都内有数の男子校として知られる佼成学園中学校。
今回は、佼成学園中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
佼成学園中学校の特徴

名称 | 佼成学園中学校 |
所在地 | 東京都杉並区和田2-6-29 |
最寄り駅 | 新宿駅西口より京王バス 佼成会聖堂前行 19分乗車「終点」で下車/都営バス 新代田駅行 21分乗車「和田堀橋」で下車中野駅より京王バス 永福町行 13分乗車「佼成会聖堂前」で下車 |
設立 | 1954年 |
課程 | 全日制 |
出身有名人 | 額賀福志郎(元財務大臣・元防衛庁長官)、吉田大成(プロ野球選手)、正垣泰彦(サイゼリヤ創立者兼代表取締役会長)、貫田宗男(登山家)、小西良幸[ドン小西](ファッションデザイナー)など※いづれも佼成学園高等学校出身者を記載 |
佼成学園は、「自らの価値を知ること」「周囲の人々に感謝すること」「思いやりの心を表すことの大切さ」を建学の精神の基盤に掲げ、1954年に設立されました。行学二道「体験と学問の両立に励む」を校訓に掲げ、学力偏重に陥ることなく、体験を通した豊かで円満な人格の完成をめざしています。男子校として、中高一貫教育を実践している点は大きな特徴です。先進的な教育も展開しており、情報化社会への対応策として「一人一台iPad」の実現や、全普通教室に電子黒板機能つきプロジェクターおよびWi-Fi環境を整備しています。また、英語教育にも力を入れており、ネイティブ教員による授業や習熟度別クラスによって、高校3年までに英検準一級程度の英語力を身に着け、大学入試や海外大学進学への大きな利点となっています。
佼成学園中学校の偏差値レベル

佼成学園中学校の偏差値 | |
佼成学園中学校 | 58 |
偏差値が近い学校 | |
かえつ有明中学校 | 58 |
芝国際中学校 | 58 |
佼成学園中学校と似た偏差値の中学校には、成蹊中学校、かえつ有明中学校、芝国際中学校などがあります。一定以上の学力が求められる中学校であるため、しっかりとした受験対策を行うことが重要です。
佼成学園中学校の入試対策

佼成学園中学校の入試は、一般入試、グローバル入試、特別奨学生入試、グローバル特別奨学生入試の4つのパターンがあります。国語[100点]と算数[100点]の2科[計200点]、国語[100点]・算数[100点]・社会[50点]・理科[50点]の4科[計300点]の2つの試験方式があり、それぞれのパターンによって異なります。以下では、各教科の入試対策についてお伝えいたします。
国語の傾向と対策について
例年は物語文・説明文の読解2題に言語事項に関する問い(書き取りや文法など)20問程度という構成で出題されています。物語文は人物の心情や理由説明、説明文は主に内容説明・理由説明といった読解力を求められる問題が出題される傾向にあります。自分の考えを書く作文問題もあるため、自分の伝えたいことを正確に伝える力も重要となります。
算数の傾向と対策について
計算問題5問、一行問題6問、大問3題の問題構成となっています。計算問題は基本的な計算が多いため、ケアレスミスなく得点を重ねておきましょう。また、算数全体の傾向として幅広い分野から出題されますが、ほとんどの問題は基礎を固めておけば十分に対応可能です。
社会の傾向と対策について
地理・歴史・政治の大問3題で構成されています。地理では地形図を用いた問題が頻出です。全体として用語記述や選択肢による文章の穴埋め問題が多いです。
理科の傾向と対策について
4~5題の構成で、生地物化からまんべんなく出題されています。選択問題と計算問題が中心で、短文の記述問題が1~2題出題されます。実験や観察の結果を読み取り、考察して解答していく問題が多く、理科的な思考力を必要とします。過去問演習を行い、様々な形式の実験・観察結果を読み取る練習を重ねること。
佼成学園中学校の入学後にかかる費用について

ここでは、佼成学園中学校入学後にかかる費用について、その一部をご紹介します。
入学手続時にかかる費用
【入学金】255,000円
【施設設備資金】90,000円
合計345,000円を入学手続期間内に納入する必要があります。
入学後にかかる費用(1年生)
【授業料】468,000円
【教育充実費】216,000円
【後援会費】14,400円
【その他】27,000円(後援会入会金、生徒会費)
・このほかに、副教材費(年間140,000円)や学校行事の費用が発生します。
・全員がiPadを購入する必要があります(80,000〜90,000円)。
佼成学園中学校の良い口コミと悪い口コミ

・ここでは佼成学園中学校の口コミについてご紹介いたします。
良い口コミ
はじめに良い口コミについてご紹介いたします。
クラスの雰囲気もよく、先生も寛大に受け入れてくれるのが、良かったようです。
教師の熱意が強く、学習指導、生活指導と一生懸命で、安心して子供を預けることができます。
悪い口コミ
続いて悪い口コミをご紹介します。口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
男子校のせいか、お友達とじゃれ合って、怪我をすることが多い。
グローバル進出をすると謳っていますが、あまりそのようには見られません。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/7782/
まとめ

いかがでしたでしょうか。佼成学園中学校は、伝統的な男子校として中高一貫教育を行い、先進的な英語教育に力を入れています。口コミの評価もよく、教員の対応や授業にも高い評価が着けられている印象です。ただし、偏差値が高い学校であるため、進学を希望している場合、過去問にしっかり取り組むことが重要になってきます。本稿が進路選択の際の一助になれば幸いです。