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コラム

中学生の不登校|親が知らない原因や対応方法、高校受験までご紹介

不登校

中学生のお子様が突然学校に行かなくなってしまい、お悩みではありませんか?
突然子供が学校に行きたくないと言い出したら、とても心配になりますよね。

この記事では、不登校になってしまう本当の原因とはなにか、どのような対応をすべきか、そして、高校受験にどのような影響があるのか等を、最新データや事例に基づき細かく解説していきます。

読み終わったときには、きっと前向きな気持ちになれると思いますので、是非最後までご覧ください。

不登校になる原因とは?

いつから不登校になってしまったのか。。
どうして不登校になってしまったのか。。
中学生の不登校を抱える親御さんが気になるところはズバリここではないでしょうか?
まずは文科省が出している最新データでは、どんな原因が最も多く占めているのか詳しく見ていきましょう。

2022年 最新データに基づく不登校の原因

文科省のデータでは、不登校になる原因は大きく分けて「本人」「学校」「家庭」に分類されています。

不登校になる原因

参考:文部科学省 https://www.mext.go.jp/content/20211007-mxt_jidou01-100002753_1.pdf

ご覧の通り、不登校の原因が本人に起因する割合が最も多いのが現状です。
さらに文科省のデータでは、本人、学校、家庭と3つに分類された中から、より細かく原因が分解されています。

本人に関わる原因・無気力・不安
・生活リズムの乱れ・遊び・非行
家庭に関わる原因・家庭内の不和
・親子の関わり方
・家庭の生活環境の急激な変化
学校に関わる原因・いじめ
・いじめを除く友人関係をめぐる問題
・教職員との関係をめぐる問題
・学業の不振
・進路に関わる不安
・クラブ活動・部活動等への不適応
・学校の決まり等をめぐる問題
・入学 転編入学・進級時の不適応

そして、細かく分類された原因のトップ3は下記の通りです。

①無気力・不安(本人)
②いじめを除く友人関係をめぐる問題(学校)
③生活リズムの乱れ・遊び・非行(本人)

こちらも、不登校の原因として本人に起因するものの割合が最も多く、一見すると本人に原因があるようにも見えます。
しかし、果たして本当に本人に原因があるのでしょうか?

具体的事例に基づく不登校の原因

例えば、学校でテストの結果が返却された際、テストの点数が低く先生に怒られたA君がいたとします。
A君はみんなの前で怒られてしまい、ショックを受けていました。
怒られている様子を他の生徒が目にし、噂話をし始めます。
その噂話がA君の耳に届き、さらにショックを受けます。
帰宅後、家でその時の状況を親に相談したところ、親からは「お前のテストの点数が悪いのがそもそもいけないんだ」と言われてしまいます。
その結果、無気力状態になってしまい、不登校になってしまいました。
さてこの場合、不登校になった原因は無気力状態になってしまった「本人」にあるのでしょうか。
結果的に無気力になってしまっていますが、その結果にたどり着くまでに「先生」「友達」「親」が原因になっているともいえます。
したがって、不登校になる原因は一概にはいえず、また、当初の原因から変化するケースも多々あります。
ただし、不登校になるきっかけが何であろうと原因はすべて一緒であり、それは、子供が「自己肯定感を喪失」してしまっているところにあります。
この「自己肯定感の喪失」によって子供たちは社会に居場所がないと感じるようになり、結果、「学校なんて行く意味がない」と口にするようになるのです。
だからこそ、不登校のお子様に対しては、とにかく自信を取り戻してもらえるように、色々な人が働きかけることが重要なのです。

分かっておきたい!不登校になる兆候とは?

分かっておきたい!不登校になる兆候とは?

