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コラム

国際医療福祉大学医学部の難易度・偏差値は?学費や評判も解説

「国際医療福祉大学の医学部って、学費が安いけど実際の難易度はどうなんだろう?」 「偏差値だけじゃわからない、リアルな評判や入試対策が知りたい…」

医学部を目指す受験生やその保護者の方にとって、国際医療福祉大学医学部は非常に気になる存在ではないでしょうか。2017年に新設された比較的新しい学部でありながら、私立医学部トップクラスの学費の安さで大きな注目を集めています。

しかし、その新しさや特徴的なカリキュラムから、「自分の学力で合格できるのか」「入学して本当に大丈夫なのか」といった不安を感じる方も少なくありません。

この記事では、そんな疑問や不安を解消するために、国際医療福祉大学医学部の難易度を最新の偏差値や入試データから徹底分析します。さらに、6年間の総額学費が安い理由、気になる評判の真相、そして合格を掴むための科目別対策まで、受験生が本当に知りたい情報を網羅的に解説します。

【国際医療福祉大学医学部】偏差値と難易度

まずは、受験生が最も気になる偏差値と難易度について、客観的なデータから見ていきましょう。

最新の偏差値と共通テスト得点率

国際医療福祉大学医学部の偏差値は、67.5前後です。これは私立大学医学部の中でも上位に位置し、合格には高い学力が求められることを示しています。

また、共通テスト利用入試におけるボーダーラインの得点率は約91%となっており、国公立大学医学部を併願する層も受験する、非常にハイレベルな争いであることがわかります。

新設でありながら、その難易度はすでに多くの伝統的な私立医学部と肩を並べるか、それ以上と言えるでしょう。

(参考:河合塾 医進塾)

他の国公立・私立医学部との偏差値比較

国際医療福祉大学医学部のレベル感をより具体的に把握するために、他の主要な医学部と偏差値を比較してみましょう。

大学名区分所在地偏差値
慶應義塾大学(医)私立東京都72.5
東京慈恵会医科大学(医)私立東京都70.0
順天堂大学(医)私立東京都70.0
日本医科大学(医)私立東京都67.5
国際医療福祉大学(医)私立千葉県67.5
千葉大学(医)国公立千葉県67.5
昭和大学(医)私立東京都65.0
横浜市立大学(医)国公立神奈川県65.0
最新年度時点の河合塾のデータを参考に作成

表を見ると、国際医療福祉大学医学部は、日本医科大学や国公立の千葉大学といった難関校と同等の偏差値であることが分かります。首都圏の他の有名私立医学部と比較しても、決して見劣りしない高い難易度を誇っています。

他大学との比較も含めて医学部偏差値を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

入試倍率と合格最低点の推移

偏差値だけでなく、実際の入試結果である倍率や合格最低点も難易度を測る重要な指標です。

  • 一般選抜の倍率
    • ・2023年度:約7.6倍
    • ・2022年度:約8.9倍
    • ・2021年度:約10.5倍
  • 合格最低点(正規合格)
    • ・2023年度:290点 / 500点満点(得点率 58.0%)
    • ・2022年度:295点 / 500点満点(得点率 59.0%)
    • ・2021年度:305点 / 500点満点(得点率 61.0%)

倍率はやや落ち着いてきているものの、依然として7倍を超える高い水準で推移しており、人気が非常に高いことがうかがえます。合格最低点は6割前後ですが、問題の難易度が高いため、決して簡単なラインではありません。確実に合格を狙うには、6割5分以上の得点を目指したいところです。

(参考:国際医療福祉大学 入試結果)

【国際医療福祉大学医学部】6年間の総額学費と安い理由

国際医療福祉大学医学部が注目される最大の理由の一つが、その学費の安さです。ここでは、具体的な金額と、なぜ安さを実現できるのかを解説します。

6年間でかかる総額学費と詳細な内訳

国際医療福祉大学医学部の6年間の学費総額は1,850万円です。これは、他の私立大学医学部と比較して破格の金額設定です。

項目1年次2年次3年次4年次5年次6年次6年間合計
入学金150万円150万円
授業料190万円220万円220万円220万円220万円220万円1,290万円
実験実習費50万円50万円50万円50万円50万円50万円300万円
施設設備費60万円50万円50万円50万円50万円50万円310万円
合計450万円320万円320万円320万円320万円320万円1,850万円
参考:国際医療福祉大学 医学部 学費・奨学金

