女子美術大学付属中学校は、東京都杉並区に所在する私立の中高一貫女子中学校です。
美術に特化した教育を特徴としており、芸術系進路を志す生徒に人気のある学校です。
今回は、女子美術大学付属中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
女子美術大学付属中学校の特徴

名称 | 女子美術大学付属中学校 |
所在地 | 〒166-8538東京都杉並区和田1-49-8 |
最寄り駅 | 東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅 下車徒歩約8分 |
設立 | 1915年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 無し |
出身有名人 | 曽谷朝絵/画家、現代美術家 |
女子美術大学付属中学校は、女子美術大学付属中学校は、「美術による人間教育」を柱に、生徒一人ひとりの個性を尊重しながら、創造力・表現力・自立心を育てる教育を実践しています。美術を通じて感性を養うだけでなく、観察力・構想力・発信力といった、これからの社会で求められる力をバランスよく伸ばしていきます。
女子美術大学付属中学校のその他の特徴について
女子美術大学付属中学校では、美術教育を核としながら、幅広い教養を身につけるカリキュラムを展開しています。一般教科に加えて、デッサン・絵画・工芸・デザインなど多彩な美術系授業が週に複数時間設けられており、基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。表現力と発想力を磨くことを重視している点が大きな特徴です。
行事面では、作品展示を中心とした「女子美祭」が特に盛んで、全校生徒が主体的に参加します。また、修学旅行では美術館や文化施設の見学を通じて、感性を深める体験型学習が取り入れられています。
部活動も活発で、特に書道部やイラスト研究部、アニメーション部、絵本部など、美術系の活動に力を入れている生徒が多いのが特徴です。
このように、女子美術大学付属中学校では、創造力・表現力を伸ばしながら、幅広い学びと人間力を育む環境が整っています。
女子美術大学付属中学校の偏差値レベル

女子美術大学付属中学校の偏差値 | |
女子美術大学付属中学校 | 51 |
偏差値が近い学校 | |
三輪田学園中学校 | 54 |
江戸川女子中学校 | 49 |
女子美術大学付属中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
女子美術大学付属中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、三輪田学園中学校や江戸川女子中学校などがあります。
女子美術大学付属中学校の入試対策

国語の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
出題は主に小説(長文)からで、文章全体の流れを把握しながら、出来事の理解や登場人物の言動の意味、心情の変化について的確に捉える読解力が求められます。
また、慣用句や故事成語などの知識問題も出題されることがあります。
対策としては、日頃から読書を通じて読解力を養い、語彙力を高めることが重要です。
算数の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
計算問題では、分数や小数の計算を含む四則計算が出題されます。
応用問題では、図形問題(体積・面積・グラフなど)との融合問題が頻出です。
解法を理解していても、回答に時間がかかる問題も多いため、問題を解くスピード感も求められます。
日頃から過去問や問題集を使って、問題に慣れておくことが必要です。
理科の傾向と対策について
試験時間は50分(社会を含む)、50点満点です。
大問4題で、生物・地学・物理・化学の各分野からバランスよく出題されます。
生物や地学では、動物や植物の特徴、星や天気など身近な自然に関する問題が多く、物理・化学では、力・光・水溶液などの性質を扱った問題が中心です。
観察・実験に関する設問が多いため、器具の使い方や結果の考察にも慣れておきましょう。
日頃から過去問演習で、問題文の中からヒントを読み取る力を養うことが大切です。
社会の傾向と対策について
試験時間は50分(理科を含む)、50点満点です。
大問5題で構成されており、地理・歴史・政治からまんべんなく出題されています。
基本的な問題が中心ですが、歴史では、美術に関する問題が出題されることもあります。
また、地図など資料の読み取りを必要とする問題が多く出題されているのが特徴的です。
日頃から過去問や問題集などを使って、色々な回答方法に慣れておきましょう。
女子美術大学付属中学校の入学後にかかる費用について

女子美術大学付属中学校の入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。
詳細は公式の募集要項などをご参照ください。
※2025年度入試要項参照
入学手続時納入金 手続方法
入学料 232,000円
施設費 140,000円
PTA 入会金 2,000円
・入学手続期間内に必ず入学手続時入金の納入を完了してください。
手続期間内に納入されない場合は、辞退したものとみなします。
手続期間の延期はできません。
・一旦納入された入学料は、理由の如何を問わずお返しいたしません。
ただし、入学手続完了後2月6日(木)正午までに「入学辞退届」を提出した場合は、施設費及び
PTA入会金(合計142,000円)を返還いたします。
入学後の学費等
(年間)
授業料 629,000円
生徒会費 5,400円
iPad 約110,000円※
預り金 90,000円※
PTA 会費 8,400円
・学費は、前期・後期の2期分納です。
・詳細は、事前登校日にご案内いたします。
女子美術大学付属中学校の良い口コミと悪い口コミ

(CANVA画像)
女子美術大学付属中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
髪の毛はおろしていても大丈夫。思い思いの髪型をしています。派手なものでなければゴムには飾りがついていてもいいそうです。
女子ならではのグループがないそうです。近くにいる子と帰ったり、声掛け合ったり、クラス中で仲が良いが、ベースが美術という個性重視だからか個性をみんな尊重しています。入学式で校長先生がこの学校で変わっているというのが誉め言葉というようなことを仰ったように、みんな同じではないと生徒がわかっているから、お互いの気持ちや思いをとても大事にしているように感じます。誘われても興味がなければきちんと断れるし、それに対しても分かったよーと受け入れることができる。みんなと同じようにしなくては!という意識がないためとても自然体でいられるそうです。
あまり教科の宿題はありません。親からすると少し心配になりますが、美術の課題が多いので、勉強勉強になってしまうと彼女たちの創造性を奪うことになってしまうのだろうなと合点が行きます。
難関大学を目指すのならば、予備校通いが必須だと思いますが、のびのびさせたいのであれば程よく、女子美らしいです。
高校に上がると文系理系に進む人には秘術の授業を通常の受験対策に置き換える制度があり、充実しています!
美術以外の宿題が少ないです。在校生にとってはありがたい笑
悪い口コミ
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
成績の悪い生徒には厳しいです。もう少し内容を理解できるような学習サポートがあると助かります。個別面談で通塾をすすめられます。
新中野駅からの治安はあまり良いとは言えません。
東中野駅からの方が安全かもしれません。
制服だけ本当に変えてくれればいいです。ただそれだけでいいです。
あとは駅から遠いのでバスを通してほしいですね。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/7780/
まとめ

いかがだったでしょうか。女子美術大学付属中学校は文武両道で学習面へのサポートも手厚く、6年間の一貫した教育課程や学習環境が特徴的です。多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えるでしょう。
受験を希望する方は、中高一貫の女子校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。