不登校になってしまう前から、親御さんが事前にその子の行動を察知できればいいですよね。
子供がどういった行動をはじめると危険信号のサインなのか、詳しく見ていきましょう。

家庭内での会話

以前は子供の方から親に対して、学校の出来事や部活のことを話してくれていたのに、だんだんと子供の方から話してくれる回数が減ってきたなどの場合、不登校の兆候として考えられるかもしれません。
なぜ、会話の回数が減ってきたのか。
これには本人が抱える悩みを誰にも相談できずに溜め込んでしまっている可能性があります。
具体的事例に基づく不登校の原因でも先述しましたが、自己肯定感の喪失により、「家で誰かに相談したところで受け入れてくれない・・」と思う気持ちが口数を減らし、不登校へとつながってしまうリスクを増大させます。
したがって、家庭内での子供の口数が減ってきたなどの場合は、しっかりとお子様に向き合い、親の方からお子様に話かけてあげてください。

登校渋り

朝の寝起きが悪かったり、頭痛や腹痛を訴えてきたり、通学準備がいつもより長かったりする時はありませんか?
この場合、不登校になる予兆段階の可能性があります。
例えば、学校で嫌なことがあったけれども、家庭内で打ち明けられずに溜め込んでしまっており、その結果、寝起きが悪かったり、緊張で腹痛が発生したりするケースがあります。
お子様は、「周りの期待」と「それに応えられていない自分」に対して葛藤を感じており、非常に辛い時期です。
だからこそ、お子様の変化にいち早く気づき、対策をとっていくことが大事になってきます。

中学生不登校の現状 2022年最新データ

中学生で不登校になってしまう子はどのくらいいるのでしょうか。
文科省のデータによると、不登校生徒数は8年連続で過去最多になっています。
不登校の定義から、人数や割合まで、中学生不登校の最新情報をまとめたものをご紹介します。

不登校の定義とは?

不登校とは何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、または登校したくても登校できない、なおかつ年間30日以上欠席している生徒とされています。
この場合、病気や経済的な状況は除きます。
例えば友人と遊んだり、習い事に積極的に参加していたりしたとしても、欠席数が30日以上あり、上記の内容に該当すれば不登校ということになります。
一方で、保護者の教育に関する考え方、無理解、無関心、家族の介護、家事手伝いなどの家庭の事情から長期欠席している場合は不登校にはなりません。

最新版 不登校中学生の人数と割合

中学生の不登校生徒数は8年連続で増加し、過去最多になっています。
令和2年度の文科省の中学生の不登校生徒数は132,777人で、前年度よりも4,855人増加しています。

不登校中学生の人数の推移

令和1年令和2年増加数増加率
不登校生徒数127,922人132,777人4,855人4%

また、全国の中学生の人数の割合と比較してみると、令和2年度時点での全国の中学生の人数が3,211,219人ですので、全体の約4%が不登校であることが分かります。

全国の中学生の人数に対する不登校の人数と割合(令和2年度)

全国の中学生の人数中学生の不登校生徒数全体に対する不登校生徒の割合
3,211,219人132,777人4%

2013年から減少することなく増加の一途を辿っている状況であり、クラスに1人は不登校の生徒がいる規模にまで広がってきています。
参考:文部科学省
https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm

不登校になった中学生は高校受験できないのか?

不登校になった中学生は高校受験できないのか?

不登校になってしまったから高校はきっと受験できないだろう…
この先どうしたらいいのだろうか…と心配になってしまうかもしれません。ですが、不登校のお子様であっても高校受験はできます。
不登校の生徒が高校受験するには2つの注意ポイントがあります。
それは、調査書出席日数です。それぞれ解説していきます。

調査書(内申点)について

調査書とは、担任の先生を中心として学校の先生たちが作成する資料です。3年次の記録だけでなく1年生からの全ての記録が載る場合もあります。調査書の項目はたくさんありますが、重要なものをピックアップして説明します。

学習の記録

学習の記録では、内申点と言われる評定(9教科5段階)が記載される部分です。都道府県によって全学年の評定が記載される場合もありますし、2年次、3年次を記載する場合、3年次のみ記載する場合もあります。それぞれの都道府県の入試制度でどの学年の評定を使用するかによって異なっています。

行動の記録

行動の記録では、部活動や検定での表彰や、ボランティアへの参加などが載っています。また、行動の記録は10項目のうち、その生徒にどのような行動がみられたのかによって丸がつけられますが、記載がない場合もあります。

お住いの調査書の仕組みを調べる

まずは、ご自身がお住まいの都道府県の調査書の仕組みを調べてみてください。白紙の調査書を見ることもできますので、一度調査書をご覧になり、何の項目が記載されているのか確認してみましょう。

