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コラム

進路希望調査票とは!書き方の注意点や志望校を決める考え方を解説

進路希望調査票とは!書き方の注意点や志望校を決める考え方を解説 高校受験
福惠 望(Fukue Nozomu)

学研エルスタッフィングにおける
家庭教師事業の統括責任者/高校受験マニア

入社以来、高校受験を控える全国各地の中学生本人と保護者に対する三者面談を数百例実施。
独自の通知表分析法、内申確保メソッドを確立し、多くの中学生の内申を「爆上げ」し、当初の志望校以上の高校へ合格させてきた実績も多数。
私生活では子どもが塾に通わず公立トップ校に合格。
趣味は「名門校めぐり」という、自他ともに認める根っからの高校受験マニア。

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高校選びは、その後の人生の方向性にも大きく関わる大切なものです。中学3年生になって「進路希望調査票」が配布され、志望校について真剣に検討を始めて悩んでいる人や、調査票をどのように書けばいいか迷っている人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、進路希望調査票の書き方の注意点や、進路を決める際の考え方についてお伝えします。

進路希望調査票とは

進路希望調査票とは

「進路希望調査票」とは、中学卒業後の進路希望を中学校の先生に伝えるためのものです。
多くの中学校では、年に4回、4月、6月、9月、12月ごろに配布され、生徒本人と保護者の記入が求められます。
4回にわたって行われるのは、希望が年度途中で変わることもあり得るためですので、その時点での希望を率直に書きましょう。また、調査票の記入は、入試の際に書くことになる入学願書の記入の練習という側面も持っています。重要書類という意識を持って用紙を大切に扱い、丁寧に記入するよう心がけましょう。

進路調査票の注意点

進路調査票の注意点

実際に進路希望調査票を記入する際には、どのようなことに注意すればよいでしょうか。ここでは、具体的に4点に分けてお伝えします。

提出期限は守る

当然のことですが、進路希望調査票の提出期限は厳守しましょう。「志望校選定に迷ってなかなか書けない」ということもあるかもしれませんが、その場合は早めに先生に相談することが大切です。特に、推薦入学を希望する場合は、提出が遅れると推薦希望を受け付けてもらえないこともありますので、注意が必要です。

推薦希望の場合は早めに

上でも触れたように、推薦を希望する場合は、できるだけ早い時期の進路希望調査で先生に伝えましょう。推薦入試の出願条件は学校によって異なりますが、内申点が一定基準以上であることが必要な学力推薦や、文化・スポーツ活動で優秀な成績をおさめた生徒を対象とした推薦など、いくつかの種類があります。学校外の活動の実績は先生が把握していないこともあるので、それも含めて早めに伝え、相談することが大切です。

保護者記入欄は保護者が書く

進路希望調査票には、多くの場合「保護者記入欄」があります。この欄は、生徒が代筆するのではなく、必ず保護者が自筆で記入しましょう。記入前に進路について親子でよく話し合い、できるだけ合意しておくようにしましょう。

わからない時、決まらない時は担任に相談

提出期限のところでも触れましたが、調査票の書き方がわからない時や志望校を決めきれない時は、そのままにしないで担任の先生に相談しましょう。学校の成績をはじめ日ごろの様子を知っている先生ですので、適切なアドバイスをもらえるはずです。親子で希望が食い違う時には、話し合いの間に入ってもらえることもあります。

親の意見はどのように書けばいいのか

親の意見はどのように書けばいいのか

はじめて中学3年生を持つ保護者の中には、配布された進路希望調査票を前にして「どんなふうに書けばいいのだろう?」とお困りの方もいるのではないでしょうか。保護者欄の書き方や注意点を確認しましょう。

学校側に伝えたい内容を

保護者欄には、親子で話し合った上で、その時点での考えを率直に書けばOKです。「希望」だけでなく「理由」も添えましょう。
「本人が〇〇高校の大学進学実績と部活動に魅力を感じて第1志望としており、親としても賛成しています」
「将来〇〇を目指しているため、親子で話し合い、〇〇高校の〇〇科を受験したいと考えています」
また、どうしても親子で合意できない場合は、
「本人は〇〇を希望していますが、親としては▲▲のほうがよいのではないかと迷っています。」などと正直に書き、先生に面談をお願いするとよいでしょう。

志望校を決める時の考え方

志望校を決める時の考え方

進路希望調査票を記入するにあたっては、志望校をどこにするかを考える必要があります。さまざまな高校、さまざまな学科がある中で、どのように考えて志望校を選べばよいのか、チェックポイントを確認しましょう。

学科

高校の学科は、「普通科」と「専門学科」に大別されます。
普通科は、主に進学を目指す生徒が学ぶ学科で、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語(英語)・保健体育・家庭・芸術・情報などの科目を学びます。全国の高校生の約7割が普通科に在籍しています。
専門学科には、商業科、工業科などがあります。商業科では、簿記・会計や情報処理、マーケティングなどを専門的に学び、工業科では、機械・電気・情報技術などの知識や技術を学びます。いずれも、高校卒業後にその分野への就職を希望する生徒が主に学んでいます。

