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【2025年】医学部後期入試日程一覧|国公立・私立の狙い目大学を徹底解説

「前期試験の手応えが不安…」「もし不合格だったら、もう後がないのだろうか…」 医学部合格という高い目標に向かって努力を続けてきたあなたにとって、前期日程の結果が見えない今の時期は、大きな不安と焦りに襲われるかもしれません。

しかし、まだ諦めるのは早いです。前期日程で思うような結果が出なかったとしても、「後期日程」という逆転合格のチャンスが残されています。

医学部の後期日程は募集人数が少なく、非常に厳しい戦いであることは事実です。しかし、その特性を正しく理解し、戦略的に出願校を選び、短期間で適切な対策を行えば、合格を掴み取ることは決して不可能ではありません。

この記事では、医学部進学を目指すあなたが最後のチャンスを最大限に活かせるよう、以下の情報を網羅的に解説します。

  • ・2025年度に後期日程を実施する国公立・私立大学の一覧
  • ・具体的な出願期間や試験日などの最新スケジュール
  • ・偏差値や倍率から分析する「狙い目大学」の選び方
  • ・後期特有の試験(小論文・面接)を乗り切るための短期集中対策

時間が限られている中で、この記事があなたの的確な判断と行動をサポートし、合格への道を切り拓く一助となれば幸いです。

後期日程を実施している医学部一覧

まず、2025年度入試で後期日程(またはそれに準ずる試験)を実施する医学部を把握しましょう。国公立と私立では実施校や日程が大きく異なるため、それぞれ分けて確認することが重要です。

後期日程は年々減少・変更される傾向にあるため、出願前には必ず各大学の最新の募集要項を公式サイトで確認してください。

国公立大学医学部の後期日程実施校

国公立大学の医学部で後期日程を実施している大学は非常に限られています。2025年度入試では、以下の大学が実施を予定しています。

  • 旭川医科大学
  • 山梨大学
  • 岐阜大学
  • 奈良県立医科大学
  • 佐賀大学
  • 宮崎大学
  • 鹿児島大学
  • 琉球大学
  • 浜松医科大学(地域枠のみ)
  • 福島県立医科大学(地域枠のみ)

募集人数は各大学とも5名~15名程度と非常に少ないのが特徴です。前期日程で不合格となった全国の優秀な受験生が集中するため、極めてハイレベルな争いとなります。

後期日程でも重要な位置を占める地域枠は、合格後の進路や将来の働き方にも大きく関わります。制度の仕組みや注意点を整理した詳しい解説はこちらで確認できます。

私立大学医学部の後期日程実施校

私立大学では、「後期日程」や「Ⅱ期」「N方式第2期」といった名称で、前期日程とは別の試験が複数実施されています。国公立の後期に比べると選択肢が多く、併願も可能です。

2025年度入試で後期日程に相当する試験を実施予定の主な私立大学は以下の通りです。

  • 日本大学(N方式第2期)
  • 金沢医科大学(後期)
  • 昭和大学(Ⅱ期)
  • 聖マリアンナ医科大学(後期)
  • 藤田医科大学(後期)
  • 埼玉医科大学(後期)
  • 関西医科大学(後期)

私立大学の後期日程は、大学ごとに試験科目や日程が大きく異なるため、自分の得意科目を活かせる大学や、国公立後期の併願先としてスケジュールが合う大学を選ぶことが重要です。

2025年度医学部後期日程カレンダー

限られた時間の中で効率的に出願準備を進めるためには、正確なスケジュール把握が不可欠です。ここでは、国公立と私立の一般的な日程を紹介します。

※以下は2025年度入試の一般的な日程です。必ず志望大学の公式な募集要項で詳細を確認してください。

国公立大学の出願期間・試験日

国公立大学の後期日程は、文部科学省によって大枠の日程が定められています。

  • 出願期間 :2025年1月27日(月)~2月5日(水)
  • ・二次試験日 :2025年3月12日(水)以降
  • 合格発表日 :2025年3月20日(木)~3月23日(日)頃

前期日程の合格発表(3月上旬)を見てから後期日程の出願先を決めることはできません。共通テストの自己採点結果と前期日程の手応えを元に、出願期間内に手続きを済ませる必要があります。