初年度こそ450万円かかりますが、2年次以降は320万円となり、6年間合計でこの金額に収まります。

他の私立大学医学部との学費比較表

他の私立大学医学部と6年間の総額学費を比較すると、その安さは一目瞭然です。

大学名6年間総額学費(目安)
川崎医科大学約4,550万円
東京女子医科大学約4,621万円
慶應義塾大学約2,200万円
順天堂大学約2,080万円
国際医療福祉大学約1,850万円

多くの私立医学部が3,000万円~4,000万円台、安いとされる大学でも2,000万円を超える中で、国際医療福祉大学の1,850万円は群を抜いて安いことが分かります。

学費が安い理由の解説

「なぜこれほどまでに学費を安くできるの?」という疑問は、多くの受験生が抱くところでしょう。その理由は主に以下の3つです。

  • 千葉県成田市からの補助金 医学部が設置されている千葉県成田市は、国家戦略特区として医学部新設を主導しました。そのため、大学は市から多額の補助金を受けており、その一部が学生の学費負担軽減に充てられています。
  • 大学独自の運営努力 国際医療福祉大学は、医療福祉系の総合大学として全国に多くの関連病院や施設を持っています。これらのネットワークを活用し、効率的な大学運営を行うことでコストを削減しています。
  • 教育への投資を優先する理念 大学として、高額な学費が障壁となり優秀な学生が医師になる夢を諦めることがないよう、できる限り学費を抑えるという強い理念を持っています。利益追求よりも、質の高い医療人を育成することに重きを置いているのです。

このように、学費が安いのは決して教育の質が低いからではなく、公的な支援と大学の理念に基づいた明確な理由があるのです。

他の私立医学部と比較した学費ランキングについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【国際医療福祉大学医学部】「やばい」「きつい」?評判の真相

インターネットで検索すると「国際医療福祉大学 医学部 やばい」といったキーワードが出てきて、不安になるかもしれません。ここでは、在学生や卒業生から聞かれるリアルな評判を、良い面・悪い面の両方から見ていきましょう。

良い評判・口コミの具体例

  • 最新の設備で学べる 新設の大学ならではの強みとして、校舎や実習設備が非常に新しく綺麗です。特に、高度なシミュレーターが揃う「シミュレーションセンター」は国内トップクラスで、実践的なスキルを早期から磨ける環境は高く評価されています。
  • 英語教育と海外臨床実習がすごい 授業の約7割が英語で行われ、6年次には全学生が海外での臨床実習に参加します。国際的に活躍できる医師を目指す学生にとって、これ以上ない魅力的な環境です。
  • 多様な学生との交流が刺激的 留学生や社会人経験者、再受験生など、様々なバックグラウンドを持つ学生が在籍しています。多様な価値観に触れながら学べることは、人間的な成長にも繋がると好評です。

悪い評判・口コミの具体例

  • 進級が厳しい(きつい) これは多くの在学生が口にする点です。国際基準の質の高い医師を育成するため、試験の基準が厳しく設定されており、安易な気持ちでいると留年する可能性も十分にあります。日々の予習・復習が欠かせない厳しい環境です。
  • 課題の量が多くて大変 英語での授業やレポート、プレゼンテーションなど、こなすべき課題の量が非常に多いと言われています。学業に専念する覚悟がなければ、ついていくのが難しいかもしれません。
  • 歴史が浅く、OB/OGとの繋がりが弱い 新設大学のため、卒業生であるOB/OGの数がまだ少なく、大学病院や関連病院以外での人脈を築きにくいという声もあります。これは時間とともに解決していく問題と言えるでしょう。

結論「やばい」と言われる理由の考察

これらの評判を踏まえると、「やばい」という言葉には2つの意味が込められていると考えられます。

  1. 良い意味での「やばい」 「私立医学部なのに学費が1,850万円でやばい(すごい)」「全学生が海外臨床実習に行けてやばい(すごい)」といった、大学の特色やコストパフォーマンスの高さを称賛する意味合いです。
  2. 悪い意味での「やばい」 :「進級判定が厳しくてやばい(きつい)」「課題が多すぎてやばい(大変)」といった、学業の厳しさに対する悲鳴にも似た意味合いです。