また、1994年からは普通科と専門学科に並ぶ第三の学科として総合学科が順次導入されています。総合学科では高校で必修とされている科目や、総合学科で履修しなければいけない科目のほかに、総合選択科目や自由選択科目といった普通科では学ぶことのできない科目を自由に選んで学ぶことができます。

部活

中学で部活を頑張っているのであれば、その部活が強い高校を選ぶのも入試の際に強みになることがあります。高校によっては、中学校での部活の実績を高く評価するところもありますし、本人の気持ちの上でも、「あの高校で部活をやりたい」という思いが、受験勉強に対するモチベーションアップにつながるでしょう。

合格実績

高校卒業後に大学進学を考えているなら、高校ごとの大学合格実績は外せないチェックポイントです。大学名だけでなく学部学科も含め、直近1年分だけでなく数年分の実績を確認しておくと、その高校の進学の状況がつかめるでしょう。特に、高いレベルの大学を目指す場合は、そこに継続して合格者を出している高校であれば指導方法も確立されていると考えられるため、実績を必ず確認しましょう。

学校の雰囲気

進学実績の高さで高校を選んだものの、厳しい雰囲気が合わずに不登校になってしまった、という事例もあります。学校の雰囲気が自分に合っているかどうかも、非常に重要なチェックポイントです。逆に、勉強に打ち込みたいと思っているのに学校の雰囲気が緩すぎて高いレベルで勉強できない環境だった、というミスマッチも避けたいものです。オープンスクールに参加するなどして、事前に雰囲気を確認しておきましょう。

志望校は途中で変わってもOK

進路希望調査票に記入する志望校は、年度途中で変わっても全く問題ありません。中3になってからの成績の変動によって、最終的に志望校を変えるのはよくあることです。ただし、少なくとも1学期のうちは、成績が思うように伸びなくても志望校を下げる必要はありません。目標目指して精一杯努力しましょう。

高校卒業後の事から志望校を考える

高校卒業後の事から志望校を考える

志望校を考える際には、各高校をチェックするだけでなく「自分が高校卒業後にどうしたいか」を考えることも重要です。「まだ高校に合格していないのに、高校卒業後のことを考えるのは難しい」と感じる人もいるかもしれませんが、ここはぜひじっくり考えてみましょう。

高校卒業後、専門学校を選択する場合

「自動車整備士になりたい」など、将来やりたいことがはっきりしていて、高校卒業後に専門学校を視野に入れているのであれば、高校もその分野の専門科を選ぶことで早いうちから専門の基礎を学ぶことができます。一方、将来専門学校への進学を考えているものの、やりたいことがいくつかあってまだ絞り切れないという場合には、普通科高校に進んで、高校3年間でやりたいことを明確にするとよいでしょう。

高校卒業後、大学進学を選択する場合

将来大学進学を考えているのであれば、上の「合格実績」のところでも触れたように、大学進学実績のある普通科高校に進んで、大学入試に対応できる学習をするのが一般的です。進みたい大学の学問系統によっては、高校でも「理数科」「国際科」などを選び、その分野を特に深く学んで大学進学の際に活かす道もあります。

高校卒業後、就職を考える場合

高校卒業後に就職を希望している場合は、その分野の専門科のある高校に進むのがよいでしょう。希望する就職先がはっきりしているのなら、そこへの就職実績も確認してみましょう。
就職希望でも分野が未定という場合は、自分の学力に見合った、就職にも対応している普通科高校を選ぶとよいでしょう。

なぜ、このタイミングで高校卒業後のことを考えるのか

ここまで見てきて、高校選びのタイミングで高校卒業のことを考える重要性はおわかりいただけたのではないでしょうか。中学3年生は高校合格を「目的」ととらえがちですが、その先の人生を考えると、高校は目標を叶えるための「手段」であり「通過点」です。よりよい高校選びのために、高校卒業後をできるだけ具体的にイメージしておきましょう。

まとめ

進路希望調査票の書き方の注意点や、進路を決める際の考え方についてお伝えしました。
進路希望調査票を書くことは、中学3年生とその保護者が進路について真剣に考えるための大切な機会です。配布されたそのつど親子でしっかりと話し合い、必要であれば先生のアドバイスも受けながら、将来像を明確にしていきましょう。それが受験勉強へのモチベーションアップにもつながり、志望校への道を切り拓く力となることでしょう。

福惠 望(Fukue Nozomu)

学研エルスタッフィングにおける
家庭教師事業の統括責任者/高校受験マニア

入社以来、高校受験を控える全国各地の中学生本人と保護者に対する三者面談を数百例実施。
独自の通知表分析法、内申確保メソッドを確立し、多くの中学生の内申を「爆上げ」し、当初の志望校以上の高校へ合格させてきた実績も多数。
私生活では子どもが塾に通わず公立トップ校に合格。
趣味は「名門校めぐり」という、自他ともに認める根っからの高校受験マニア。

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