志望校の試験方法を調べる

次にお子様の志望校がどのような試験方法をしているのか調べてみましょう。多くの学校は夏休みに体験入学がありますが、頻繁に行っている学校もあります。ホームページや中学校からもらう資料で確認して、親子でぜひ見学に行ってみてください。お子様の意思を尊重することが、志望校選びでは最も重要なことだと思います。

出席日数について

調査書には欠席日数が記載されています。
高校によっては一定の日数以上欠席していると合格が難しいケースがあります。
1、2年生の頃よりも3年次の欠席が少ない、もしくは段々と減っている場合は前向きに考えてくれる学校もあります。
やはり、高校側としては途中でやめないで頑張れる生徒に来てもらいたいと考えるのが普通です。
欠席日数は受験においてはシビアな問題ではありますが、色々な学校が世の中にありますので、頑張ることや前向きな気持ちは持ち続けてください。

不登校でも出席扱いになる方法

学校の授業を受けなくても出席扱いになる方法が存在します。
4種類ご紹介したいと思います。
「保健室登校をする」「自治体が行っている適応指導教室に通う」「民間のフリースクールに通う」「不登校専門の家庭教師に来てもらう」という方法があります。
それぞれの仕組みとメリットを中心にまとめました。
1つずつ詳しく紹介したいと思いますので、お子様にあった方法が見つかることを祈っています。

①保健室登校

保健室登校とは、登校はできるものの授業に参加できず、保健室で過ごすことを言います。
出席になるかどうかは学校長の裁量によります。
横浜市のある学校では「原則出席にしない」としているところもありますが、多くの中学校では出席扱いにしています。

②適応指導教室(教育支援センター)

教育委員会が不登校生徒の指導や、学校復帰を支援するために作った施設です。
学校以外の場所に設置され、在籍している学校と連携を取りながら進められます。
非常に需要が高いのですが、適応指導教室を設置している自治体は63%で、運営予算や場所の問題で設置されていない自治体も存在します。

③フリースクール

民間が行っているフリースクールはそれぞれ特徴が異なり、いくつかのタイプがあります。お子様の状況に応じて、今必要な支援に合わせて選ぶことができます。
フリースクールは出席した日数を学校の出席日数として扱ってもらえる場合があります。
私たち学研エルスタッフィングが運営している「WILL学園」というフリースクールは、実際に中学校へ訪問し、学校長にお子様をお預かりする旨を伝えた後に、出席認定のお願いをする取り組みを行っています。
また、WILL学園では学習支援だけでなく生活サポートとしてあいさつや友達作りなど、独自のコミュニケーション能力育成に力を入れており、社会性の基礎を身に着けることができます。お困りの方は是非一度お問合せください。
中等部の入学イメージ|通信制高校・高卒認定(旧大検)は学研のサポート校・WILL学園

④不登校専門の家庭教師

2005年に「出席扱い制度」が始まりました。この制度は自宅にいながらある一定の条件を満たせば、在籍の中学校で出席扱いになるという制度です。
7つの条件がありますが、主な内容は定期的に学校の先生の家庭訪問を受けること、学習指導要領にあった学習をしていること、などです。
この制度の目的は学校復帰です。
しかし、実際に学校復帰が難しくても前向きに検討をしてみてください。
適応指導教室の未設置の現状や、なかなか外出ができないお子様にとっては、自宅で学習ができることは非常にプラスなことだと思います。
この制度の事例は少なく、学校側の理解を得るには時間も手間もかかると思いますが、不登校専門の家庭教師と連携して取り組む方が円滑に進むと思います。
私たち学研の家庭教師でも、学校復帰を目指すお子様のお手伝いをさせていただいております。
お困りの方は是非一度お問合せください。
https://www.kame.co.jp/course/truancy/

中学生不登校のその後

不登校になってしまったら、一番心配になるのはお子様の将来ではないでしょうか。
「この先この子は頑張っても、不登校になってしまったから、もう大変な人生しか待っていないのだろうか…」と、辛く思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、「不登校だったから将来ひきこもりになり、働けない」という因果関係はほぼありません。
文科省のデータを基に解説します。

将来的に不登校は引きこもりのきっかけになりうる!?

