高校受験を控えたお子様や保護者の方にとって、最も気になるのは「いつ、何をすればいいのか」という具体的なスケジュールではないでしょうか。高校入試は、公立・私立の違いや、推薦・一般といった入試形態によって日程が大きく異なります。
この記事では、高校受験の年間スケジュールから、出願・試験・合格発表までの流れを詳しく解説します。 東京や千葉の具体的な日程例も紹介しますので、ぜひ最後までチェックして、余裕を持った受験準備に役立ててください。
高校受験の年間スケジュール

高校受験の準備は、中学3年生の秋から本格化し、2月から3月にかけての入試本番でピークを迎えます。まずは全体の流れを把握しましょう。
11月から3月までの流れ
11月から3月までの期間は、志望校の決定から試験本番、そして入学手続きまでが凝縮された非常に重要な時期です。
11月頃には学校で三者面談が行われ、内申点(調査書点)を元に私立高校の併願校や公立高校の志望先を固めます。12月には私立高校の入試相談が行われ、1月からいよいよ実際の入試がスタートします。3月上旬には多くの公立高校で合格発表が行われ、すべての受験プロセスが終了します。
私立高校を受験する上で欠かせない「併願優遇」の仕組みや、内申点と推薦制度の具体的な違いについて詳しく知りたい方はあわせて確認しておきましょう。
高校受験スケジュール表
一般的な高校受験の流れを整理すると、以下のようになります。
- ・11月〜12月
三者面談、志望校の最終決定、私立高校の入試相談。 - ・1月
私立高校の推薦入試、公立高校の推薦入試(一部地域)、願書提出。 - ・2月
私立高校の一般入試、公立高校の一般入試(多くの自治体)。 - ・3月
公立高校の合格発表、二次募集の実施、入学手続き。
出願期間と合格発表日
出願期間や合格発表日は、各都道府県や学校ごとに厳格に定められており、1日でも遅れると受験できないため注意が必要です。
出願とは、志望する高校に受験票の発行を申請する手続きのことです。最近ではインターネット出願を導入する学校が増えていますが、書類の郵送が必要なケースも多いため、期限の2〜3日前には準備を終えておきましょう。合格発表は、試験日から数日〜1週間後に行われるのが一般的です。
私立高校の入試日程

私立高校の入試は、公立高校よりも早い時期に行われるのが特徴です。
推薦入試が行われる時期
私立高校の推薦入試は、例年1月中旬から1月下旬にかけて実施されます。
多くの私立高校では、1月22日前後を皮切りに推薦入試が行われます。推薦入試には、その高校を第一志望とする「単願(専願)」が中心となります。試験内容は面接や作文、適性検査などが主ですが、早めに結果が出るため、合格すれば1月末には進路が決定します。
一般入試が行われる時期
私立高校の一般入試は、2月上旬から中旬にかけて集中して行われます。
特に東京都や神奈川県などの首都圏では、2月10日を入試解禁日としている学校が多く、この日から数日間にわたって試験が実施されます。私立高校を複数受験する場合は、試験日が重ならないようにスケジュールを組む必要があります。また、合格発表後の入学金納付期限が公立高校の発表前か後かも、事前に確認しておくべき重要ポイントです。
公立高校の入試日程

公立高校(都道府県立・市区立)の入試は、各都道府県の教育委員会が決定する共通の日程で行われます。
推薦入試の実施日程
公立高校の推薦入試や特色選抜は、1月下旬から2月上旬に行われることが多いです。
すべての都道府県で実施されているわけではありませんが、実施される場合は一般入試よりも2週間から1ヶ月ほど早く行われます。自己PRカードの提出や面接、小論文などが課されることが多く、倍率も高くなる傾向があります。
一般入試の試験日程
公立高校の一般入試は、2月中旬から3月上旬に実施されるのが一般的です。
多くの受験生が本命とするこの試験は、都道府県ごとに全校一斉に行われます。試験は5教科(国語・数学・英語・理科・社会)で行われることが多く、1日で全科目をこなす自治体もあれば、2日間に分けて実施する自治体もあります。合格発表は3月上旬に行われ、これをもって多くの中学生の受験生活が幕を閉じます。
特に都立高校の受験を視野に入れている場合は、試験日程だけでなく、合否を左右する内申点の計算方法や入試の仕組み全体を把握しておくことが大切です。
東京と千葉の入試日程

