川村中学校は、東京都豊島区に位置する私立の女子中高一貫校です。創立100年を超える伝統ある学校で、情操教育や礼儀作法を大切にしながら、時代に合わせた学びを取り入れているのが特徴です。
今回は、川村中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
川村中学校の特徴

名称 | 川村中学校 |
旧名称 | 川村女学院 |
所在地 | 〒171-0031 東京都豊島区目白2-22-3 |
最寄り駅 | JR山手線「目白」駅下車、徒歩1分 東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅下車、徒歩7分 |
設立 | 1924年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 無し |
出身有名人 | 梅宮アンナ/ファッションモデル |
川村中学校は、「豊かな感性と品格」「自覚と責任」「優しさと思いやり」を教育目標に掲げ、豊かな人間性を育むことを重視しています。校風としては、礼儀や思いやりを大切にする落ち着いた雰囲気があり、生徒一人ひとりが安心して学べる環境が整っています。生徒の自主性を尊重しながらも、基礎を大切にする指導方針で、社会に出てからも通用する人格形成を目指しています。
川村中学校のその他の特徴について
川村中学校では、基礎学力の定着とともに、情操教育を重視した幅広い学びが特徴です。
特に英語教育には力を入れており、授業は少人数制で行われるため、一人ひとりに合わせた丁寧な指導が受けられます。音声表現やプレゼンテーションを通じて、実践的な英語力を養うプログラムも組み込まれています。
また、行事面も充実しており、中学3年時の修学旅行では京都・奈良を訪れ、日本の伝統文化に触れる体験を通じて感性を育むことができます。他にも、芸術鑑賞教室や音楽会、合唱祭、学園祭など、表現力や協調性を高めるイベントが多数用意されており、学力だけでなく心の成長も大切にする教育が展開されています。
川村中学校の偏差値レベル

川村中学校の偏差値 | |
川村中学校 | 36 |
偏差値が近い学校 | |
東京女子学院中学校 | 39 |
駒沢学園女子中学校 | 36 |
川村中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
川村中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、東京女子学院中学校や駒沢学園女子中学校などがあります。
川村中学校の入試対策

入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
川村中学校の入試は、2科目または1科目を選択する方式で、受験科目は国語・算数・英語から選択できます。
国語の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
物語文や説明文などの長文読解が中心となっており、設問には記述式の問題も含まれます。
特に、内容を自分の言葉で要約する力や、登場人物の心情を的確に読み取る読解力が問われます。また、漢字の読み書きや語句の意味に関する問題も出題されるため、日頃から語彙力を強化しておくことが重要です。過去問や問題集を活用して、文章の構造を把握しながら記述練習を繰り返すことが、得点アップの鍵となります。
算数の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
計算問題と文章題、図形問題などをバランスよく出題しています。難易度は標準的で、基礎を確実におさえていれば対応可能ですが、計算ミスによる失点が目立つ傾向にあるため、丁寧に解答を進めることが求められます。また、途中式の記入や図の活用が得点に直結する場面もあるため、普段から「見える解き方」を意識した練習が重要です。過去問演習を通して、出題形式や時間配分に慣れておきましょう。
英語の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点です。
文法問題や英単語の知識、短い読解問題、リスニングを含む構成となっています。
日常英会話に関する設問も見られ、総合的な英語力が求められます。英検3級以上を取得していれば英語の試験が免除される制度もあるため、資格を活用した受験戦略も可能です。リスニングの練習や、短文英作文の練習をしておくと本番での対応力が高まります。
川村中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる費用についてご紹介いたします。
※令和7年度募集要項参照
※詳しくは公式サイトをご確認ください。
授業料 40,000円
施設費 6,000円
維持費 9,500円
冷暖房費 3,500円
給食費 12,300円
諸会費等 3,000円
積立費 7,500円
鶴友会入会金 (初年度のみ) 3,000円
※上記金額に変更がある場合には、後日お知らせいたします。
※納入方法は銀行振込とさせていただきます。なお、お支払い回数は3ヵ月毎4回分約となっております。
※諸会費等には後援会会費・鶴友会会費・学年費が含まれています。
※入学後、経済的理由により就学が困難となった時に適用する「川村学園学費減免制度」があります。
川村中学校の良い口コミと悪い口コミ

川村中学校の口コミをご紹介いたします。
良い口コミ
学力レベルはピンからキリまで。早稲田大学に行けるレベルのエリートもいれば、付属の川村大学にそのまま進む人もいます。
なので偏差値60弱レベルの学力があれば学年順位上位はいけると思います
偏差値等では、他校にかなり開きがあると思うが、何より伝統的な学校で、先生方のフォローが素晴らしいと思う。
先生達のフォローが素晴らしい。勉強以外にもきめ細かい指導が多く、子供が安心して通えています。
役員等の親の縛りがない。
部活も中高一貫校(幼稚園から大学までの一貫校)で活動する為、すごく縦のつながりがしっかりしているように思う。
素晴らしい立地条件。山手線の目白駅から徒歩2~3分。地下道もある。目の前に学習院もあり、治安や警備も完璧である。
下から上がってくる生徒が多く、全体的にのんびりしている印象です。ガツガツ勉強やスポーツをしたいのなら他の学校が良いと思うが、おおらかに育って欲しいのであればココはとても良いと思う
悪い口コミ
化粧や頭髪についてあまり指導されない。ゆるい校則が好きな人はいいと思うが秩序が乱れていた
良い点も悪い点もない。ただし川村中学校に入った後、高校受験をしようとしたら先生方が引き留めてやめさせようとしてきます。その他普通の公立中学ではある面接の練習や志望校の相談などは一切ありません。
先生方も優しく接してくれるしわかりやすい授業をしてくれるしとてもいいです。
ただ一部のいじめや嫌がらせ、手癖の悪さが少しでも減ってくれたら星4でした。
それと、授業中静かに授業を受けたい人がいるから授業があるのに、大声を出したり物を投げたりと、やりたい放題です。
先生が甘すぎて放置されたり呆れられたりと、注意をしてくれず日々英語の時間ではうるさい子たちに囲まれながらストレスを溜めているだけです。
本当に迷惑してます、電話ぐらいしていいんじゃないかと思ってますし、授業をまともに聞いていないから成績も落ち、なにもわからないというのに
「先生これなにもわかんなーい!」と叫んだりと、ノートも開かず教科書も開かずに全部教えてもらおうとしていて、なにがしたいのかわかりません。
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7799/
まとめ

いかがだったでしょうか。川村中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の女子学校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。