しなやかに変わりゆく学校である多摩大学附属聖ヶ丘中学校。
今回は、多摩大学附属聖ヶ丘中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の特徴

名称 | 多摩大学附属聖ヶ丘中学校 |
所在地 | 東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1 |
最寄り駅 | 京王線 聖蹟桜ヶ丘駅から永山駅行バス(聖ヶ丘団地経由)に乗り換え、多摩大学 停留所にて下車、京王・小田急多摩線 永山駅から聖蹟桜ヶ丘駅行バス(聖ヶ丘団地経由)に乗り換え、多摩大学 停留所にて下車※在校生にはスクールバスの提供在り |
設立 | 1988年(学校法人田村学園・聖ヶ丘高等学校が開校) |
課程 | 全日制 |
プール設置 | あり(25m×5レーン) |
出身有名人 | 後藤久美子(俳優)、小林公太(プロ野球選手)、福田秀平(プロ野球選手)※聖ヶ丘高等学校出身者を記載 |
多摩大学附属聖ヶ丘中学校は、聖ヶ丘高校の開校が1988年、中学校の開校が1992年と比較的歴史の浅い高校です。教育理念には「自主研鑽」「敬愛奉仕」「健康明朗」を掲げており、しなやかに変わりゆく学校を目指して教育活動に励んでいます。多摩大学の附属校という特徴を生かして、大学進学を見据えた進路指導も充実しています。また、多摩市という東京のなかでも自然に恵まれた立地を生かした教育活動を展開しており、社会の変化に適応するための探究活動にも力を入れているのが特徴です。以下に、その特徴をまとめます。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の探究活動の特徴について
多摩大学附属聖ヶ丘中学校高等学校は、全校生徒約700名という小規模校の特性を生かし、校舎内での学びにとらわれない「A知探Q(英知探究)」を実施しています。特に中学校においては、学校の周りの自然環境を生かした理科実験を100回以上実施し、本物に触れることによる発見や驚きを生徒に共有しています。中学校一年次では社会科見学を年に6回行い、現代社会や過去の社会のありようを本物に触れることを通して学んでいます。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の偏差値レベル

多摩大学附属聖ヶ丘中学校の偏差値 | |
---|---|
多摩大学附属聖ヶ丘中学校 | 41 |
偏差値が近い学校 | |
東海大学付属高輪台高等学校中等部 | 41 |
明星中学校 | 41 |
多摩大学附属聖ヶ丘中学校と同様の偏差値の私立中学校(共学)には、東海大学付属高輪台高等学校中等部や明星中学校などがあります。偏差値自体は高くありませんが、上位校のすべり止めとして受験なさる生徒さんがいらっしゃいますので相応の対策は必要です。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の入試対策

多摩大学附属聖ヶ丘中学校の入試形態は、一般入試とリスニング入試、適正型入試の3つに分かれています。
一般入試は第1回から第5回までの5つの日程で実施され、国語(50分/100点)・算数(50分/100点)の2教科型と国語・算数に社会・理科(各50点/社理合わせて60分)を加えた4教科型が存在します。一般入試の倍率は、すべての日程で2倍程度となっており、募集人数は日程により異なり、10~30人程度です。入試内容としては、どの教科も基本的な内容を問うものが多い印象です。
リスニング入試は、基礎学力として国語・算数(各20分)に加え、日本語リスニングが40分実施されます。リスニング入試は中学受験では珍しい形態で、倍率も一般入試や適性型入試に比べると高い傾向があります。多摩大学附属聖ヶ丘中学校特有の入試形態ですが、特段の対策を講じるのではなく、普段の小学校生活の中で先生や友達の話をよく聞き、正しく伝えることができれば問題ないでしょう。
最後に適性型入試ですが、適性Ⅰ(45分/100点)として作文型を実施、適性Ⅱ(45分/200点)として資料型を実施します。昨年度の倍率は1.5倍でした。適性Ⅰ、Ⅱともに表現したいことを的確にわかりやすく伝えることが重要となります。
入試方式が多様なため、受験者本人の得意不得意を考えて受験することが望まれます。
なお、以下には一般入試の際の教科ごとの傾向と対策について、ご紹介いたします。
国語の傾向と対策について
国語は大問4つでの構成が多く、読解力を必要とする問題が出題される傾向にあります。
読み取りに時間がかかることが予想されるため、あらかじめ対策をしてく必要があります。記述問題もあるため要約力が求められます。
算数の傾向と対策について
算数は、前半に計算問題や小問集合が、後半に応用問題が出題され、大問4つまたは5つで出題されます。標準的な問題が多く、計算の正確性を高め、計算ミスを極力減らすようにしましょう。
理科の傾向と対策について
理科は、大問4つでの構成が多く、各分野からバランスよく出題されます。理科的な思考力を必要とする問題もありますが、標準的な問題が多いため、苦手を作らないことが重要です。
社会の傾向と対策について
社会も国語と同様、文章の読み取りに時間がかかることが予想されます。歴史と地理からの出題が多い傾向にあります。公民分野は時事問題と絡めた出題が多く、日ごろから新聞やニュースに関心を払うようにしましょう。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は多摩大学附属聖ヶ丘中学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の入学後にかかる費用について