不登校になった子はそのまま長期に引きこもりになり、「社会生活が営めないんじゃないか…」「この先どうなってしまうのだろうか…」と考える保護者の方も多いと思います。
しかし、内閣府が15〜39歳を対象に行ったひきこもりの因果関係について調べた結果によると、不登校とひきこもりの因果関係はほぼないという結果になっています。
ひきこもりになった原因の上位には、人間関係がうまくいかなかったことや退職、病気などがありました。
一方で、不登校がきっかけでひきこもりになった人は極めて低い数値になっています。
ひきこもりになった人の特徴として、相談する相手が誰もいないというところが特徴的です。
ひきこもりでない人は友人、親、配偶者、上司に相談をしますが、ひきこもりの人は全ての数値で低く出ており、誰にも相談しない人は45%にも上ります。
ですので、誰かがしっかりと相談相手になってあげられれば、ひきこもりになってしまう確率はきわめて低いのでご安心ください。

参考:内閣府
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01honpen/s0_2.html

中学生の不登校 5年後

先程、不登校と引きこもりの因果関係について触れましたが、当時不登校だった生徒が20歳になった時、どのような進路を歩んでいるのでしょうか?
文科省のデータを基に解説します。

20歳現在の就学・就業状況

就職している人進学している人働きながら
進学している人
就職も進学も
していない人
34.5%27.8%19.6%18.1%

ご覧の通り、20歳になり就職か進学をしているお子様は半数を超えます。
不登校だったから、進学や就職への道は閉ざされたというわけではありません。
インタビュー調査では、不登校経験のある人はこう話しています。
「休んだことで今の自分がある」
「成長した・視野が広がった」
「出会いがあった」
「人とは違う経験をした」
「人に優しくなった」
と不登校の経験を前向きにとらえていました。
近年、不登校生徒に対する支援体制も整ってきている背景もあり、不登校生徒の進学率や就業率が増加してきている傾向にあります。
不登校時に受けていた支援についても、何かしらの支援を受けていた割合は8割を占めていますので、親御様だけで悩むのではなく、不登校専門のサポート団体をうまく利用すれば、お子様の未来はきっと開けるでしょう。
参考:文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1349956.htm

中学生不登校に対して親ができる対応

中学生不登校に対して親ができる対応

お子様が学校に行けないことを決して責めてはいけません。今や27人に1人は不登校がいる現状です。決して珍しい問題ではないのです。
学校に行かなくても、たくさん学ぶ場はありますし、人間関係を築くことができます。
大切なのはその道筋を親が示し、子供が自主的に歩めることだと思います。

無理して学校に行かなくてもよいと伝える

不登校になるお子さんは、無意識のうちに「~しなければいけない」という考えになっている可能性があります。「学校に行かなければならない」「宿題を提出しなければならない」「人と上手に関わらなければならない」…。
そして、その気持ちに一生懸命向き合おうとしますが、結果に繋がらず自信をなくしてしまうケースが多いものです。
だからこそ、子供の気持ちに寄り添い、無理して学校に行かなくてもよいことをしっかりと言葉で伝えてあげてください。

結果だけを見ず、途中過程の頑張りを褒めてあげる

学校に行かない子供の姿や、頑張らない子供の姿を見て、「なんでやらないの?」と問いかけてしまう親は少なくありません。
しかしお子様の中では、学校に行かない選択肢を取った過程の中で、色々なものと闘っています。ですので、結果だけをみるのではなく、途中過程の頑張りを褒めて、認めてあげてください。「ずっと頑張ってたんだね」と優しく声をかけてあげるだけでも、お子さんの負担は軽くなります。

子供が話をしている時はじっくり聞いてあげる

ひきこもりのデータの特徴として誰にも相談できない人が非常に多い結果でした。
子供が話す内容には些細なことでたわいもない内容もあるかと思います。
しかし、そういった日々の会話の繰り返しの中で、自分の話を親がきちんと聞いてくれると、子供は安心するでしょう。
中には子供の相談を軽く受け流してしまい、子供は傷つき、唯一のコミュケーションの場を失ってしまうかもしれません。
また、子供のたわいもない会話の奥にSOSが潜んでいる場合もあります。
ぜひ、親子でのコミュニケーションを大切にしてあげてくださいね。

