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山形大学医学部の難易度を偏差値・ボーダーから徹底解説

「山形大学の医学部って、実際のところどのくらい難しいの?」 「自分の学力で合格できる可能性があるのか、具体的なデータで知りたい…」

国公立大学の医学部を目指す受験生やその保護者の方にとって、志望校の正確な難易度を把握することは、合格への第一歩です。数ある医学部の中から、山形大学医学部を候補の一つとして考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、山形大学医学部の難易度について、最新の偏差値や全国的なランキング、共通テストのボーダーライン、入試科目と配点、さらには学費や大学の評判まで、あなたが知りたい情報を徹底的に解説します。

この記事を読めば、山形大学医学部に合格するために必要な学力レベルや対策のポイントが明確になり、自信を持って志望校選びを進められるようになります。ぜひ最後まで読んで、あなたの受験戦略に役立ててください。

【山形大学医学部】難易度と偏差値

まず、山形大学医学部の全体的な難易度を、客観的な指標である偏差値から見ていきましょう。

最新偏差値と全国ランキングでの位置

大手予備校のデータを参考にすると、山形大学医学部医学科の偏差値は65.0(河合塾)となっています。これは、全国に約50校ある国公立大学医学部の中では、中堅レベルに位置します。

最難関とされる東京大学理科三類(偏差値72.5)や京都大学医学部(偏差値72.5)などと比較すると、数値上は低く見えます。しかし、これはあくまで医学部という非常にハイレベルな集団の中での比較です。

全学部を含めた大学受験全体で見れば、偏差値65.0は極めて高いレベルであり、合格するには相当な学力が求められることに変わりはありません。

(参考:河合塾 医進塾 大学偏差値一覧 https://ishin.kawai-juku.ac.jp/exam-info/rank/

東北地方の国公立医学部との比較

東北地方には、山形大学を含めて5つの国公立大学医学部があります。同じエリアの大学と比較することで、山形大学の立ち位置がより明確になります。

大学名偏差値(河合塾)所在地
東北大学70.0宮城県
山形大学65.0山形県
福島県立医科大学65.0福島県
秋田大学65.0秋田県
弘前大学65.0青森県

このように、東北地方の国公立医学部の中では、東北大学に次ぐ難易度グループに属していることがわかります。

「偏差値が低い」という評判の真相

インターネット上などで「山形大学医学部は偏差値が低い」という声を見かけることがあるかもしれません。これは、全国の医学部という括りの中で、相対的に下位グループに位置することがあるためです。

しかし、この言葉を「簡単に入れる」と誤解してはいけません。 医学部以外の学部を含めれば、山形大学医学部は間違いなく最難関グループです。また、後述するように、共通テストでは約8割の得点が求められ、二次試験では高いレベルの記述力が要求されます。

「医学部の中では比較的狙いやすい」という表現が適切であり、合格のためには徹底した準備と高い学力が必要不可欠です。

医学部の偏差値や難易度の序列をより詳しく知りたい方は、全国の医学部を比較した解説記事も参考になります。山形大学だけでなく他大学との立ち位置を把握することで、志望校選びの視野が広がるはずです。

【山形大学医学部】合格ボーダーラインと入試倍率

偏差値と合わせて、合格の目安となる具体的な点数(ボーダーライン)や倍率も確認しておきましょう。

共通テストのボーダー得点率と足切り

合格者の多くがどのくらいの点数を取っているかを示す「共通テストボーダーライン」は、志望校決定の重要な指標です。

  • 前期日程ボーダー 78%~80%
  • 後期日程ボーダー 83%~85%

(参考:河合塾 医進塾 大学別ボーダーライン一覧)

後期日程は募集人数が少なく、二次試験が小論文と面接のみとなるため、共通テストで高得点を取った受験生が集中し、ボーダーラインが非常に高くなる傾向があります。

また、山形大学医学部では、志願者数が募集人数の一定倍率を超えた場合に、共通テストの成績による第一段階選抜(足切り)が実施されます。例年、前期日程で約3倍、後期日程で約10倍を超えると実施される可能性があります。

