「共感力・グローバル力・学力」の3本柱を掲げ、多様な体験学習を重視する京華女子中学校。
今回は、京華女子中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
京華女子中学校の特徴

名称 | 京華女子中学校 |
旧名称 | 京華中学校 |
所在地 | 〒112-8612 東京都文京区白山5-6-6 |
最寄り駅 | 都営三田線「白山駅」A1出口徒歩3分メトロ南北線「本駒込駅」1番出口徒歩8分メトロ千代田線「千駄木駅」団子坂出口徒歩18分 |
設立 | 1897年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り |
出身有名人 | 小倉弘子(アナウンサー)、新妻さと子(タレント) |
京華女子中学校は、「共感力を育てる」「グローバル力をみがく」「学力を高める」という3つの柱を軸に、生徒一人ひとりの夢の実現を支援する教育を展開しています。生徒の個性や可能性を大切にしながら、21世紀型の人間力を育むことを目指しています。
中学では独自の体験型プログラム「EHD(Education for Human Development)」を導入しており、ボランティア活動や日本の伝統文化体験などを通して、他者と関わる力や社会性を育てています。英語教育にも注力しており、中学1年でのイングリッシュキャンプや中学3年での海外研修などを通じて、実践的な英語力と国際的な視野を養うことができます。
また、学校行事も充実しており、体育祭や文化祭(京華祭)、さらにオーストラリアでの夏季海外研修など、多様な体験機会が設けられています。
京華女子中学校は、学習と体験の両面からバランスよく生徒の可能性を広げる環境が整っています。生徒の主体性と多様性を尊重し、未来社会で活躍できる力を育む教育が実践されていると言えるでしょう。
京華女子中学校の偏差値レベル

京華女子中学校 | 42 |
偏差値が近い学校 | |
東京家政学院中学校 | 37 |
神田女学園中学校 | 43 |
京華女子中学校の偏差値は42程度となっており、東京都内の私立女子中学校の中では平均的なレベルに位置します。そのため、基礎学力をしっかりと身につけ、各科目の基本問題を確実に解答できるようにすることが重要です。また、過去問を活用して出題傾向を把握し、時間配分を意識した演習を行うことで、試験本番での対応力を高めることが求められます。
京華女子中学校の入試対策

京華女子中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式ページの入試情報をご参照ください。
入学試験の科目・点数配分・時間配分
試験形式 | 科目 | 配点 | 試験時間 |
第1回/第2回 2科・4科型入試 | 国語 | 100点 | 45分 |
算数 | 100点 | 45分 | |
理科 | 50点 | 25分 | |
社会 | 50点 | 25分 | |
第2回 2科(英検利用ベスト2)入試 | 国語 | 100点 | 45分 |
算数 | 100点 | 45分 | |
英検資格点 | 100点※ | – | |
第3回 2科(得意科目重視型)入試 | 国語 | 100点 | 45分 |
算数 | 100点 | 45分 | |
適性検査型入試 | 適性検査Ⅰ(国語長文記述) | 100点 | 45分 |
適性検査Ⅱ(算・社・理の総合問題) | 100点 | 45分 | |
適性検査Ⅲ(算数思考力検査) | 100点 | 45分 |
※「英検利用ベスト2入試」では、英検資格点(各100点満点)を含めた上位2つの点数を採用します。 英検資格点は、5級55点、4級65点、3級75点、準2級85点、2級以上95点と換算されます。
※2科(得意科目重視型)は国語と算数の高得点の科目の点数を2倍にして判定します。
※適性検査型入試は、適性検査Ⅰ(国語長文記述)、適性検査Ⅱ(算・社・理の総合問題)、適性検査Ⅲ(算数思考力検査)のうち、Ⅰ・ⅡまたはⅠ・Ⅱ・Ⅲを選択して受験します。
国語の傾向と対策について
試験時間は45分で、配点は100点です。 大問は2題構成で、説明文や随筆文が出題される傾向があります。 物語文は出題されません。 漢字の読み書きや語彙力の強化が重要です。 また、文章の要旨を正確に把握し、設問に的確に答える練習を積むことが求められます。
算数の傾向と対策について
試験時間は45分で、配点は100点です。 大問5題構成が一般的で、基本的な計算問題から応用問題まで幅広く出題されます。 特に大問1の計算問題は確実に得点し、大問3以降の応用問題にも対応できるよう、基礎力と応用力をバランスよく養うことが重要です。
理科の傾向と対策について
試験時間は社会と合わせて50分で、配点は50点です。 各分野からバランスよく基礎的な問題が出題される傾向があります。 苦手分野を作らず、全体的な基礎知識をしっかりと固めることが重要です。
社会の傾向と対策について
試験時間は理科と合わせて50分で、配点は50点です。 大問5題構成が頻出で、歴史や地理、公民の各分野から出題されます。 特に、京華女子中学校の歴史や紙幣・硬貨の歴史、オリンピックの歴史、特定の人物に関する問題が出題されることがあるため、過去問を活用して出題傾向を把握することが有効です。
全体的な傾向と対策について
京華女子中学校の入試では、基礎的な学力を重視した問題が多く出題されます。 そのため、各科目の基礎知識をしっかりと固め、過去問を通じて出題傾向や時間配分に慣れることが重要です。 また、英検資格をお持ちの場合は、「英検利用ベスト2入試」を活用することで、受験を有利に進めることができます。 面接試験も実施されるため、志望動機や将来の目標などを明確にし、自分の言葉で伝えられるよう準備しておくことが望ましいです。
京華女子中学校の入学後にかかる費用について