結論として、国際医療福祉大学医学部の「やばい」という評判は、主にその教育レベルの高さと厳しさに由来します。これは、質の高い医師を育成するという大学の強い意志の表れであり、本気で医師を目指す学生にとってはむしろポジティブな環境と捉えることができるでしょう。

【国際医療福祉大学医学部】入試の科目別傾向と対策

国際医療福祉大学医学部の合格を勝ち取るためには、特徴的な入試問題への対策が不可欠です。科目別に傾向と対策を見ていきましょう。

英語の出題傾向と難易度・対策法

  • 傾向と難易度 国際医療福祉大学の入試で最も特徴的かつ重要な科目が英語です。難易度は私立医学部の中でもトップクラスと言われ、医学・医療系の専門的なテーマを扱う長文が複数出題されます。また、自由英作文も課され、読解力だけでなく高度な表現力も問われます。
  • 対策法
    • 医学系英単語の習得: 市販の医学部用英単語帳を使い、専門用語に慣れておくことが必須です。
    • 速読力の強化: 長文の量が多いため、時間内に全ての問題を解ききるには速読力が欠かせません。日頃から時間を計って長文を読む練習をしましょう。
    • 自由英作文の練習と添削: 医療系のテーマについて自分の意見を論理的に記述する練習を重ね、学校や塾の先生に添削してもらうことが効果的です。

数学の出題傾向と難易度・対策法

  • 傾向と難易度 出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲで、全範囲から偏りなく出題されます。難易度は標準からやや難しいレベルの問題が中心ですが、計算量が非常に多いのが特徴です。時間内に正確に解ききる処理能力が合否を分けます。
  • 対策法
    • 標準問題の完全マスター: まずは教科書レベルや標準的な問題集を完璧に解けるようにし、基礎を固めましょう。
    • 計算力のトレーニング: 日々の演習から、速く正確に計算する意識を持つことが重要です。計算ミスをなくすだけで、得点は大きく変わります。
    • 過去問演習: 時間配分と計算量の多さに慣れるため、過去問を時間を計って解く練習は必須です。

理科(化学・物理・生物)の傾向と対策

物理、化学、生物の中から2科目を選択します。どの科目も標準的なレベルの問題が中心ですが、一部に思考力を要する問題も含まれます。

  • 化学 理論、無機、有機の全分野からバランス良く出題されます。知識問題と計算問題の両方が問われるため、穴のない学習が必要です。特に高分子化合物の分野は頻出です。
  • 物理 力学、電磁気、熱力学、波動、原子の各分野から出題されます。標準的な問題が多いですが、原子分野からも出題されるため、手薄にならないように注意しましょう。
  • 生物 知識問題に加え、実験考察問題が重視される傾向にあります。教科書レベルの知識を土台に、図やグラフを正確に読み解く読解力と考察力を養うことが大切です。

小論文・面接の特徴と準備

国際医療福祉大学医学部は、二次試験の小論文と面接も非常に重視しています。

  • 小論文 課題文を読んだ上で自分の考えを述べる形式が一般的です。テーマは医療倫理やチーム医療、最新の医療技術など多岐にわたります。日頃から医療関連のニュースに関心を持ち、自分の意見をまとめる練習をしておきましょう。
  • 面接 MMI(Multiple Mini Interview:マルチプル・ミニ・インタビュー)という特殊な形式が採用されています。複数の部屋を順番に回り、各部屋で異なる課題(状況設定への対応、倫理的ジレンマなど)に対して短時間で答える形式です。コミュニケーション能力、協調性、倫理観、医師としての適性などが総合的に評価されます。個人での対策は難しいため、予備校のMMI対策講座などを活用するのが最も効果的です。

国際医療福祉大学の二次試験で特に重要な小論文・面接の対策については、以下の記事もご覧ください。

【国際医療福祉大学医学部】大学の強みと5つの魅力

厳しい入試を乗り越えた先には、国際医療福祉大学ならではの魅力的な学習環境が待っています。

魅力1:6年間の海外臨床実習

原則として全学生が6年次に約4週間、海外の医療機関で臨床実習に参加します。提携先はアジア、ヨーロッパ、北米など世界各地に広がっており、現地の医療に直接触れる貴重な経験ができます。これは、国際的に活躍できる医師の育成を目指すこの大学最大の魅力です。