学校との連絡を出来るだけ保つ

学校の先生とはなるべく連絡を取るようにしましょう。
理由は、家で見せる姿と学校で見せる姿は異なることが多く、友人や先生とのやり取りの中で、家ではわからない様子がわかるかもしれないからです。
家では言いづらい相談も先生や友達に相談していることもあります。
また家庭内でお子様とコミュニケーションが取りづらくなることもあるかもしれません。
そんなときに学校からお子様の様子を教えてもらえたら、心強いですよね。
ぜひ、お子様を多面的に見てあげてくださいね。

保健室登校を親から提案する

不登校になったお子様は学校に行けないことに罪悪感や不安を抱えていることが多いものです。
「学校はいかなくちゃいけない、でも行けない。。自分はダメなんだ。。」
と自分を責めてしまうお子様もいるでしょう。
学校に行かないと将来はどうなるんだろう…。友達に置いて行かれてしまう…。
などと不安を抱いたり、具体的に何が不安か言葉にするのが難しい場合もあるでしょう。
不安の中にいる子供はきっと自分のことでいっぱいいっぱいだと思います。
ですので、親から保健室登校もあるんだよ。と教えてあげて、ぜひ背中を押してあげてください。
子供が教室に入れなくても色々な方法があることを伝えて、お子様に合ったスタイルを一緒にみつけてあげてください。

不登校支援団体を利用する

子育てには1つの答えのみがあるわけではなく、子供の人数分、育て方があるものだと思います。
ただでさえ子育ては悩みがつきものです。
友達や家族に相談することもいいことですが、できれば専門家の意見を聞いたり、協力してもらえる関係を作ったりすることがとても大切だと思います。
親の視野が広がるだけでなく、多くの人でお子様をフォローすることができれば、親もお子様も安心して過ごすことができます。
家や学校以外に子供の居場所を作れることもメリットの1つです。
不登校支援団体にはどのようなものがあるのかご紹介します。
市や県で不登校に関する悩みを聞いてくれる機関があります。費用は無料です。
不登校特例校、教育支援センター、保健所・精神保健福祉センター、教育相談所などです。
問い合わせてみると、色々な関連機関を紹介してくれる場合もあります。

家庭教師やフリースクール等の環境を検討する

フリースクールとは民間で行っている不登校の子供たちに学びの場を提供する施設です。フリースクールは勉強だけでなく、生活面の指導もしてくれたり、地域の学校と連携を取っていたりします。
フリースクールへの参加が出席扱いになるケースもあります。
適応指導教室が遠い場合は民間のフリースクールを検討されてもいいと思います。
最後に家庭教師です。
不登校になった生徒がフリースクールなどの外部に出ることはなかなか難しいというケースもあります。
家庭教師は自宅に先生が直接向かうので、外出が苦手なお子様におすすめであり、お子様のペースで勉強ができます。精神的な不安も少なく、学習が落ち着いてできるでしょう。
家庭や学校外で学びの場を確保することは、基礎学力向上や自信を取り戻すことにつながります。
家族以外の人とコミュニケーションの場を設けることは、お子様が相談できる人が増えることになります。
国の支援だけでなく、フリースクールや家庭教師もぜひ検討してみてください。
私たち学研の家庭教師でも不登校専門のコースがあり、1つ1つのご家庭に全力で向き合っています。些細なことでも構いませんので、是非お気軽にご相談ください。
https://www.kame.co.jp/course/truancy/

まとめ

不登校になってしまったら、親も子供もたくさん悩むと思います。
ですが、不登校は実は身近な問題になりつつあり、今では、学校以外に学ぶ場所はたくさんあります。
みんなと違っても別にいいし、その子が無理に学校に通う必要はありません。
ですが、中学生といえどまだ子供です。
親は子供に寄り添い、自立を促すようにこれからのことや将来を決めていきましょう。
頑張ったことはすぐに成果になるとは限りませんが、いずれきっと何らかの意味を持ちます。今は辛くても、きっと「あの頃頑張ったから今がある」と思える日がくると思います。
不登校で悩まれている親子の皆様が笑顔で前向きになれることを願っています。

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