後にかかる費用について

ここでは、藤村女子中学校の入学後にかかる費用について詳しく解説していきます。
受験料 20,000円(二回目以降の受験は0円)
入学手続時 入学金 230,000円
入学後
授業料 420,000円
施設設備費 80,000円
教育充実費 96,000円
その他 349,600円
初年度納入金合計 945,600円
・ほかに、制服・規定用品代として約110,000円がかかります
藤村女子中学校の良い口コミと悪い口コミ

ここでは藤村女子中学校の口コミについてご紹介いたします。
良い口コミ
はじめに良い口コミについてご紹介します。
生徒達は明るく元気な印象。校内ですれ違う時は必ず挨拶してくれます。校舎は古めですが、汚いと感じたことはありません。とにかくイベントを楽しむ学校です。文化祭ではキッチンカーも出るのでお弁当は必要ありません。普段は制服を着崩したりしてる子は見られませんが、文化祭の時はクラスTシャツと制服をアレンジしてみんな可愛くしています。
みんな仲が良く、先生との距離も近いです。部活も大変ですがまたそこも青春だと思います。先生をいじったり、校長先生をいじったりする先輩もいました。それくらい先生達も優しくノリも良いです。
その子にあった学習ペースで目標を設定しており、先生も熱心に関わってくれている。また、自然と大学進学をするという思いになっておる
悪い口コミ
続いて悪い口コミについてご紹介します。口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
強気な生徒が多いため弱気の生徒はいつもビクビクしながら学校生活を送っている姿をよく見かけました。 いじめが発生した場合事情を聞いてクラス全員で話し合いをしてから日頃友達に思っている鬱憤を言い合います。学習センターなどは高校生が主に使っているので中学生はほとんど利用している姿を見かけなかった
施設は充実しているが建物が古い 学習センターなどは高校生が主に使っているので中学生はほとんど利用している姿を見かけなかった
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8077/
まとめ

いかがでしたでしょうか。藤村女子中学校は、日本における女子体育教育のパイオニア的存在であり、多くのアスリートを輩出してきました。同時に知育偏重に陥らない教育を展開し、藤村女子中学校独自の探究活動や進路指導教育を展開しています。このようにまさに文武両道を体現するような学校が藤村女子中学校です。口コミも良好で、生徒は学校生活を満喫しているようです。本稿が志望校選択の際の一助になれば幸いです。