私立大学の出願期間・試験日

私立大学の後期日程は大学ごとにバラバラです。ここでは主要な大学の例を挙げます。

  • 昭和大学医学部(Ⅱ期)
    • →出願期間:2025年2月3日(月)~2月18日(火)
    • →一次試験日:2025年3月2日(日)
    • →二次試験日:2025年3月8日(土)または3月9日(日)
    • →合格発表日:2025年3月12日(水)
  • 日本大学医学部(N方式第2期)
    • →出願期間:2025年2月17日(月)~3月4日(火)
    • →試験日:2025年3月13日(木)
    • →合格発表日:2025年3月22日(土)
  • 金沢医科大学医学部(後期)
    • →出願期間:2025年2月10日(月)~2月25日(火)
    • →一次試験日:2025年3月4日(火)
    • →二次試験日:2025年3月12日(水)
    • →合格発表日:2025年3月15日(土)

このように、私立大学は2月下旬から3月にかけて試験が集中します。国公立大学の後期日程と併願することも可能ですので、戦略的にスケジュールを組みましょう。

医学部後期日程の難易度と狙い目

後期日程は「狭き門」と言われますが、その中でも比較的合格の可能性が高い「狙い目」の大学は存在するのでしょうか。偏差値や倍率、そして入試形式からその選定ポイントを探ります。

国公立の偏差値・倍率比較

国公立大学医学部の後期日程は、前期日程で不合格となった受験生が最後の望みをかけて出願するため、倍率が非常に高くなる傾向があります。

大学名偏差値(目安)共通テストボーダー(目安)2024年度倍率
山梨大学67.590%21.9倍
奈良県立医科大学67.588%16.3倍
旭川医科大学65.086%11.8倍
鹿児島大学65.087%13.1倍
(参考:河合塾 医進塾 ほか)

偏差値は前期日程と大きく変わらないように見えますが、募集人数の少なさから倍率は10倍を超え、時には20倍以上になることも珍しくありません。共通テストのボーダーも前期より2~3%高くなるのが一般的です。

私立の偏差値・倍率比較

私立大学の後期日程も、前期・一般選抜に比べて難易度が上がる傾向にあります。

大学名偏差値(目安)2024年度倍率
昭和大学(Ⅱ期)67.539.9倍
関西医科大学(後期)65.049.8倍
日本大学(N方式第2期)62.525.9倍
金沢医科大学(後期)62.541.8倍
(参考:河合塾 医進塾 ほか)

特に昭和大学や関西医科大学は、募集人数がそれぞれ5名10名と少ないため、倍率が40倍を超えることもあります。

「入りやすい」大学の選定ポイント

偏差値や倍率だけを見て諦める必要はありません。以下のポイントを総合的に分析することで、あなたにとっての「狙い目」が見つかる可能性があります。

  • 二次試験の配点と科目: 共通テストで思うような点数が取れなかった場合でも、二次試験の配点が大きい大学なら逆転のチャンスがあります。また、後期日程では二次試験が小論文と面接のみという大学が多く、学科試験が苦手な受験生にとっては有利に働くことがあります。
  • 募集人数の多さ: 後期日程の中では比較的募集人数が多い大学(例:山梨大学 15名、奈良県立医科大学 15名)は、単純に合格のチャンスが広がります。
  • 試験問題との相性: 学科試験が課される場合、その大学の過去問を分析し、自分の得意な形式や分野が出題されるかを確認しましょう。特に私立大学は大学ごとの特色が強く出ます。
  • 立地: 一般的に、地方の大学は都市部の大学に比べて志願者が集まりにくい傾向があります。地理的な条件が問題なければ、地方大学も積極的に検討する価値はあります。

「入りやすい医学部」は存在しませんが、「自分にとって合格可能性が高い医学部」を見つけることは可能です。冷静に情報を分析し、最適な出願先を決定しましょう。

医学部後期日程の試験科目と対策ポイント

後期日程を突破するには、特有の試験形式を理解し、短期間で効果的な対策を行うことが鍵となります。

後期日程では共通テストでの得点が足切りラインを超えているかどうかが、まず第一関門となる大学が少なくありません。共通テストの点数と自己採点結果を見て出願校を選ぶ際には、「足切りの仕組みと大学別ライン」の解説記事も参考になると思います。

