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コラム

【高1向け】医学部受験の勉強法と時間|現役合格への道

「将来は医者になりたい」 そう考え始めた高校1年生のあなたへ。医学部への道は、日本の大学受験における最難関の一つです。だからこそ、「何から勉強すればいいの?」「1日にどれくらい勉強時間が必要なの?」と不安や焦りを感じてしまうのは当然のことです。

しかし、心配はいりません。高校1年生という早い段階から正しい方法で受験勉強をスタートできれば、医学部現役合格は決して夢ではありません。

この記事では、医学部を目指す高校1年生が「今」知りたいことに徹底的にこだわりました。具体的な勉強時間から科目別の勉強法、現役合格までの学習スケジュールまで、あなたの疑問や不安を解消し、今日から踏み出すための一歩をサポートします。

高1から医学部受験勉強を始めるべき3つの理由

「高1から受験勉強なんて、まだ早いのでは?」と思うかもしれません。しかし、医学部受験においては、このスタートダッシュが合否を分けると言っても過言ではありません。その理由は大きく3つあります。

学習習慣の確立とペースメイク

医学部合格には、膨大な量の学習が不可欠です。高3になってから慌てて勉強を始めても、この学習量をこなすのは至難の業です。

高1のうちに毎日コツコツと机に向かう「学習習慣」を確立することが、最も重要な土台となります。 最初は短い時間でも構いません。毎日決まった時間に勉強するリズムを作ることで、高2、高3と学年が上がるにつれて自然と勉強時間を増やしていくことができます。

英語・数学の基礎を固める時間的余裕

医学部入試では、英語と数学が合否を大きく左右します。この2科目は、知識を積み上げていく「積み上げ型」の科目であり、基礎を完全にマスターするには非常に時間がかかります。

高1という時間的余裕がある時期に、英単語や英文法、数学の基本公式や解法パターンを徹底的に固めることで、高2以降の応用問題や、本格化する理科の学習にスムーズにつなげることができます。このアドバンテージは計り知れません。

苦手科目の早期発見と克服

誰にでも得意な科目、苦手な科目があるはずです。高1から受験を意識した勉強を始めることで、自分の苦手分野を早期に発見できます。

苦手科目の克服には、基礎の基礎まで立ち返る必要があり、多くの時間が必要です。もし高3の夏に苦手が発覚した場合、それを取り戻すのは非常に困難です。早い段階で弱点を把握し、じっくり時間をかけて対策できることは、高1から勉強を始める大きなメリットです。

医学部合格に必要な勉強時間【高1編】

医学部合格という高い目標を達成するためには、具体的にどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。ここでは、総勉強時間と高1での目安について解説します。

合格に必要な総勉強時間は5000時間以上

一般的に、医学部に現役合格するために必要な勉強時間は、高校3年間で5000時間以上と言われています。これは学校の授業時間を除いた、自学自習の時間です。

  • 高1: 1000時間
  • 高2: 1500時間
  • 高3: 2500時間

もちろん、これはあくまで目安の数字です。しかし、これだけの時間を確保する必要があるという事実が、医学部受験の厳しさを物語っています。だからこそ、高1からの計画的な学習が不可欠なのです。

高1の勉強時間 平日は3時間・休日は5時間

では、高1の段階では1日にどれくらい勉強すれば良いのでしょうか。

平日は3時間、休日は5時間を目標に学習時間を確保しましょう。

部活動や学校行事で忙しい日もあると思いますが、まずはこの時間を目標に生活リズムを組み立ててみてください。大切なのは、毎日継続することです。通学中の電車で単語を覚える、寝る前の30分で数学の問題を1問解くなど、スキマ時間を有効活用する工夫も重要になります。

国公立と私立医学部で異なる勉強時間

志望する大学が国公立か私立かによっても、必要な勉強時間や戦略は変わってきます。

  • 国公立医学部 大学入学共通テストで5教科7科目が課されるため、幅広い科目を勉強する必要があります。そのため、私立医学部よりも総勉強時間は多くなる傾向にあります。
  • 私立医学部 多くの場合、英語・数学・理科(2科目または1科目)の3教科で受験できます。科目を絞れる分、1科目あたりに求められる完成度は非常に高くなります。特定科目を深く掘り下げて学習する時間が必要です。