・多摩大学附属聖ヶ丘中学校の受験料や入学後にかかる費用をご紹介します。
受験料 20,000円
入学金 250,000円(入学手続時)
授業料 39,000円(月額)
施設費 10,000円(月額)
教育後援会費 2,000円(月額 / 初回のみ…入会金3,000円)
生徒会費 500円(月額 / 初回のみ…入会金300円)
学習支援費 2,870円(月額)
預り金 10,000円(月額 / 卒業時精算)
月額計 64,370円
初年度納入金合計 1,025,740円(入学金含む)
※中学3年次のニュージーランド修学旅行費用、制服等に関する費用は別途必要となります。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校の良い口コミと悪い口コミ

・多摩大学附属聖ヶ丘中学校の口コミについてご紹介いたします。
良い口コミ
はじめに良い口コミをご紹介します。
この学校は例え欠如があったとしても気にならないくらい良い学校だと私は思います!先生方も優しくて時には怒ってくださり、良い先生ばかりですし、部活動も何だかんだ楽しくてホントに最高の学校です!ホントに入って良かったと思っています!
生徒の質は幅広いが、どの生徒にも目をかけ、生徒の個性を認めて良い指導をしてくれる学校です。とにかく先生方が素晴らしいです。
とにかく楽しい!入ってよかったです!!
最初は落ちてしまった学校と色々比べてしまったり、女子校志望だったので共学にも不安がありました。でも、今は友達もたくさんできて、クラスもみんな仲良く、部活も楽しいし、先生も優しいからここに入学して本当に良かったです!
もし、私と同じように悩んだり不安な人がいたら、安心して入学してきて大丈夫だよ!と教えてあげたいです。
おとなしい子、元気な子、色々なタイプの子がいるけど、先生も一人一人の個性を大事にしてくれます。勉強も同じ位のレベルの子が多いので、ついていくのが大変という心配もなく、苦手な科目は補習などしてくれます。
総じて満足です。細かい部分は色々あるかもしれませんが、それは他校も同じだと考えています。アットホームな感じです。
悪い口コミ
次に悪い口コミをご紹介します。口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
先生の関わりは、やや不満です。放課後自習室のSSRにはもっと先生がかかわらないと。教えなくても良いので、管理者として。
少し甘めなような気がします。先生がメリハリをつけてくれないとあまあまなような気がしてなりません。
面倒見の良さを売りにしているが、ある程度自発的に勉強する子供には良いが、普段からの補習などもあまりしてくれず勉強が遅れてる子供はそのまま切り捨てられる印象
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8244/
まとめ

いかがでしたでしょうか。多摩大学附属聖ヶ丘中学校高等学校は、都内では珍しい小規模校で、学校の周りが自然に囲まれており、独自の教育を展開することで、目まぐるしく変化する現代社会を生き抜く術を授けています。特に中学校段階では、自然や社会を自らの目で見て、本物に触れることで、普通の学校教育では身に着けることができない、見方や考え方を手に入れることができると思います。口コミに関しても、ほとんどの人が高評価しており、楽しくのびのびしているようで、着実に子どもたちを成長に導いている学校だというような印象を受けました。本稿が進路選択の一助となれば幸いです。