共通テストのボーダーライン

前述の通り、後期日程は前期日程よりも共通テストのボーダーラインが高くなるのが一般的です。

国公立大学では、最低でも85%、できれば90%以上の得点率が欲しいところです。前期日程でA判定が出ていたとしても、後期日程では安心できません。自分の得点と各大学のボーダーを比較し、現実的な出願先を検討する必要があります。

二次試験(小論文・面接)の傾向

後期日程の最大の特徴は、二次試験が「小論文」と「面接」のみで実施される大学が多いことです。 これは、学力試験では測れない受験生の人間性、倫理観、コミュニケーション能力、そして何よりも「医師になりたい」という強い意志と適性を評価するためです。

  • 小論文: 単なる文章力だけでなく、医療に関する知識や社会問題への関心、論理的思考力が問われます。テーマは「地域医療」「AIと医療」「医師の働き方改革」など、多岐にわたります。
  • 面接: 個人面接や集団討論など形式は様々です。志望動機や自己PRといった基本的な質問に加え、医療ニュースに関する意見や、困難な状況にどう対処するかといった思考力を問う質問もされます。

学力に自信がある受験生でも、この小論文・面接対策を怠ると不合格になるケースは少なくありません。

短期間でできる面接・小論文対策

前期試験後からでも間に合う、短期集中型の対策法をご紹介します。

小論文対策

  • 過去問の分析: 志望大学の過去問を最低3年分は解き、テーマの傾向や文字数、試験時間を把握しましょう。
  • 医療系頻出テーマの知識習得: 新聞の医療・科学欄や医療系ニュースサイトに目を通し、「地域医療」「再生医療」「終末期医療」などのキーワードについて自分の考えをまとめておきましょう。
  • 第三者による添削: 書いた小論文は、必ず学校の先生や予備校の講師など、第三者に添削してもらいましょう。客観的な視点から、構成の甘さや表現の癖を指摘してもらうことが上達への近道です。

さらに詳しい対策ポイントは、こちらの小論文対策の記事をご覧ください。

面接対策

  • 頻出質問への回答準備 :「なぜ医師になりたいのか」「なぜこの大学を選んだのか」「あなたの長所と短所は?」といった定番の質問には、自分の言葉で、具体的なエピソードを交えて答えられるように準備しておきましょう。
  • 模擬面接の実施: 学校の先生や家族に協力してもらい、本番さながらの雰囲気で練習を重ねましょう。入退室のマナーや話し方、視線など、態度の面もチェックしてもらうことが重要です。
  • 大学のアドミッション・ポリシーの熟読: 大学がどのような学生を求めているか(アドミッション・ポリシー)を公式サイトで確認し、自分の強みと大学の求める人物像を結びつけてアピールできるようにしましょう。

さらに具体的な練習方法や例文を知りたい方は、こちらの面接解説記事をご覧ください。

主要私立医学部の後期入試情報

ここでは、後期日程の中でも特に受験生からの注目度が高い私立大学の入試情報を詳しく見ていきましょう。

日本大学医学部(N方式第2期)

N方式第2期は、日本大学の複数学部が同一問題で一斉に行う試験です。医学部もこの方式で後期募集を行っています。

  • 試験科目 :数学(数Ⅲまで)、理科(物理・化学・生物から2科目選択)、英語の3科目。二次試験で面接が課されます。
  • 特徴私立医学部の後期日程としては珍しく、小論文がありません。 学科試験の得点が重視されるため、共通テストの結果に左右されず、理数系科目に自信がある受験生にとっては逆転のチャンスが大きい試験です。
  • 公式サイト :日本大学 入試情報サイト(https://www.nihon-u.ac.jp/admission_info/)

金沢医科大学医学部(後期)

北陸地方の有力な私立医科大学で、後期日程でも一定数の募集を行っています。

  • 試験科目 :英語、数学(数Ⅲまで)、理科(物理・化学・生物から1科目選択)、小論文。二次試験で面接があります。
  • 特徴: 理科が1科目で済むため、理科の1科目が苦手な受験生でも挑戦しやすいのがポイントです。一方で、一次試験から小論文が課されるため、早期からの対策が合否を分けます。
  • 公式サイト: 金沢医科大学 受験生サイト(https://www.kanazawa-med.ac.jp/examinee/)

昭和大学医学部(Ⅱ期)