魅力2:最新鋭のシミュレーションセンター

成田キャンパスには、国内最大級の「医学教育シミュレーションセンター」が設置されています。高機能な患者シミュレーターやVR技術を用いた手術シミュレーターなど、最先端の設備が揃っており、学生は1年次から実践的な臨床スキルを安全かつ繰り返しトレーニングすることができます。

魅力3:国際基準のカリキュラム

授業の約7割が英語で行われるなど、米国の標準的な医学教育をモデルにした国際基準のカリキュラムが組まれています。これにより、海外の医学文献をスムーズに読解したり、国際学会で発表したりする能力が自然と身につきます。

魅力4:多様なバックグラウンドを持つ学生

定員140名のうち20名が留学生枠であり、一般入試でも社会人経験者や再受験生が積極的に受け入れられています。年齢や国籍、経歴も様々な仲間たちと学ぶ環境は、多様な価値観を育み、チーム医療に不可欠な協調性を養う上で大きなメリットとなります。

魅力5:成田空港隣接のグローバルな立地

キャンパスは成田空港のすぐ近くに位置しています。この立地は、海外からの留学生や教員を迎え入れやすく、また学生が海外実習へ向かう際の拠点としても最適です。まさに世界と繋がるグローバルな医療を学ぶための最高のロケーションと言えるでしょう。

【国際医療福祉大学医学部】特待生制度と再受験への寛容度

学費の負担をさらに軽減したい方や、再受験を考えている方にとって気になる情報も解説します。

特待生奨学金制度の種類と選考基準

国際医療福祉大学医学部には、非常に手厚い「医学部特待奨学生」制度があります。

  • 対象者: 一般選抜の成績上位者 50名
  • 内容: 成績に応じて、6年間の授業料の一部(年間100万円~290万円)が奨学金として給付されます。最も成績優秀な層(上位15名)は、6年間の学費総額が450万円まで減免される可能性があります。
  • 選考基準: 選考は一次試験(学力試験)の成績のみで行われます。特別な申し込みは不要で、一般選抜の受験者全員が選考対象となります。

(参考:国際医療福祉大学 医学部 学費・奨学金)

特待生合格の難易度と必要な学力

定員140名のうち50名が対象と枠は広いですが、その選考基準は一次試験の成績上位者であるため、特待生合格には極めて高い学力が求められます。正規合格者の中でもトップクラスの成績を収める必要があり、偏差値で言えば70.0を超えるレベルの学力が一つの目安となるでしょう。

再受験生・多浪生の合格実績

国際医療福祉大学医学部は、再受験生や多浪生に対して非常に寛容であると言われています。大学自体が多様性を重視しており、年齢や経歴で不利になることはほとんどないようです。実際に、毎年の入学者には多くの社会人経験者や30代以上の学生も含まれています。

面接では、これまでの経験を医療の世界でどう活かしたいかを論理的に説明できれば、むしろ高い評価を得られる可能性があります。再受験生にとって、最も門戸が開かれている医学部の一つと言えるでしょう。

とはいえ、医学部受験において「多浪は不利なのでは?」という不安を抱く方は少なくありません。こうした疑問や噂の真相について詳しく解説している記事もありますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

今回は、国際医療福祉大学医学部の難易度、学費、評判、入試対策について詳しく解説しました。最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 難易度・偏差値 偏差値は67.5前後。私立医学部の中でも上位に位置し、日本医科大学や千葉大学(医)に匹敵する難関校です。
  • 学費 6年間の総額は1,850万円と私立医学部で最も安い水準です。その理由は公的な補助金と大学の理念によるもので、教育の質とは関係ありません。
  • 評判 「やばい」「きつい」という評判は、主に進級の厳しさや課題の多さに由来します。これは質の高い医師を育成するための教育熱心さの裏返しと捉えられます。
  • 入試対策 合格の鍵は難易度の高い英語と、二次試験のMMI(面接)です。早期から専門的な対策を始めることが不可欠です。
  • 大学の魅力 全学生対象の海外臨床実習、最新の設備、国際基準のカリキュラムなど、グローバルな医師を目指すための最高の環境が整っています。

国際医療福祉大学医学部は、決して楽に入れる大学ではありません。しかし、明確な目標と高い志を持つ受験生にとっては、他に代えがたい魅力と成長の機会に満ちた大学です。

この記事が、あなたの志望校選びの一助となれば幸いです。ぜひ、自信を持って挑戦してください。

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