二次試験の合格最低点

最終的な合否は、共通テストと二次試験の合計点で決まります。過去の合格最低点を知ることで、目標とすべき総合点が見えてきます。

山形大学が公表している過去の入試データによると、医学科(前期日程)の合格最低点は以下のようになっています。

  • 2023年度 1,098.80点 / 1,550点満点(得点率 約70.9%)
  • 2022年度 1,091.60点 / 1,550点満点(得点率 約70.4%)

(参考:山形大学 令和5年度入学者選抜個人成績の開示について https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/entrance/faculty/disclosure/

共通テストでボーダーライン上の得点だった場合、二次試験で約6割以上の得点が必要になる計算です。二次試験でいかに点数を稼げるかが、合否の分かれ目となります。

入試形式ごとの定員と倍率

山形大学医学部には、主に「前期日程」「後期日程」「学校推薦型選抜」の3つの入試形式があります。

入試形式定員2023年度実質倍率2022年度実質倍率
前期日程65名3.0倍3.4倍
後期日程10名11.1倍11.9倍
学校推薦型選抜Ⅱ25名2.4倍2.8倍

後期日程は定員が10名と非常に少なく、倍率が10倍を超える激戦となります。前期日程は例年3倍前後で推移しており、国公立医学部としては標準的な倍率と言えるでしょう。

【山形大学医学部】入試科目と配点

合格戦略を立てる上で、科目ごとの配点を理解することは非常に重要です。

共通テスト・二次試験の配点比率

山形大学医学部(前期日程)の大きな特徴は、二次試験の配点比率が高いことです。

  • 共通テスト: 900点
  • 二次試験: 650点(学科600点 + 面接50点)
  • 合計: 1,550点

共通テストと二次試験の比率は約6:4となっており、二次試験での逆転が十分に可能な配点です。共通テストで多少のビハインドがあっても、二次試験の対策をしっかり行うことで合格のチャンスが広がります。

前期日程の試験科目と配点

共通テスト(900点満点)

  • 国語: 200点
  • 地理歴史・公民: 100点(世界史B, 日本史B, 地理B, 倫理・政経から1科目)
  • 数学: 200点(数ⅠA, 数ⅡB)
  • 理科: 200点(物理, 化学, 生物から2科目)
  • 外国語: 200点(英語リーディング:リスニング=4:1の比率で換算)

二次試験(650点満点)

  • 数学: 200点(数Ⅰ, 数A, 数Ⅱ, 数B, 数Ⅲ)
  • 理科: 200点(物理基礎・物理, 化学基礎・化学, 生物基礎・生物から2科目)
  • 外国語: 200点(コミュニケーション英語Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ, 英語表現Ⅰ, Ⅱ)
  • 面接: 50点

後期日程の試験科目と配点

後期日程は、共通テストの成績と、二次試験の小論文・面接で評価されます。

  • 共通テスト: 900点
  • 二次試験
    • 小論文 200点
    • 面接 100点

後期日程は学科試験がないため、共通テストの得点が合否に直結します。

【山形大学医学部】科目別の二次試験対策と傾向

二次試験重視の山形大学医学部に合格するためには、科目ごとの傾向を掴んだ対策が不可欠です。

数学の出題傾向と対策

数学は、標準的なレベルの問題が中心ですが、計算量が多いため、素早く正確に解き進める力が必要です。

  • 頻出分野: 微分・積分(数Ⅲ)が最重要分野で、毎年必ず出題されます。次いで、確率、数列、ベクトルなども頻出です。
  • 対策: まずは教科書レベルの基礎を固め、標準的な問題集(「青チャート」や「Focus Gold」など)を完璧に仕上げましょう。その上で、過去問演習を繰り返し行い、時間配分や計算力のトレーニングを積むことが合格への鍵です。

