武蔵野東中学校は、東京都小金井市にある男女共学の私立中高一貫校です。同校は高校を併設せず、すべての生徒が進路を自身で選び、高校受験に臨む進学校として知られています。
今回は、武蔵野東中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
武蔵野東中学校の特徴

名称 | 武蔵野東中学校 |
所在地 | 〒184-0003 小金井市緑町 2-6-4 |
最寄り駅 | 東小金井駅 北口 徒歩7分 |
設立 | 1983年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り |
出身有名人 | 村上茉愛/元体操選手 |
武蔵野東中学校は「才能を拓き、志を育てる」、「温かい知性と柔軟な心を育む」を教育の基本に据えています。インクルーシブ教育(健常生と自閉傾向のある生徒が共に学ぶ)を実践し、多様な背景を持つ生徒たちが互いを深く理解し合う環境を整えています。
武蔵野東中学校のその他の特徴について
少人数制&習熟別クラス
中1・2年は英語と数学、3年になると5教科の習熟度別少人数授業を採用。定期テストごとにクラス替えを行い、きめ細かな指導と適度な緊張感を両立しています 。
自主学習習慣の育成
家庭での学習計画を自分で立てる「プランノート制度」を導入。毎日担任からアドバイスをもらいながら、自律的に計画・実行・見直しができる環境を整えています 。
学校行事
スポーツ大会、合唱コンクール、学園祭など多彩な行事を生徒主体で開催。また、京都・清里への宿泊体験学習も行われ、自己企画力や協働力を育む学びの場となっています 。
部活動
陸上競技部・ダンス部・体操競技部が全国大会レベルで活躍。特にダンス部は全国優勝15回、東京都大会27回優勝、体操部も男女6度の全国優勝と輝かしい実績を誇ります
武蔵野東中学校の偏差値レベル

武蔵野東中学校の偏差値 | |
武蔵野東中学校 | 48 |
偏差値が近い学校 | |
多摩大学目黒中学校 | 51 |
文教大学付属中学校 | 44 |
武蔵野東中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
武蔵野東中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、多摩大学目黒中学校や文教大学付属中学校などがあります。
武蔵野東中学校の入試対策

入学試験では傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
国語の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。
大問4題で構成され、漢字・語句・説明文・物語文を中心とした読解問題。記述問題が多く時間配分と論拠を持った文章表現力が求められます。日常的に過去問演習と語彙強化に取り組みましょう 。
算数の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。
大問6題構成。前半は計算、一行問題、後半は図形・規則性・文章題が多め。ケアレスミス対策と図示・途中式の明記、そしてスピードに慣れる練習が重要です。
理科の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。(社会部を含む)
大問4題で、生物・地学・物理・化学をバランス良く出題。実験観察やグラフ読解力も求められます。単元の基礎理解と過去問演習でパターンに慣れておきましょう。
社会の傾向と対策について
試験時間は45分、100点満点です。(理科を含む)
大問7題構成で、歴史・地理・公民それぞれからバランス良く出ます。資料読み取り力が求められるため、グラフや地図問題の対策と最新の時事知識の定着が鍵です 。
武蔵野東中学校の入学後にかかる費用について

・武蔵野東中学校の入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。
詳細は公式の募集要項などをご参照ください。
入学手続き金
入学金 200,000円
施設維持費 230,000円
入学後(2期分納4月・9月 口座振替)
前期 | 後期 | 年額 | |
授業料 | 223,800円 | 223,800円 | 447,600円 |
教材費 | 18,000円 | 18,000円 | 36,000円 |
後援会費 | 6,000円 | 6,000円 | 12,000円 |
給食費(除・8月) | 54,000円 | 64,800円 | 118,800円 |
計 | 301,800円 | 312,600円 | 614,400円 |
その他の費用(最新年度)
1年次
・修学学習費積み立て ほか
(年額)150,380円
2年次
•施設維持費
・修学学習費積み立て
•夏期講習費
・春期講習費 ほか
(年額)309,380円
3年次
・施設維持費
•夏期講習費
•進学学習費
・同窓会費 ほか
(年額)198,500円
※「修学学習費積み立て」の内訳は、2年で実施の京都奈良学習および卒業アルバム代、卒業準備費を含みます。
※上記の他、1~2年で実施の校外学習、個人副教材費(4月:各教科で必要なテキストや模擬試験代など)が必要となります。
制服ほかの購入品
・制服一式
49,000円~57,000円程度
・体育館履きなど標準品
10,000円程度
◎納付金の額は、諸条件の変化により一部改定される場合があります。
◎また在学中に、教育上必要な変更(登下校時刻や時間割等)が行われる場合があります。
武蔵野東中学校の良い口コミと悪い口コミ

・武蔵野東中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
混合教育が大きな特徴で、今後の人生では一生得ることの出来ない良い経験ができる。多様な価値観、相手を理解し共に過ごすことの大切さを3年間で学んだ。行事では、混合教育の強みを生かし、自閉症の友達と共に競技をしたり、活動や準備に励んだりととても楽しかった。文句を言う生徒も少なからずいたが、何年か経った時にいい中学校生活だったと振り替えれるものだったと思う。
高校受験に不安を覚えてる友達もいたが、みんないい結果を残していたし、検定や期末試験をしっかりこなせばそれなりの高校にいけると思う。
高校受験対策はバッチリだと思う。
私立早慶目指す人はバチバチに塾へ通うものの、他の人はあまり塾に行っていない印象。特に都立の人は、塾に通ってない人が多かった。単願推薦はとても取りやすく、都立の推薦も対策がバッチリ。推薦取りやすい環境だと思う。面接では、中学校の話が尽きないほどいい教育環境。
部活動によって大きな差がある。ダンス部、陸上部、体操部はトップレベルで、先生からも丁寧に扱われてる。ダンス部は特に先生から丁寧な扱いを受けてたwその他の部活は普通くらい。
自分の成績に見合った高校に進めると思う。私立早慶、国立、都立日比谷西を狙う場合は塾は必須かもしれない。しかし、他の場合はいらないと思ったら。
悪い口コミ
口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
ほんの少し前までは、素晴らしい学校でした。先生方は良く見ていて下さるし、行事も多く、校則も親から見れば納得のいくものばかりで、特段厳しいものではありませんでした。
それが経営陣に新しい人が入ったようで、変わってしまいました。私服で体育を受けていたり、だぼだぼのズボンで校内を歩いていたり、規律を守ることを覚えていく段階の中学生にふさわしいとは思えず、この先が心配です。
どんな服装や髪型をしていても、先生方は注意してはいけないそうです。
数年後にはものすごく風紀が乱れている気がします。
新しい人が権力を持つようになり、生徒に決めさせた結果校則がゆるゆるになりました。カラコンOK、校内私服もOK、学校内で履かなければ下駄で通学してもOKだそうです。こんなふざけた内容が、メールで送られてきました。
こんな校則になるとわかっていたら入学していませんでした。騙されました。
以前の先生が戻ってきてくれることを期待します。
必ずしも生徒側の進学先についての希望を受け入れてくれていたわけではなかったので、3点にとどめておきました。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8158/
まとめ

いかがだったでしょうか。武蔵野東中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の共学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。