高1の段階では、まず主要科目である英語・数学の基礎を固めることが共通の目標となります。

高1でやるべきこと【何から始める?】

「理由は分かったけど、具体的に何から手をつければいいの?」という疑問に答えます。高1でまず取り組むべきことは、以下の3つです。

学習習慣の確立

これが全ての土台です。まずは「毎日、必ず机に向かう」ことを目標にしましょう。

  • 時間を決める 「平日は夜8時から11時まで」「休日は午前中に3時間、午後に2時間」など、勉強する時間をあらかじめ決めて生活の一部にしてしまいましょう。
  • 場所を決める 自分の部屋、リビング、学校の自習室、図書館など、自分が最も集中できる勉強場所を見つけましょう。
  • ハードルを下げる どうしてもやる気が出ない日は、「単語を10個だけ覚える」「数学の問題を1問だけ解く」など、ごく簡単なことから始めてみましょう。一度始めると、意外と集中できるものです。

英語と数学の基礎固めを最優先

高1の勉強の中心は、何と言っても英語と数学です。この2科目は、理科や他の科目を学習する上での土台となります。

  • 英語 単語と文法の知識がなければ、長文読解はできません。
  • 数学 論理的思考力や計算力は、物理や化学を理解するために不可欠です。

高1の間は、他の科目はいったん置いてでも、英語と数学の基礎を完璧にすることを最優先課題としてください。

学校の授業と定期テストの重視

受験勉強と聞くと、特別な参考書や問題集ばかりに目が行きがちですが、最も重要な教材は学校の教科書と授業です。

学校の授業を100%理解し、定期テストで常に高得点を目指すことが、結果的に受験勉強の最も効率的な基礎固めになります。特に、医学部の推薦入試やAO入試を視野に入れる場合、高校の成績(評定平均)が非常に重要になります。日々の授業をおろそかにせず、定期テスト対策に全力で取り組みましょう。

科目別・高1からの医学部受験勉強法

ここでは、高1から始めるべき科目別の具体的な勉強法を紹介します。

英語の勉強法 単語・文法・英文解釈

英語は「単語」「文法」「英文解釈」の3本柱で学習を進めます。

  • 英単語 毎日触れることが重要です。『ターゲット1900』などの大学受験用の単語帳を1冊決め、それを完璧に覚えるまで何度も繰り返しましょう。1週間に100個など、自分でペースを決めて進めるのがおすすめです。
  • 英文法 『Next Stage』や『Vintage』といった網羅系の問題集を使い、まずは文法・語法のルールをしっかり理解しましょう。問題を解くだけでなく、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明できるレベルを目指してください。
  • 英文解釈 単語と文法の知識を使って、一文一文を正確に訳す練習です。SVOC(主語・動詞・目的語・補語)を意識しながら、複雑な構文の文章も読み解けるようにトレーニングします。

数学の勉強法 網羅系参考書の反復演習

数学は、解法パターンをどれだけ自分のものにできるかが鍵となります。

『青チャート』や『Focus Gold』などの網羅系参考書を1冊選び、例題を徹底的に反復演習しましょう。

大切なのは、ただ解法を暗記するのではなく、「なぜこの問題でこの解法を使うのか」を深く理解することです。間違えた問題には印をつけ、自力で完璧に解けるようになるまで何度も挑戦してください。高1の範囲である数学I・Aを完璧にすることが当面の目標です。

理科の勉強法 まずは化学か物理から

理科は、高1の段階ではまず1科目に絞って学習を始めるのが効率的です。多くの医学部で選択できる化学、または物理からスタートするのが一般的です。

学校の授業の進度に合わせて、教科書レベルの基礎を固めることを意識しましょう。『宇宙一わかりやすい高校化学/物理』のような、イラストが多く分かりやすい導入用の参考書から始めるのも良い方法です。

国語・社会の勉強法 定期テスト対策中心

国公立医学部を目指す場合、国語と社会も共通テストで必要になります。しかし、高1の段階では、まずは学校の定期テストで高得点を取ることを目標にしましょう。

授業内容をしっかり復習し、漢字や古文単語、歴史用語などの基礎知識を確実に定着させておくことが、高3になってからの共通テスト対策につながります。

現役合格への学習スケジュールと立て方

医学部現役合格のためには、長期的な視点での計画が不可欠です。

高1から高3までの長期ロードマップ

学年ごとに達成すべき目標を設定し、計画的に学習を進めましょう。

学年時期学習目標
高校1年生基礎固め期・学習習慣の確立
・英語、数学の基礎を完璧にする
・学校の定期テストで高得点を維持する
高校2年生応用力養成期・英数の応用問題演習を開始
・理科2科目を本格的にスタート
・苦手分野の洗い出しと克服
高校3年生実践力完成期・全科目の総復習と演習
・共通テスト対策と過去問演習
・志望校の過去問演習で時間配分などを研究

1日のスケジュール例(平日・休日)

