八王子実践中学校は、東京都八王子市台町に位置する男女共学の私立中高一貫校です。部活動にも力を入れており、全国大会での優勝実績を持つバレーボール部をはじめ、吹奏楽部や書道部なども活発に活動しています。
今回は、八王子実践中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説します。志望校選びの参考にしてみてください。
八王子実践中学校の特徴

名称 | 八王子実践中学校 |
旧名称 | 八王子和洋裁縫女学院 |
所在地 | 東京都八王子市台町1-6-15 |
最寄り駅 | JR八王子駅からの所要時間 徒歩13分京王片倉駅からの所要時間 徒歩15分京王八王子駅からの所要時間 徒歩20分 |
設立 | 1926年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り |
出身有名人 | 野田祐希/バレーボール選手 |
八王子実践中学校は、「自重・自愛・自制・自立」の4つの教育理念を土台に、心と体の健やかな成長を目指す全人教育を行っています。校訓の中には「五つの心」(感謝・反省・素直・奉仕・謙虚)が掲げられており、生徒一人ひとりが人間力を高めながら、主体的に学ぶ姿勢を育むことを大切にしています。
八王子実践中学校のその他の特徴について
八王子実践中学校では、単なる大学受験の準備にとどまらず、社会で自立し活躍できる力を養うことを教育の柱としています。そのため、基礎学力の定着はもちろんのこと、プレゼンテーションやグループワークを通じて、思考力・判断力・表現力を育てる授業を展開。個性を尊重しながら、多角的な視点を持つ力を養う教育が実践されています。
行事面では、体育祭や文化祭といった学校内の活動に加え、校外学習や宿泊行事、さらに中3では沖縄への修学旅行が実施されます。沖縄では平和学習や自然体験を通じて、広い視野と豊かな感受性を育むことが目的とされています。
また、英語教育にも力を入れており、ネイティブ教員による授業や少人数制の会話練習などを導入。中高6年間を通じて、実践的な英語力を段階的に身につけるカリキュラムが整えられています。英語スピーチコンテストや外部検定への挑戦機会も豊富にあり、将来に活きる語学力を養うことができます。
八王子実践中学校の偏差値レベル

八王子実践中学校の偏差値 | |
八王子実践中学校 | 37 |
偏差値が近い学校 | |
立正大学付属立正中学校 | 41 |
目黒学院中学校 | 39 |
八王子実践中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
八王子実践中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、立正大学付属立正中学校や目黒学院中学校などがあります。
八王子実践中学校の入試対策

入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
適性検査Ⅰの傾向と対策について
適性検査Ⅰでは、長文を読んだ後に600字程度の記述を行う問題が出題される傾向にあります。主に「文章を正確に読み取り、論理的かつ具体的に自分の考えを述べる力」が求められます。資料やテーマに対して、自身の体験や社会的事象と結びつけて表現する力が重要です。
対策としては、まず文字量に慣れるためにも日頃から活字に触れ、読書の習慣を身につけることが大切です。加えて、過去問演習を繰り返す中で、設問の意図を正確に読み取る練習や、時間内に600字を構成するための構成力を磨いていく必要があります。文章の構成(導入・理由・具体例・まとめ)を意識した記述の型を身につけることで、安定した答案作成が可能になります。
適性検査Ⅱの傾向と対策について
適性検査Ⅱは、算数・理科・社会の知識を横断的に活用する融合型の問題が出題される傾向にあります。文章量・資料量ともに多く、短時間で大量の情報を処理しながら設問の意図を読み解き、正確に数的処理を行う力が問われます。特に、グラフ・表・図などのデータを扱う問題が頻出で、データサイエンス的な視点も求められるのが特徴です。
対策としては、本校の過去問を繰り返し解き、問題形式や出題傾向に慣れることが最も効果的です。内容が複雑なため、すべての設問を完答することにこだわるよりも、時間内でできる問題から取り組む判断力と割り切りも重要になります。また、基礎的な算数や理科の知識、資料の読み取り訓練も日々積み重ねておくことが大切です。
八王子実践中学校の入学後にかかる費用について

・八王子実践中学校の入学後にかかる費用についてご紹介します。
※詳しくは公式サイトをご確認ください
A:入学手続き時に納める費用
入学金 210,000円
設備費 50,000円
父母の会入会金 1,000円
生徒会入会金 500円
後援会費 6,000円
合計 267,500円
B:入学後に納める費用(1年次)
※金額は令和6年度入学生
授業料 372,000円(年10回払い)
維持費 36,000 円(年10回払い)
積立金 22,200円(4月のみ)
父母の会会費 21,600円(4月・8月2回払い)
生徒会費 6,000円(4月・8月2回払い)
諸経費 159,900円
合計 617,700円
※積立金と諸経費は変更する場合があります。
※諸経費には個人タブレット代等ICT関係費用が含まれています。
初年度の納入金
885,200円(上記A+B)
• 修学旅行の積立金は入学準備会で徴収に関する説明をいたします。
八王子実践中学校の良い口コミと悪い口コミ

・八王子実践中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
先生方の対応がとても良く、優しくて、親身に生徒の話を聞いてくださいます。自習スペースも、多く、勉強するのに困りません。不登校の子には、クラスに呼ぶのではなく、個別に別の教室で勉強を教えてくださったり、相談に乗ってくださるらしく、実際、不登校の子には、そうしていました。
個人やるかやらないかの問題なんですが、先生は、基本質問を喜んで受けてくださいますし、生徒の間では、自習スペースが多いので友達と教えあったりもできます。学習のサポートだけでなく、将来役立つであろう、プレゼンテーションも、年に何回も執り行うのでプレゼン力も上がると思います。
高校にそのまま進む可能性もあるので、分かりませんが、人によって違います。調べると、39~40と出てくるのですが、そんなことはありません。入試方法が様々なのでそれより高い人も何人か見受けられます。
色々なところに校外学習が行けるというとこが魅力的で先生方が良さそうでした。特に調べ学習をして、実際に行ってみてそれらをまとめてプレゼンテーションをするのが魅力的でした。家からもそんなに遠くなく、学費は、他の私立に比べるとマシなので、選びました。
悪い口コミ
よかったり悪かったり…(授業担当の先生によっては授業崩壊したりする) 特に生徒が気に入らない先生は 放棄したりなど 色々あったりする
この学校はスポーツ高だったらしく やはりバレー部は強い。
ただ 吹奏楽なども金賞を取ってたりする。良くも悪くも 部活はすごい
進路実績はわからないが 今年も何人かが 別の学校に行く模様。
ただ内部進学生は多い方だと思う
校庭はほぼない(グランドがある) 近くの公園で走ったりする。
体育館は遠くバレー部が占拠してるらしい
治安はたまに不審者が出ると聞く。
アクセスは八王子駅はもちろん 西八王子からも 片倉 山田からもいける
口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8015/
まとめ

いかがだったでしょうか。八王子実践中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫の共学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。