武蔵野大学中学校は、東京都西東京市に位置する男女共学の私立中高一貫校で、2024年に100周年を迎えた歴史ある学校です。部活動も活発で、ダンス部が大会に出場するなど校内でも高い人気を誇っています。
今回は、武蔵野大学中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
武蔵野大学中学校の特徴

名称 | 武蔵野大学中学校 |
旧名称 | 武蔵野女子学院中学校 |
所在地 | 〒202-8585 東京都西東京市新町1-1-20 |
最寄り駅 | 吉祥寺駅 北口1番乗場よりバス 15分 「武蔵野大学」下車すぐ |
設立 | 1924年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 無し |
出身有名人 | 中嶋みさ/フリーアナウンサー |
武蔵野大学中学校は、仏教の精神にもとづいた真の人間教育、人間成就の教育に取り組んでいます。
「聡明にして実行力のある人間」の育成、「良き社会人として通用する自立心」の育成などを教育目標としています。
武蔵野大学中学校のその他の特徴について
武蔵野大学中学校は「グローバル&サイエンス」をテーマに掲げた学びに取り組んでいます。
GLOBALは、世界に貢献できる人材の育成を意味します。ワークショップなどを通じて、学びの土台となるマインドを形成することを目的としています。
SCIENCEは、論理的思考力で問題解決できる人材の育成を意味します。身の回りの課題を明確化し、それを解決するために失敗を恐れず挑戦することで論理的思考力の向上を目指します。
他にも、武蔵野大学中学校独自のテキストを使用してアカデミックスキルを養う授業や、中学1年次には「自分を深掘りする」をテーマに課題解決型学習(PBL)などの取り組みもあります。
また、学校行事でも生徒たちが主体となって、「心躍る」仕掛けを考える取り組みも行っています。
恒例のMu-1グランプリでは、全学年が1年間の探究活動の総括として発表する機会が設けられます。
武蔵野大学中学校の偏差値レベル

武蔵野大学中学校の偏差値 | |
武蔵野大学中学校 | 45 |
偏差値が近い学校 | |
啓明学園中学校 | 45 |
文教大学付属中学校 | 44 |
武蔵野大学中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
武蔵野大学中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、啓明学園中学校や文教大学付属中学校などがあります。
武蔵野大学中学校の入試対策

入学試験では傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
国語の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。
武蔵野大学中学校の国語は、記述問題の割合が高いことが特徴です。問題文を正確に読み、そして自分の言葉で分かりやすく他者へ説明する力が求められています。漢字の読み書きや慣用句など、言語に関する問題も出題されるため、記述問題と併せて日頃から問題集や過去問を使ってしっかりと対策しておく必要があります。
算数の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。
出題傾向として四則計算・グラフの読み取り・図形などから構成されていることが多いです。
難易度はそれほど高くなく、基礎的な問題が多く出題される傾向にあるため、計算間違いなどのケアレスミスに気を付けましょう。また、グラフや図形を正確に読み取る力も求められるため、日頃から問題集や過去問を使って問題に慣れておきましょう。
理科の傾向と対策について
試験時間は45分(社会を含む)、50点満点です。
問題の傾向としては、三態変化や熱、気象問題が頻出です。単なる知識を答える問題ではなく、観察力や分析力を活かした記述問題が出されるため、基礎知識を正確に理解した上で、問題集や過去問を使って記述力を高めておきましょう。
社会の傾向と対策について
試験時間は45分(理科を含む)、50点満点です。
問題の傾向として、1つのテーマに沿った1500字以上の問題文を読み解き解答する形式です。一問一答のようなスタイルではなく、しっかりと情報を読み解く読解力が問われます。しかし、問題文をしっかりと読めていれば、問いはそれほど難問ではないので、日頃から過去問や問題集を通じて読解力、記述力を上げる練習をしておきましょう。
また、試験時間が理科と合わせた50分なので、時間配分にも注意しながら問題を解く癖をつけましょう。
武蔵野大学中学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は武蔵野大学中学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
武蔵野大学中学校の入学後にかかる費用について

武蔵野大学中学校の費用についてご紹介します。
入学初年度の学費等(年額)
学納金
入学金 250,000円 (入学手続時納入金)
施設設備資金 50,000円 (4月納入)
①授業料 546,000円
②教育充実費 132,000円
③実験実習料 12,000円
④保健料 6,000円
諸会費
⑤後援会費 12,000円
※①~⑤を学校指定月に分納(4月,7月,10月,12月)
後援会入会金 1,000円 (入学年度のみ)
紫紅会費 8,000円(4月納入)
学年費(預り金)約100,000円
(4月納入(2024年度実績・年度により変動))
※授業料は、上記の金額に変更手続き中です。
※この他,旅費や受講料等を徴収することがあります。
※経済状況等の変動により学費等は変更する場合があります。
その他
入学準備用品
副教材等 約18,000円
制服(夏・冬)等 約150,000円
(購入数量、品目により異なります。)
情報端末機器等 約100,000円
(学校用指定タブレット)
※詳しくは公式サイトをご確認ください
武蔵野大学中学校の良い口コミと悪い口コミ

武蔵野大学中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
運動などしっかりしたい子の活躍する部活もあり、ゆるく活動したい子の居場所もあり、帰宅部でも問題ないし、多様性があり居心地がいいです。
武蔵野大学に内部進学したい場合と、国立大学含め他大にチャレンジしたい場合と両方ともしっかりサポートしてくれます。もともと2020年の大学入試改革に向いている授業内容だと思います。
中学から自転車通学可能という珍しい学校なので、自転車通学の子は多いです。中央線からもバスの本数は多いので、利用しやすいと思います。
明るくて、行事が活発なのが魅力です。自分がどれだけ頑張るかが鍵です。自分に全てがかかってます。でも環境は整ってるので楽しい学校生活が送れると思います!
施設はすごい充実しています。広いし綺麗だからいいと思います。新しい施設が完成するらしいので楽しみです。一番の自慢はコンビニと学食です。とてもメニューが多いのと、コンビニのお菓子の品揃えが多くすごく楽しいし、放課後お菓子タイムをしてる人もいます。
悪い口コミ
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
校長先生の刺激的な説明会に惹かれて入学しましたが入ると違うことばかりで驚きました
マンモス校へと大きくなってしまったので中々改革も難しいのかもしれないです
いつの間にか校長先生は他の学校との兼任を始め、どんどん意見くださいと言っていましたが、忙しいため校長室へ行く事にストップがかかりました
校長先生と先生と生徒の間に溝があるように思えます
長期休みの講習などはありません
勉強のサポートはハッキリ言って充実度は低いかと、、、
アタマプラスは数学のみの使用で先生の行う授業とのバランスが取れてないように見えます※現時点で
生徒一人一人しっかり見て、取り残さないとおっしゃっていましたが中々上手く行ってない気がします
期末、中間ありです
自主性を尊重する校風ではありますが、担任によるのか消極的な生徒に対しては学習面においてもサポートはありません。入学説明会での前校長からの話で期待が大きかっただけに、残念でなりません。
課題配信や提出もiPadを利用していますが、学習に遅れが生じている生徒に対する補習やサポートはありません。分からなくても本人から質問に行かなければ、そのまま放置されています。小テスト等も少ない印象です。そのため補習のための通塾が必要です。
iPadのソフトウェアは学校管理になりますが、動画視聴も可能であり保護者では制限がかけられず、困っています。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8265/
まとめ

いかがだったでしょうか。武蔵野大学中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の共学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。