北豊島中学校は、東京都荒川区に位置する中高一貫の私立女子校です。
合唱部や美術部など文化系の部活動も盛んで、生徒の個性を活かした活動が充実しています。
今回は、北豊島中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
北豊島中学校の特徴

名称 | 北豊島中学校 |
所在地 | 〒116-8555東京都荒川区東尾久6-34-24 |
最寄り駅 | ・京浜東北線,南北線,都電荒川線王子から(都電荒川線・さくらトラム)「熊野前」「東尾久3丁目」下車徒歩5分・京浜東北線・山手線・京成本線・常磐線・日暮里舎人ライナー日暮里から(日暮里舎人ライナー)「熊野前」下車徒歩5分・日暮里舎人ライナー・都電荒川線熊野前から 徒歩5分・千代田線・京成本線・都電荒川線町屋から徒歩15分 |
設立 | 1926年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り |
出身有名人 | 平愛梨/タレント |
北豊島中学校は、「誠実・和敬・温雅」の校訓を掲げ、1926年の創立以来、女子教育に注力してきました。知・徳・体の調和を大切にし、生徒一人ひとりの個性や可能性を最大限に引き出すことを目指した教育を実践しています。
北豊島中学校のその他の特徴について
他にも、北豊島中学校には以下のような特徴があります。
多彩な授業と行事
授業は基礎学力の定着に加え、ICTを活用した探究型学習やキャリア教育にも注力しています。特に「未来デザインプログラム」では、起業体験や地域課題解決型学習を通じて、実社会で役立つ思考力や判断力を養います。
行事面では、合唱コンクールや体育祭、文化祭などが活発に行われており、生徒の表現力やチームワークを育む機会が豊富です。中学2年次には、長野での自然体験学習や関西方面への修学旅行なども予定されています。
未来デザインプログラム
社会人や企業と連携しながら、仮想会社を設立し経営を体験するプログラム。問題発見・解決力、プレゼン力、コミュニケーション力など、将来に直結するスキルを育みます。
国際理解教育
海外姉妹校との交流や、国内外での英語研修プログラムを通して、グローバルな視野を持つ女性を育てます。中学では英検対策も取り入れ、基礎からしっかりと英語力を培います。
部活動について
文武両道の精神を掲げており、文化部・運動部ともに種類が豊富。中でもバドミントン部やダンス部、美術部などが人気です。放課後にはクラブ活動に参加しながら、人間関係力や協働性も育んでいきます。
北豊島中学校の偏差値レベル

北豊島中学校の偏差値 | |
北豊島中学校 | 39 |
偏差値が近い学校 | |
京華女子中学校 | 42 |
川村中学校 | 36 |
北豊島中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本〜標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
北豊島中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、京華女子中学校や川村中学校などがあります。
北豊島中学校の入試対策

入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
北豊島中学校では、一般入試において2科(国語・算数)または4科(国語・算数・理科・社会)での受験が基本となります。加えて、適性検査型入試や英語を活かした入試も用意されており、受験生の得意分野に応じた受験スタイルを選ぶことができます。以下では、各科目の傾向と対策について詳しく解説していきます。
国語の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点。
例年、大問は3題で構成されており、物語文や説明文の読解、語彙力や文法力を問う問題が出題されます。文章量が比較的多いため、時間内に正確に読み取り、自分の言葉でまとめる力が求められます。過去問や問題集を活用し、記述力を高める練習を積んでおきましょう。
算数の傾向と対策について
試験時間は50分、100点満点。
大問数は5~6題で、計算問題から文章題、図形問題、応用的な思考力を要する問題まで幅広く出題されます。特に割合や速さ、図形の面積・体積に関する問題は頻出。基礎を固めたうえで、応用問題への対応力を養う演習が合格のカギとなります。
理科の傾向と対策について
試験時間は50分(社会と共通)、50点満点。
生物・化学・物理・地学とバランス良く出題されます。知識の暗記にとどまらず、観察・実験結果から考察する力も試されます。日頃から教科書の内容をしっかりと理解し、図表の読み取り練習や時事科学にも触れておくと効果的です。
社会の傾向と対策について
試験時間は理科と合わせて50分、50点満点。
地理・歴史・公民の各分野からバランスよく出題され、地図や統計資料を活用する設問が見られます。時事問題や現代社会への理解も求められるため、ニュースや新聞に触れる習慣を身につけるとよいでしょう。記述問題への対応も含め、問題演習を通じて時間配分を意識した練習が大切です。
北豊島中学校の入学後にかかる費用について

