桜美林中学校は、キリスト教精神に基づいた教育を行う私立の共学校です。部活動も非常に活発で、剣道部は全国大会での優勝実績があり、弓道部やテニス部なども強い競技力を誇っています。
今回は、桜美林中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。志望校選定の参考にしてみてください。
桜美林中学校の特徴

名称 | 桜美林中学校 |
旧名称 | 崇貞女子中学校 |
所在地 | 〒194-0294 東京都町田市常盤町3758 |
最寄り駅 | ・JR横浜線[淵野辺駅]からスクールバスで8分、または徒歩約20分・京王線・小田急線・多摩都市モノレール[多摩センター駅]からスクールバスで約20分 |
設立 | 1947年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 無し |
出身有名人 | 福田麻由子/女優 |
桜美林中学校は「キリスト教精神に基づく人格教育」を教育の根幹に置き、「学力だけでなく人間力も育てる教育」を重視しています。国際教育にも力を入れており、異文化理解や英語力向上を目指した多様なプログラムが魅力です。校風は穏やかで落ち着いており、礼儀を大切にする風土が根づいています。
桜美林中学校のその他の特徴について
桜美林中学校では、標準的な「総合コース」と英語教育に特化した「グローバルコース」の2コース制を採用しています。特にグローバルコースでは、英語の授業時間数が多く設定されており、ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業や英語プレゼンテーションなど、実践的な英語力を育成するプログラムが充実しています。中学校段階でも国際的な視野を広げる教育が行われており、将来的な留学や海外進学への基礎づくりが可能です。
また、全学年で「探究学習」を重視しており、生徒が自ら課題を設定し、調査・まとめ・発表を行う「プロジェクト型学習(PBL)」を導入しています。教科の枠を超えた学びを通じて、思考力・表現力・協働性を高めることができます。
ICT教育にも積極的で、生徒一人ひとりにiPadを配布し、授業や課題提出、グループワークなどに活用しています。
桜美林中学校の偏差値レベル

桜美林中学校の偏差値 | |
桜美林中学校 | 55 |
偏差値が近い学校 | |
駒込中学校 | 57 |
明治学院中学校 | 54 |
桜美林中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
桜美林中学校と同地域、レベル程度の偏差値の学校には、駒込中学校や明治学院中学校などがあります。
桜美林中学校の入試対策

桜美林中学校の入試対策についてご紹介します。
国語の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
知識を問う問題が出題されます。大問2は物語文の読解、大問3は説明文の読解が中心となります。特に記述式問題も含まれるため、文章の要点を的確にまとめる力が求められます。日頃から読解力を養うとともに、漢字や語彙の学習も積み重ねておくことが重要です。
算数の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
大問1では小数や分数を含む四則計算が出題されます。大問2以降では容積、過不足、速さ、整数、食塩水、割合、図形、場合の数など、多岐にわたる文章題や応用問題が出題されます。幅広い分野からの出題となるため、苦手分野を作らず、基礎から応用までバランスよく学習することが求められます。過去問を活用し、出題傾向や形式に慣れておくことも効果的です。
理科の傾向と対策について
試験時間は40分、80点満点です。
物理・化学・生物・地学の各分野からバランスよく出題され、特に実験や観察に関する問題が頻出です。実験の手順や結果の考察、観察から得られる情報の分析など、思考力を問われる問題が多く見られます。基本的な知識の定着はもちろん、実験や観察の意図や結果を論理的に説明できるように練習しておくことが重要です。
社会の傾向と対策について
試験時間は40分、80点満点です。
地理・歴史・公民の各分野から出題され、地図や資料、グラフを読み取る問題が多く見られます。地理では地域の特色や産業、歴史では時代の流れや重要な出来事、公民では現代社会の仕組みや時事問題に関する理解が求められます。日頃からニュースや新聞に触れ、最新の時事問題にも関心を持つことが有効です。
桜美林中学校の入学後にかかる費用について

桜美林中学校の費用についてご紹介します。
※2025年度の入試要項参照
※詳しくは公式HPをご覧ください
入学金 100,000円
授業料 471,000円
施設設備費 253,500円
教育充実費 30,000円
PTA会費 6,000円
クラブ後援会費 6,000円
生徒会費 6,000円
生徒諸費 7,000円
※3期分納制です。
※中学2、3年次の年間学納金は、776,500円となります。(入学金を除き、生徒諸費が4,000円)
※2026年度以降の学納金につきましては、変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
※入学後、本校では教育環境充実のための寄付金を募集しています。
納入方法につきましては、入学後改めてご案内いたします。
桜美林中学校の良い口コミと悪い口コミ

桜美林中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
自由に楽しく過ごせる良い学校だと思います。やっぱり、勉強だけじゃなくて友達や先生といい関係なことが学校生活が楽しくなる秘訣ですね。
とても生徒同士が仲良く、楽しい学校生活を送ることができると思います。先生との距離も近いので相談したいことがあればすぐ、相談できます。
私立だからといって特別校則が厳しいわけではなく、個人の判断に任せている部分がある。生徒もある程度の気品がある過程の集団なので、あまりうるさく言わなくてもひどく乱れることはない。 私立だからといって、滅茶苦茶お金持ちの家庭ばかりではなく、一般庶民も結構いる。 英語と数学(国語も時に)はある程度の点数をとれるまで繰り返し追試をやらされるため、とんでもない落ちこぼれが出にくい。
とても満足しています。生徒はいい子が多いですし、何より頑張ることをからかうような雰囲気はありません。先生の対応もいいですし、何より楽しくて仕方ない様子で通う娘を見ていると本当に入ってよかったと思っています。
とにかく、先生方が熱心で手厚い。学習も、できない子には補習やスクールワークなど、何らかの手だてを施してくれている。いじめは許さないという徹底的な姿勢も良い。さらに、一年時から留学の機会が与えられていて、国も様々で、英語力をつけるだけでなく、人間形成にも大いなる期待を持てる。
悪い口コミ
中学の学力レベルは低下している。偏差値が下がっている。外部への大学進学は良いが、高校から入った頭の良い生徒が数人でいい大学を何校か受験した結果
校庭は狭い、体育館と呼ばれる施設は中学にない
いいところもあるんだけど、改善してほしいところが多い。先生たちも生徒の意見を聞き入れる耳を持ってほしい。学校は先生のものじゃなくて、生徒たちが気持ちよく学んで生活するための場所だということを分かっていないのでは?と思うことがある。
ブラックな校則もゼロではない。昔からの校則が残っているのかなと思うけど、理不尽なものや、生徒を縛るようなものもある。男子の髪型は特に厳しい。キリスト教の学校とは言うものの、グローバルな感じはあまりなく、校則は昔の日本って感じが続いてる。
補修とか追試はめっちゃある。もちろん生徒の自主学習は大切だけど、追追追試とかするくらいなら、普段の授業からもうちょっとわかりやすく説明してほしい。テスト勉強だって、対策とかしてくれる先生は少ないと感じる。
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8143/
まとめ

いかがだったでしょうか。桜美林中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の共学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。