東京にキャンパスを構える人気の大学で、Ⅱ期試験は医学部後期日程の中でも最難関の一つです。

  • 試験科目 :英語、数学(数ⅡBまで)または国語(現代文のみ)から1科目選択、理科(物理・化学・生物から2科目選択)。二次試験で小論文と面接があります。
  • 特徴数学の範囲が数ⅡBまでであること、さらに国語での受験も可能な点が大きな特徴です。文系科目が得意な受験生や、数Ⅲの対策が間に合わない受験生にとっては貴重な選択肢となります。
  • 公式サイト: 昭和大学 入試情報サイト(https://www.showa-u.ac.jp/admission/)

後期日程を廃止・縮小した医学部

後期日程での受験を考える上で、最新の動向を把握しておくことは非常に重要です。近年、多くの大学で後期日程の廃止・縮小が進んでいます。

近年後期日程を廃止した国公立大学

かつては後期日程を実施していましたが、近年廃止に踏み切った主な国公立大学には以下のような大学があります。

  • 千葉大学
  • 山形大学
  • 富山大学
  • 信州大学
  • 山口大学
  • 熊本大学

これらの大学は、現在では前期日程のみ(または推薦入試等)の募集となっています。古い情報に惑わされないよう注意が必要です。

後期日程が減少している理由

なぜ、医学部の後期日程は減少しているのでしょうか。主な理由として以下の2点が挙げられます。

  • 高い入学辞退率: 後期日程の合格者は、他大学の前期日程や私立大学にも合格しているケースが多く、入学を辞退する割合が高くなります。大学側にとっては、定員を確保するための追加合格を出すなど、管理が非常に難しいという問題があります。
  • 前期日程での学生確保: 大学側としては、第一志望として入学してくれる優秀な学生を前期日程で確実に確保したいという意向が強く、後期日程の定員を前期日程に振り分ける動きが加速しています。

この傾向は今後も続くと予想され、医学部後期日程の枠はますます貴重なものになっていくでしょう。

医学部後期日程に関するよくある質問

最後に、受験生が抱きがちな後期日程に関する疑問にお答えします。

前期不合格からの逆転は可能か?

はい、十分に可能です。 実際に、前期日程では涙をのんだものの、気持ちを切り替えて後期日程に臨み、見事合格を勝ち取った先輩は数多くいます。 重要なのは、「前期の失敗を引きずらない精神的な強さ」「後期に特化した正しい戦略と対策」です。募集人数が少ないからと最初から諦めるのではなく、「自分ならできる」と信じて最後まで全力を尽くすことが、逆転合格への第一歩です。

後期対策はいつから始めるべきか?

理想を言えば共通テスト後から小論文などの準備を始めるべきですが、多くの受験生は前期対策で手一杯でしょう。 現実的なタイミングとしては、「前期試験が終わった直後」または「前期試験の自己採点で不合格の可能性が高いと判断した時点」です。前期の合格発表を待っていては、対策が間に合いません。少しでも後期受験の可能性があるなら、すぐに情報収集と対策を開始しましょう。

複数の大学への後期出願は可能か?

出願ルールは国公立と私立で異なります。

  • 国公立大学: 前期・中期・後期の各日程で、それぞれ1つの大学・学部にしか出願できません。
  • 私立大学試験日が重ならなければ、いくつでも併願することが可能です。国公立の後期日程に出願しつつ、滑り止めとして複数の私立大学の後期日程を受験するという戦略も一般的です。

まとめ

医学部後期日程は、募集人数が少なく倍率も高いため、非常に厳しい道のりであることは間違いありません。しかし、それは他の受験生にとっても同じ条件です。

この記事で解説したポイントを参考に、後期日程の特性を正しく理解し、自分に合った大学を戦略的に選び、残された時間で最大限の対策を行うことができれば、合格の可能性は必ず見えてきます。

  • ・後期日程実施校(国公立・私立)を正確に把握する
  • ・出願・試験スケジュールを確認し、計画を立てる
  • ・偏差値や倍率だけでなく、試験科目や配点も考慮して出願校を決める
  • ・短期間で集中して小論文・面接対策に取り組む

前期試験の結果がどうであれ、最後まで諦めない強い気持ちが未来を切り拓きます。あなたのこれまでの努力が実を結ぶことを心から応援しています。

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