(CANVA画像)
入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページの募集要項をご参照ください。
京華女子中学校 1年次にかかる費用
区分 | 項目 | 金額 | 備考 |
入学時納入金 | 入学金 | ¥250,000 | 手続時に納入 |
施設拡充費 | ¥60,000 | ||
PTA入会金 | ¥5,000 | ||
合計 | ¥315,000 | ||
入学後の月額納入金 | 授業料 | ¥37,500 | 月額 |
施設維持費 | ¥15,000 | 月額 | |
PTA会費 | ¥1,000 | 月額 | |
生徒会費 | ¥1,000 | 月額 | |
月額合計 | ¥54,500 | ×12ヶ月=¥654,000 | |
1年次合計(年間) | ¥969,000 | 入学時納入金+年間の月額分 | |
その他 | 制服・教材費等 | 別途必要 | 金額未記載 |
学校行事積立金等 | 別途必要 | 校外活動・研修旅行などに充当 |
(令和6年度参考)
京華女子中学校の良い口コミと悪い口コミ

京華女子中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
とても面倒見の良い学校で先生方もみんな良い人です。職員室に行くと先生方が雑談をしながら残っている仕事をこなしていてとても和やかな雰囲気でした(笑)この学校は広報にも力をいれていてFacebook、Instagram、TikTokなどで日常の生活や部活の様子などを発信しています。校長先生もフレンドリーな方でこの前は魔法使いの仮装をしていました(笑)
授業の後「ここが分からないんですけど…」と言いに行くと「見せて~」と快く受け入れてくれます。補習は毎週1、2回行われています。小テストや中間、期末考査で点数が悪かった人以外にも勉強をしたいからという理由で補習を受ける子もいます。
制服はとても可愛いと思います!
良い口コミでは、先生方の面倒見の良さや和やかな学校の雰囲気、補習制度の充実、そして制服の可愛らしさなどが評価されていました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
先生は生徒によって態度を変えるし、中学1年生の態度がありえんほど悪いです。初対面でもタメ、先輩に言われたことは何もやってこず、、など、、
学校の校則が結構厳しいので、入る人は気をつけた方がいいと思います。校舎はキレイです。私は電車で乗り換えて通学しているので、疲れる日は多いです。
悪い口コミでは、教師の対応の不公平さや校則の厳しさ、生徒間の態度の問題、通学の不便さなどが指摘されていました。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7556/
まとめ

いかがでしたでしょうか。京華女子中学校は、豊かな人間性と国際感覚を育む独自の教育を通じて、生徒一人ひとりの未来の可能性を広げています。多彩な学びや体験を重ねながら、主体的に成長できる環境を求める方は、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。