具体的な1日のスケジュール例を参考に、自分なりの計画を立ててみましょう。

平日(部活動あり)の例

時間内容
7:00-7:30起床・朝食
7:30-8:00通学(英単語の暗記)
8:30-16:00学校の授業
16:00-18:00部活動
18:00-19:00帰宅
19:00-20:00夕食・休憩
20:00-21:30勉強①(数学)
21:30-21:45休憩
21:45-23:15勉強②(英語)
23:15-23:301日の復習
23:30-就寝

休日の例

時間内容
8:00-9:00起床・朝食
9:00-12:00勉強①(数学の演習など)
12:00-13:00昼食・休憩
13:00-15:00勉強②(英語の長文読解など)
15:00-17:00自由時間(休憩・趣味など)
17:00-19:00勉強③(理科・復習など)
19:00-20:00夕食・休憩
20:00-自由時間・就寝準備

部活動と両立するための計画術

「部活が忙しくて勉強時間が取れない」と悩む人も多いでしょう。しかし、医学部合格者には部活動を最後まで続けた人もたくさんいます。

  • スキマ時間を徹底活用する 通学の電車内、授業の間の休み時間、寝る前の15分など、細切れの時間をかき集めましょう。
  • 「やらないこと」を決める スマートフォンを長時間触る、目的もなくテレビを見るなど、勉強の妨げになる習慣を見直しましょう。
  • 集中力を高める 「この1時間は数学に集中する」と決め、時間を区切って取り組むことで、短時間でも質の高い学習が可能です。

医学部受験でよくある質問【高1向け】

最後に、高1生や保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

塾や予備校はいつから通うべき?

医学部受験に特化した塾や予備校に通うなら、高1や高2の早い段階から始めるのがおすすめです。 理由は、学習のペースメーカーになってくれること、質の高い教材や情報が手に入ること、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できることなどが挙げられます。

ただし、まずは自分で学習習慣を確立したい、学校の授業だけで十分という場合は、高2や高3からでも遅くはありません。無料の相談会や体験授業に参加して、自分に合うかどうかを判断するのがよいでしょう。

一方で、「自分のペースでじっくり質問したい」「苦手科目だけを集中的に見てほしい」という方には、マンツーマン指導の家庭教師もおすすめです。集団授業が合わないと感じる場合や、よりパーソナルなサポートを求める場合は、ぜひ選択肢の一つとしてご検討ください。

定期テストと受験勉強のバランスは?

高1の段階では「定期テスト対策=受験勉強の基礎固め」と考えてください。 定期テストの範囲は、まさしく各科目の基礎となる重要な部分です。

テスト前に一夜漬けで暗記するのではなく、日々の授業の復習をしっかり行い、テスト範囲を完璧に理解するつもりで勉強しましょう。この積み重ねが、そのまま受験本番での得点力に直結します。

文理選択はいつまでに決めればいい?

医学部を目指すのであれば、迷わず「理系」を選択してください。 多くの学校では高1の秋から冬にかけて文理選択の希望調査があります。

もし少しでも医学部進学の可能性があるなら、必ず理系を選択しておく必要があります。文系を選択してしまうと、受験に必要な理科や数学IIIを履修できず、医学部受験の道が事実上閉ざされてしまうため、注意が必要です。

高1の段階でおすすめの参考書は?

まずは各科目で「これ」と決めた1冊を完璧に仕上げることが重要です。以下に定番の参考書を挙げますので、書店で実際に手に取って、自分に合うものを選んでみてください。

英語

  • 単語帳
    • 『システム英単語』
    • 『ターゲット1900』
  • 文法書
    • 『Next Stage 英文法・語法問題』
    • 『関正生の英文法ポラリス1』
  • 解釈
    • 『英文読解入門 基本はここだ!』

数学

  • 網羅系参考書
    • 『チャート式基礎からの数学I+A(青チャート)』
    • 『Focus Gold Plus 数学I+A』

まとめ

今回は、医学部を目指す高校1年生に向けて、今すぐ始めるべき勉強法や時間の使い方について解説しました。最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 高1からのスタートが重要 学習習慣の確立、英数の基礎固め、苦手克服の時間的余裕が大きなアドバンテージになります。
  • 勉強時間の目安 現役合格には総計5000時間以上が必要。高1では平日3時間、休日5時間を目標にしましょう。
  • 何から始めるか まずは学習習慣を確立し、英語と数学の基礎固めを最優先に。学校の授業と定期テストを大切にしてください。
  • 計画が合否を分ける 高3までの長期ロードマップを描き、日々のスケジュールを立てて着実に実行しましょう。

医学部への道は長く険しいものですが、高1という早い時期から正しい努力を積み重ねれば、必ず道は開けます。周りがまだ本格的に受験を意識していない今こそ、あなたがライバルに差をつける絶好のチャンスです。

焦る必要はありません。今日からできることを、一つずつ着実に始めていきましょう。 あなたの挑戦を心から応援しています。

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