創立100周年を迎えつつある進学校の八王子学園八王子中学校。今回は、八王子学園八王子中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
八王子学園八王子中学校の特徴

名称 | 八王子学園八王子高等学校・中学校 |
旧名称 | 多摩勤労中学校、八王子高等学校 |
所在地 | 東京都八王子市台町4丁目35-1 |
最寄り駅 | JR中央線 西八王子駅より徒歩5分 |
設立 | 1928(昭和3)年 |
課程 | 全日制 |
共学・別学 | 男女共学 |
出身有名人 | 羽田慎之介(プロ野球選手)、小川直也(柔道・プロレスラー、オリンピック銀メダリスト)、川瀬賢太郎(指揮者) |
「人格を尊重しよう 平和を心につちかおう」をスクールミッションとして、日々の教育活動にあたっています。前者は18世紀ドイツの哲学者カントの「人格の尊厳」を、後者は「ユネスコ憲章」の前文をそれぞれ基礎としており、大学受験などの枠をこえて、平和な社会の実現に向けて努力し続けられる人材の育成を目指しています。
八王子学園八王子中学校のその他の特徴について
上記の特徴のほかに、「八学イノベーション」と呼ばれる、中学校段階からの少人数制のゼミやネイティブによる英会話の授業などを中心としたグローバル教育を推進しています。探求ゼミでは、中学校3年間を通してレポート・論文の作成を行い、学年末のプレゼンテーションで実際に発表をします。コースも多岐にわたり、難関大学・医学部進学を目指す東大・医進クラスや、人間力育成に重点を置いた特進クラスだけでなく、高校からは音楽系や美術系、アスリートコースも加えられ、自分にあった豊富なコース選択が魅力です。
八王子学園八王子中学校の偏差値レベル

八王子学園八王子中学校の偏差値 | |
八王子学園八王子中学校 | 54 |
偏差値が近い学校 | |
順天中学校 | 53 |
明治学院中学校 | 54 |
八王子学園八王子中学校と偏差値の近い中学校には、順天中学校や明治学院中学校などがあります。八王子学園八王子中学校には東京大学や医学部、早慶などの大学をトップとした特別選抜クラスをはじめ、芸術系のクラスやアスリート育成のクラスも存在します。進学先にあたる八王子学園八王子高等学校の偏差値は最大で69と高く、中学受験においても相応の対策が必要になるでしょう。
八王子学園八王子中学校の入試対策

八王子学園八王子中学校の入試対策についてご紹介いたします。八王子学園八王子中学校は全部で6種類にわたる入試方式によって東大・医進コース35名、特進コース70名を募集します。試験科目は4科型(国語、算数、理科、社会)と2科型(国語、算数)以外にも適性検査型があり、個人に合った入試方式を選択可能です。
国語の傾向と対策について
国語は試験時間50分、100点満点です。例年大問4問構成で、長文読解が2問、知識問題が2問出題されます。漢字やことわざ・慣用句、類義語、品詞など、基礎的な内容が幅広く出題されるため、普段から基礎に重点を置いた練習が必要です。
算数の傾向と対策について
算数は試験時間50分、100点満点です。例年大問5問構成で、計算問題や文章題が満遍なく出題されます。食塩水や速さもよく出題されるため、普段から苦手な分野を作らないように意識して勉強にあたると良いです。
理科・社会の傾向と対策について
理科は社会とあわせて試験時間50分で、配点はそれぞれ50点満点です。社会は地理・歴史・公民の大問3問構成で、それぞれ、地形に関する問題、資料を読み取る問題、国会や内閣に関する問題が多く出題されます。理科は生物・物理・化学・地学の各分野からの出題で、動植物、ばね、状態変化、地層と幅広く出題されるため、算数同様、苦手を作らないような勉強が必要です。
適性検査の傾向と対策について
文章を読み、それに対して600字程度の文章を書く適性検査Ⅰ(試験時間50分、100点満点)と算数・理科・社会の複合問題である適性検査Ⅱ(試験時間50分、200点)があります。各教科の対策だけでなく、適性検査型は多くの量の文章を読むため、長期的に集中できる読解力が必要です。普段から読解を意識した勉強をすることと、公立中高一貫校の過去問にも取り組むと良いです。
八王子学園八王子中学校の入学後にかかる費用について

八王子学園八王子中学校の入学後にかかる費用についてご説明いたします。
入学時の費用
入学金 250,000円
入学諸経費及び1年次学年諸経費 280,800円
制服代 71,000円
学用品代 100,000円
年額学費(1年分)
授業料 456,000円
施設維持費 192,000円
教育充実費 38,400円
冷暖房管理費 14,400円
図書費 1,800円
その他の費用
2年次学年諸経費 120,000円
3年次学年諸経費 120,000円
2年次修学旅行費 100,000円
3年次異文化交流体験旅行費 350,000円
入学から中学卒業までの費用合計 3,499,600円(※2024年度入学生)
八王子学園八王子中学校の良い口コミと悪い口コミ

ここまで八王子学園八王子中学校の様々な特徴について見てきましたが、実際に八王子学園八王子中学校に通う在校生・卒業生・保護者の評価はどのようなものなのでしょうか。最後に、八王子学園八王子中学校の口コミについてご紹介いたします。
良い口コミ
生徒も全体的に明るい雰囲気で好感が持てます。 教師は熱心な方が多く、相談しやすいです。 学校の指導方針は問題ないのですが、全員にノートパソコンが配られ、それを利用しての家庭学習が多いため、無駄な検索などをして時間を潰したり、学習とは別のことに利用しそうで、結局は生徒個人の意欲の問題になります。
受験時にさまざまな学校を見学しましたが、この学校のほとんどの生徒がさわやかに挨拶をしてくれ、とても印象が良かったことも受験を決めた一因です。
ちょうど公立と私立の間をとったような印象で、活気のある校風でありながら、勉強スタイルは私立らしいと総合的に見てバランスの取れた良い学校だと思います。
勉強、スポーツどちらかに偏るのではなく、総合的に人間性が養える学校だからこそ、明るく元気よく挨拶のできる生徒が多いのかと感じました。
悪い口コミ
次は、八王子学園八王子中学校の悪い口コミについてです。口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
駅に近いので仕方ないですが、居酒屋やパチンコ店など…住宅地からクレームが来るので学年によって通学路は遠回りになります
色々古いやり方の校則が改善されずそのまま続いているような感じがします。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/93377/
まとめ
いかがでしたでしょうか。八王子学園八王子中学校は多種多様で充実した教育制度によって、個々の生徒の自立を尊重した先進校です。文武両道と呼んでいる方も多く、保護者からの評価も高い印象でした。志望校選定の参考になれば幸いです。