立教女学院中学校は、東京都杉並区久我山に位置する女子中高一貫校です。キリスト教を基盤とした教育と個性を重んじる校風が特色です。
今回は、立教女学院中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
立教女学院中学校の特徴

| 名称 | 立教女学院中学校 |
| 旧名称 | 立教女学校 |
| 所在地 | 〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60 |
| 最寄り駅 | ・京王井の頭線「三鷹台駅」から徒歩1分・JR中央線「西荻産」駅南口から関東バス「立教女学院行き」(乗車時間は約10分) |
| 設立 | 1877年 |
| 課程 | 全日制 |
| プール設置 | 有り |
| 上履き | 有り |
| 出身有名人 | シシド・カフカ/歌手 |
立教女学院中学校は、キリスト教精神に基づき、「神を畏れ、人を愛する」心を育む女子校です。創立以来、礼拝や聖書の授業を通して内面の成長を重視し、知性と人間性を兼ね備えた女性の育成を目指しています。落ち着いた校風の中で、生徒一人ひとりの個性が尊重され、自主性と思いやりを育てる環境が整っています。
立教女学院中学校のその他の特徴について
立教女学院中学校では、英語教育と芸術教育に力を入れており、特に英語ではネイティブ教員による授業や英語劇などを通して、自然な語学力と表現力を養います。また、音楽や美術の授業も充実しており、創造力や感性を伸ばす教育が実践されています。さらに、カナダ・バンクーバーへの語学研修など国際交流の機会も多く、グローバルな視野を広げるプログラムが整備されています。
学校行事では、礼拝や感謝祭をはじめとしたキリスト教に基づく行事のほか、体育祭や音楽会なども活発に行われています。部活動も盛んで、音楽系や運動系、文化系など幅広い選択肢があり、生徒たちは興味に応じてのびのびと活動しています。こうした多様な学びと体験を通じて、思考力・感受性・協調性を育てる環境が整っています。
立教女学院中学校の偏差値レベル

| 立教女学院中学校の偏差値 | |
| 立教女学院中学校 | 62 |
| 偏差値が近い学校 | |
| 大妻中学校 | 62 |
| 共立女子中学校 | 57 |
立教女学院中学校は都内トップ校の一角に位置する学校です。しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
立教女学院中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、大妻中学校や共立女子中学校などがあります。
立教女学院中学校の入試対策

入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
国語の傾向と対策について
試験時間は45分、配点は90点です。
問題構成は大問2題で、物語文や説明文の読解が中心となります。記述式の設問もあり、読解力だけでなく、自分の考えを論理的にまとめる力も問われます。語彙力や文法の知識も必要なため、日頃から読書量を増やすとともに、記述問題の練習を積み重ねておくことが大切です。過去問や類似問題に繰り返し取り組み、文章の構造をつかむ力を養いましょう。
算数の傾向と対策について
試験時間は45分、配点は90点です。
大問は4題で、計算・文章題・図形問題など幅広い分野から出題されます。特に応用力を要する問題も多く、思考力とスピードが求められます。計算ミスを防ぐための基礎固めをしっかり行い、過去問や問題集で応用問題に慣れておくことが重要です。途中式の記述や論理的説明を求められる問題もあるため、解法プロセスを説明できる力も鍛えておきましょう。
理科の傾向と対策について
試験時間は30分、配点は60点満点です。
理科では、物理・化学・生物・地学の各分野からバランスよく出題され、基本的な知識とともに、グラフや表の読み取り、実験結果から考察する問題も見られます。知識の丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか?」を意識して、原理や理由を理解しながら学習しましょう。ニュースや科学トピックにも触れておくと、時事関連問題への対応力が高まります。
社会の傾向と対策について
試験時間は30分、配点は60点です。
地理・歴史・公民からバランスよく出題されるほか、時事問題への対応も求められます。資料や統計を読み取る設問もあるため、情報を分析し、要点をまとめる力が必要です。地図帳や資料集を活用しながら、理解を深めておきましょう。ニュースや新聞を日常的に読むことで、時事的な背景への理解も深まり、記述問題でも説得力のある答えが書けるようになります。
立教女学院中学校の入学後にかかる費用について

・立教女学院中学校の入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。
詳細は公式の募集要項などをご参照ください。
入学金 250,000円
授業料 600,000円
教育充実費 216,000円
生徒会費 3,600円
旅行積立金 60,000円
藤の会入会費 10,000円
藤の会費 18,000円
同窓会費 6,000円
立教女学院中学校の良い口コミと悪い口コミ

・立教女学院中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
キリスト教の学校で、思春期の子どもの心の成長にとても良いと思います。先生も雰囲気も穏やかな校風でありながら、華やかさもあり大変満足しています。
制服はないけれど、子ども達はそれぞれ個性を出しつつ学生らしい服装をしていてきちんとしている。自主性を重んじている。
付属校なので競争は無く、充実していると思います。
帰国生もいて、語学に力を入れたプログラムなどがあり充実している。
付属校なのですが、大学はさらに上位校を目指す子も多く、進学実績は良いと思う。個人により差があると思います。
大学付属なので、進学率はほぼ100%。一応、難関校と呼ばれる学校でもある。
駅から10分以内で歩道もあり、周辺は住宅街も多く治安も良さそう。
決まった制服はないので基本は私服でいいのだが、学生らしい服装ということで一応ブランドものでそろえたりと、結構お金がかかる。
悪い口コミ
口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
とにかく、先生のマインドが良くない。社会に出たことのない、井の中の蛙タイプのえばっている先生が多い。改善を求める先が無いので、何もできないのだが。。。
宗教学校ですから、宗教第一です。授業時間足りているのか、、と思うこと多々。これで大学受験耐えられるのか、不安。
良いとは思えない。それなりの成績であればそのまま大学に行けるので、大学受験を意識している雰囲気を感じない。残念である。
すこしいやらしい言い方かもしれませんが、セレブな家庭の方が多い。小学生から入れて、大学まで行けるだけのことはあります、という感じ。
宿題も少ないし学習サポートがなく、かといって部活が活発化といえば週数回のみと活発ではないところが多い。何をしに学校にいっているのかわからない。
宿題が少なく、また補修があるわけでもない。したがって、自ら進んで取り組まないような子にとっては、家で全く勉強しないでもなんとか日々の生活は送れてしまう。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7786/
まとめ

いかがだったでしょうか。立教女学院中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の女子校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。