山形大学を含む医学部入試では、数学Ⅲの微分積分が特に頻出です。基礎固めと演習を徹底したい方は、詳しい勉強法を解説したこちらの記事も参考にしてください。

英語の出題傾向と対策

英語は、医療系を含む長文読解が中心で、語彙力と速読力が問われます。

  • 特徴的な問題: 長文の内容説明問題や和訳問題に加え、自由英作文が出題されるのが特徴です。
  • 対策: 日頃から様々なテーマの長文に触れ、語彙力を強化しておくことが大切です。特に医療や科学に関するテーマの文章に慣れておくと有利でしょう。自由英作文は、基本的な構成を学び、実際に書いて添削してもらう練習を重ねることが不可欠です。

医学部英語では専門的なテーマや自由英作文への対応力が問われます。効率的に得点力を高めたい方は、こちらの記事もご覧ください。

理科の出題傾向と対策

物理・化学・生物から2科目を選択します。いずれの科目も標準的な難易度の問題が多いですが、幅広い範囲から出題されるため、知識の抜け漏れがないように対策する必要があります。

  • 物理: 力学と電磁気が頻出です。典型的な問題を確実に解けるようにしておくことが重要です。
  • 化学: 理論・無機・有機の各分野からバランス良く出題されます。特に、構造決定や高分子化合物の問題は対策が必須です。
  • 生物: 知識問題だけでなく、実験考察問題も出題されます。教科書や資料集を隅々まで読み込み、正確な知識を身につけましょう。

医学部受験では、理科2科目の選び方が合否を左右します。自分に合った科目を知りたい方は、以下の科目別戦略記事もぜひ参考にしてください。

面接の形式と過去の質問例

山形大学医学部の面接は、受験生1人に対し面接官3人で行われる個人面接で、時間は10分程度です。配点は50点とされています。

  • 過去の質問例
    • →「なぜ医師になりたいのか?」
    • →「なぜ山形大学を選んだのか?」
    • →「山形県の地域医療についてどう思うか?」
    • →「高校生活で頑張ったことは?」
    • →「最近気になった医療ニュースは?」
    • →「自分の長所と短所は?」

医師としての適性やコミュニケーション能力、そして山形県の医療に貢献したいという意欲が見られています。自己分析を深めるとともに、山形大学の特色や山形県の医療が抱える課題について調べておきましょう。

面接の頻出質問と答え方のコツは、医学部面接対策の完全ガイドにまとまっています。

【山形大学医学部】学費

国公立大学である山形大学医学部の学費は、私立大学と比較して大幅に安く抑えられています。

6年間の学費総額

国公立大学の学費は、文部科学省が定める標準額に準じているため、どの大学もほぼ同額です。

  • 入学金282,000円
  • 授業料(年額)535,800円
  • 6年間の総額約350万円(282,000円 + 535,800円 × 6年)

この他に、教科書代や実習費などが別途必要になります。

他の国公立大学医学部との学費比較

前述の通り、他の国公立大学医学部と学費の差はほとんどありません。 一方で、私立大学医学部の6年間の学費総額は2,000万円~5,000万円程度かかることが多く、国公立大学の学費は経済的な負担が非常に小さいと言えます。

利用できる奨学金・授業料免除制度

経済的な理由で修学が困難な学生のために、山形大学には様々な支援制度が用意されています。

  • 入学料免除・徴収猶予
  • 授業料免除・徴収猶予
  • 日本学生支援機構(JASSO)奨学金
  • 地方公共団体や民間育英団体の奨学金

山形県や市町村が独自に設けている、卒業後に県内での勤務を条件とする奨学金制度などもあります。これらの制度をうまく活用することで、経済的な不安を軽減しながら学業に専念できます。 詳しくは山形大学の公式サイトで確認してください。

(参考:山形大学 授業料・奨学金等 https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/life/tuition/