北豊島中学校の入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。
詳細は公式の募集要項などをご参照ください。
初年度納入金合計(参考)
734,000円
入学手続時納入金
338,000円
(うち入学金:210,000円)
授業料(年額)
396,000円
施設設備費(年額)
120,000円
上記以外の学則による納入金(年額)
8,000円
※初年度納入金合計は参考です。追加費用が必要な学校もあります。
※入学手続時に施設費などの一部を納入する学校もあります。
※その他は、積立金、制服・制定品などの金額です。
北豊島中学校の良い口コミと悪い口コミ

北豊島中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
少人数制でとても手厚く見てもらってます。
こんなに細かく見てくれるの?!と驚くくらいです。進学校とは言えませんが、それぞれが自分の将来のために頑張れる学校で、そのために先生も寄り添ってくれます。
携帯の持ち込みが可能になりました。(電源オフ)
文科相の動きに合わせての校則改革。素早かったです!ただ、校内での使用ができないので、
親に連絡したいなど、使う必要のあるときは、先生の許可をとってから使用させてほしい。
テスト前は職員室前に生徒が溢れてる。先生たちは細かく、わかるまで丁寧に教えてくれる。春休みや夏休み、冬休みの長期休暇時には一週間程度ゼミ期間がある。長期休暇の宿題は多いけど、内容が濃くて自分のためになる。受験期には先生のところにプリントをもらいに行くと、自分の弱い範囲のところや伸ばした方がいい範囲のプリントを抜粋してくれる。すごくありがたい。
進路指導室の先生たちは私たちに合う学校を選んでくれて、ここの学校どう?ここ受けてみない?等とアドバイスをくれる。これは一人一人のことをよく知らないと言えないこと。一人一人のよくみてるからこそアドバイスができる。
さすがに私立だけあり、勉強面でのサポートは充実したものですが、生徒本人の主体性に重きを置いているようなので、もっと強制力をもって勉強させていただいてもよいと思います。毎日、親が先生とやり取りする一言ノートのようなものがあり、親の側は毎日記入という点では大変でした。
周りは住宅街なので、華街のような誘惑がなく安心して通わせる事ができます。
悪い口コミ
なんか全てが微妙ですが、楽しもうと思えば普通に学校生活を楽しめる学校です。
この学校に入りたいなら高校卒業まで6年間ここで過ごす覚悟を持った方がいいです。
高校受験することになると、北豊島高校への推薦権がなくなり、落ちたら帰ってくる場所がなくなります。推薦、併願優遇をしたくても書類は書いてくれないのでできません。受験はさせてくれますが、勝手にどうぞという感じです。態度が受験するかしないかで結構変わります。
学校生活自体は変わってる子が多くて面白いし、クラスが1、2クラスしかないのでクラス仲が良くなります。高校にも大半の子がそのまま行くので、仲良い子と6年間過ごしたい!って人におすすめです。
校庭がなく、外にあるのはテニスコートのみです。なので、スポーツ大会は体育館で行います。体育館は2個です。
中学の校舎は高校に比べると古いですが、教室やトイレは綺麗だし、生徒が少ないので教室も広く、満足しています。
アクセスは悪いですが治安はいいです。
口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/88983/
まとめ

いかがだったでしょうか。北豊島中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校の女子校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。