具体的な例として、受験者数の多い東京都と千葉県の令和7年度(2025年度)入試日程を見てみましょう。
東京都の高校入試日程
東京都立高校の入試日程は以下の通りです。
- 【推薦入試】
・試験日:2027年1月26日・27日
・合格発表:2027年2月2日 - 【一般入試(第一次募集)】
・試験日:2027年2月21日
・合格発表:2027年3月1日
千葉県の高校入試日程
千葉県立高校の入試は、以前の「前期・後期」制から一本化され、現在は「本検査」として実施されています。
- 【一般入学者選抜(本検査)】
・試験日:2027年2月16日・17日
・合格発表:2027年3月2日
試験当日のスケジュール

試験当日に慌てないよう、標準的なタイムスケジュールを把握しておきましょう。
集合時間と試験開始時刻
多くの高校では、午前8時30分から9時までに集合し、9時30分頃から1時間目の試験が開始されます。
標準的なタイムスケジュール例
- ・8:30〜9:00:集合・出欠確認・諸注意
- ・9:25〜10:15:1時間目(国語など)
- ・10:35〜11:25:2時間目(数学など)
- ・11:45〜12:35:3時間目(英語など)
- ・12:35〜13:20:昼食休憩
- ・13:25〜14:15:4時間目(理科など)
- ・14:35〜15:25:5時間目(社会など)
「試験開始の何分前に席に着くべきか?」という点については、余裕を持って20分前には着席し、心を落ち着かせるのが理想的です。
どれだけ実力があっても試験当日に緊張して実力を出し切れるか不安な方は、前日や当日に心を落ち着かせてベストコンディションで臨むための対策を確認しておきましょう。
受験当日の持ち物と流れ
前日の夜までに、受験票や筆記用具などの必須アイテムを必ず確認してください。
- 【必須の持ち物】
受験票、筆記用具(鉛筆・消しゴム)、時計(通信機能のないもの)、昼食、飲み物、上履き、交通費。 - 【あると便利なもの】
カイロ、参考書(休み時間の確認用)、常備薬、予備のマスク。
当日は公共交通機関の遅延も考慮し、30分程度の余裕を持って家を出るようにしましょう。万が一遅刻しそうな場合は、速やかに中学校または受験校へ連絡を入れてください。
受験に向けた月別準備

合格を勝ち取るためには、時期に合わせた適切な対策が必要です。
11月から12月の対策
この時期は、内申点の確定と志望校の絞り込みに全力を注ぎましょう。
志望校の過去問を本格的に解き始めるべきベストな時期や、本番の得点力を引き出すための正しい使い方を詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。
1月から3月の最終確認
入試直前期は、新しい知識を詰め込むよりも、基礎の徹底と体調管理が優先です。
まとめ
高校受験は、1月下旬の私立推薦から始まり、3月上旬の公立合格発表まで続く長期戦です。
いつ、どのタイミングで出願や試験があるのかを正確に把握しておくことは、学習計画を立てる上でも、精神的な安定を保つ上でも欠かせません。「いつまでに何をすべきか」をカレンダーに書き出し、親子で共有しておくことをおすすめします。
しっかりとした準備とスケジュール管理で、自信を持って試験当日を迎えましょう。皆さんの努力が実を結び、志望校合格を手にすることを心より応援しています。
受験本番までのスケジュールを把握した上で、日々の学習管理や直前期の対策をどのように進めるべきかお悩みでしたら、一人で抱え込まずに受験のプロへ一度ご相談ください。
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