【山形大学医学部】評判・特徴と卒業後の進路

最後に入学後の生活やキャリアに関わる、大学の特色や評判について見ていきましょう。

カリキュラムの強みと特色

山形大学医学部には、他大学にはないユニークな強みがあります。

  • 先進的ながん治療研究: 山形大学は、国内で有数の**「重粒子線がん治療」**の施設を持っており、世界レベルの先進的ながん治療の研究・実践に触れることができます。
  • 充実した地域医療教育: 1年次から県内各地の医療機関で実習を行うなど、早期から地域医療の現場を体験できるプログラムが充実しています。地域に根差した医師を育成することに力を入れています。
  • グローバルな医学教育: 海外の大学との連携も活発で、留学プログラムなどを通じて国際的な視野を広げる機会も豊富です。

在学生・卒業生の口コミと評判

インターネットの掲示板やSNSなどでは、在学生や卒業生による様々な声が見られます。

  • 良い評判
    • →「学生と先生の距離が近く、アットホームな雰囲気」
    • →「自然に囲まれた環境で、勉強に集中できる」
    • →「部活動が盛んで、縦と横のつながりが強い」
  • 気になる評判
    • →「キャンパスの立地が市街地から少し離れており、交通の便が良くない」
    • →「冬は雪が多く、寒さが厳しい」

「やばい」といったネガティブなキーワードが見られることもありますが、これは主に立地や気候、あるいは医学部の勉強の大変さを指していることが多いようです。教育内容や研究レベルに関する深刻な問題点を指摘する声はほとんど見られません。

医師国家試験合格率と卒業後の進路

医師になるための最終関門である医師国家試験の合格率は、大学の教育力を示す指標の一つです。

山形大学医学部の新卒者合格率は、例年90%以上で推移しており、全国平均を上回ることも多いです。これは、6年間の手厚い教育の成果と言えるでしょう。

卒業後の進路としては、多くが山形大学医学部附属病院や山形県内の関連病院で初期研修医となります。地域医療を担う人材として、県内に残る卒業生が多いのが特徴です。

浪人率と再受験の寛容度

「浪人生や再受験生は不利になるのでは?」と心配する方もいるかもしれません。 公式なデータはありませんが、一般的に山形大学医学部の入学者には、現役生だけでなく一浪、二浪の学生も一定数含まれています。

また、国公立大学医学部は私立大学に比べて、年齢や経歴に対して寛容であると言われています。面接では、なぜ再び医師を目指すのか、これまでの経験をどう活かしたいのかを論理的かつ情熱を持って説明できれば、不利になることはないでしょう。

まとめ

今回は、山形大学医学部の難易度について、偏差値、ボーダー、入試科目、学費、評判など、多角的な視点から詳しく解説しました。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 難易度と偏差値: 偏差値は65.0で、国公立医学部の中では中堅レベル。ただし、全学部の中では最難関であり、決して簡単ではない。
  • 合格の鍵: 共通テストでは8割前後の得点が目標。二次試験の配点が高いため、数学・英語・理科の記述対策が合否を分ける。
  • 大学の魅力: 先進的ながん治療研究や、地域に根差した医療教育が強み。医師国家試験の合格率も高く、教育の質は高い。
  • 費用とサポート: 6年間の学費は約350万円と、私立に比べて経済的負担が少ない。奨学金や授業料免除制度も充実している。

山形大学医学部は、二次試験での逆転も可能な、実力のある受験生にとっては非常に魅力的な大学です。この記事で得た情報を元に、自分の学力や目標と照らし合わせ、後悔のない志望校選びをしてください。

あなたの努力が実を結び、合格を勝ち取れることを心から応援しています。

山形大学医学部合格を目指すには、独学だけでは不安を感じることもあるでしょう。プロの指導を受けることで、共通テストから二次試験まで効率よく学習できます。学研の家庭教師のプロコースに、まずはご相談ください。

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